表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
281/284

新たな魔物

新たな魔物との戦いが続く日々。精霊たちの力を借り、自然との調和を意識しながら「創世の言葉」を紡ぎ、一体ずつ魔物を浄化していく。しかし、魔物の発生は止まらず、その種類も多様化の一途を辿っている。


ある日、エメラルドシティに住む子供たちが、森の中で奇妙な植物を発見したという知らせが入る。その植物は、触れると激しい眠気に襲われるという。私はサクラと共に、子供たちが発見したという森へと向かう。


森に足を踏み入れると、空気は重く、不気味な静寂が漂っている。注意深く進んでいくと、異様な光景が目に飛び込んでくる。そこには、巨大な植物が群生しており、花弁からは甘く危険な香りが漂っている。


サクラは顔をしかめ、「この香りは…麻痺性の毒を含んでいるわ。吸い込むと危険よ!」と警告する。私は、アトランティスの竪琴を奏で、聖なる旋律で毒の香りを打ち消そうと試みる。しかし、植物の毒性は強く、竪琴の力だけでは完全に抑え込むことができない。


植物の奥には、巨大な根が張り巡らされており、脈打つように蠢いている。その根の中心には、黒く輝く水晶が埋め込まれている。


「あれが、眠りの森の根源ね…あの水晶から、毒素が放出されているんだわ」サクラは剣を構え、水晶に向かって走り出す。


しかし、植物の根がサクラの行く手を阻む。根は生き物のように動き、触手のようにサクラを絡め取ろうとする。私は、水晶の杖を構え、「創世の言葉」を唱える。


言葉は杖に力を与え、植物の根を焼き払う炎を放つ。炎は根を焼き尽くし、サクラは根の束縛から解放される。


私はサクラに合流し、共に水晶を目指す。しかし、水晶の周囲には、眠りの毒に侵された魔物たちが徘徊している。魔物たちは、私たちに気づくと、一斉に襲い掛かってくる。


「創世の言葉」と水晶の杖を駆使し、魔物たちを一体ずつ浄化していく。サクラは剣技を振るい、魔物たちの動きを封じる。


激しい戦いの末、ついに水晶の目の前に辿り着く。私は、アトランティスの竪琴を奏で、水晶に向かって希望の旋律を響かせる。


竪琴の音色は、水晶に共鳴し、黒い輝きを打ち消し始める。水晶は徐々に浄化され、優しい光を取り戻していく。


水晶が完全に浄化されると、眠りの森全体から毒の香りが消え去り、活力が戻ってくる。植物たちは生気を取り戻し、美しい花を咲かせる。


私は、水晶の精霊に感謝の言葉を伝える。「汝の力は、世界を救う。創造主としての使命を忘れず、これからも世界を守り続けてほしい」


精霊の言葉を胸に、私はサクラと共に、エメラルドシティへと帰還する。しかし、私には、新たな不安が芽生えていた。魔物の発生源は、眠りの森だけではないはずだ。世界には、まだ多くの歪みが残されている。


私は、創造主としての使命を果たすため、新たな歪みを求めて、旅に出る決意を固める。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ