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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
279/284

鉱山の出口

鉱山の出口に近づくと、冷たい風が肌を刺す。坑道を抜けると、目の前には信じられない光景が広がっている。


巨大なクレーターのような地形が広がり、その中心には、黒く淀んだ水が溜まった巨大な池がある。池からは、瘴気が立ち上り、空を覆っている。空は灰色に染まり、太陽の光を遮っている。


サクラは、目の前の光景に息をのむ。「これが、歪みの影響なのね…。ひどすぎるわ」

私は、アトランティスの竪琴を手に取り、聖なる旋律を奏で始める。竪琴の音色は、瘴気をわずかに浄化し、空に光を取り戻そうとする。しかし、歪みの力は強く、竪琴の力だけでは、完全に浄化することはできない。


池のほとりには、奇妙な植物が生えている。植物は黒く変色し、おぞましい形をしている。植物からは、瘴気が放出され、周囲の空気を汚染している。


その時、池の中から、巨大な目が現れる。目は、私たちをじっと見つめ、強烈な憎悪を放つ。

「人間ども…よくも、私を邪魔してくれたな」

池の中から、巨大な怪物が姿を現す。怪物は、無数の触手を持つ巨大なイカのような姿をしている。体は黒く、ヌメヌメとしている。目は血走っており、狂気に満ちている。


サクラは、剣を構え、戦闘態勢に入る。「あれが、歪みの根源なのね…ミタム、覚悟はいい?」

私は頷き、水晶の杖を構える。「ああ。この歪みを、必ず浄化する」


怪物は、触手を振り回し、私たちに襲い掛かってくる。私たちは、怪物の攻撃をかわしながら、反撃の機会を伺う。


「ミタム、あの怪物の弱点は、目だと思うわ!」「創世の言葉」で、目を攻撃してみて!」サクラは、叫びながら、怪物の注意を引き付ける。


私は、サクラの言葉に従い、「創世の言葉」を唱え始める。言葉は、水晶の杖に力を与え、杖から強烈な光が放たれる。私は、光を怪物の目に向けて放つ。

光は、怪物の目に命中し、怪物は苦悶の叫びを上げる。しかし、怪物は、それでも攻撃を止めない。


私は、アトランティスの竪琴を奏でながら、「創世の言葉」を唱え続ける。竪琴の音色は、私の魔法を増幅し、怪物を浄化する力を与える。

すると、私の心に、創造主の声が響く。「汝の心に、希望を抱け。汝の力は、世界を救う」


私は、創造主の言葉を胸に、さらに力を込めて「創世の言葉」を唱える。私の体から、光が溢れ出し、周囲の瘴気を浄化していく。

怪物は、苦しみにもがき、やがて、その巨体を崩れ落とす。怪物が消滅すると、池の水は徐々に浄化され、空には太陽の光が戻ってくる。


私は、アトランティスの竪琴を奏で続け、失われた楽園の姿を呼び覚ます。

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