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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
277/283

坑道

坑道の中は、予想以上に暗く、湿気が高い。足元はぬかるんでおり、滑りやすい。私は水晶の杖を掲げ、周囲を照らしながら、慎重に進んでいく。サクラは私の背後を固め、周囲の警戒を怠らない。 坑道の壁は、黒く変色しており、ところどころに、緑色の結晶のようなものが付着している。これが、瘴気の源となっている変異物質なのだろう。私はアトランティスの竪琴を軽く爪弾き、聖なる旋律で、変異物質を浄化しようと試みる。 しかし、竪琴の音色は、坑道の中に虚しく響き渡るだけで、変異物質には、ほとんど効果がないようだ。それどころか、竪琴の音色に反応したのか、坑道の奥から、唸り声が聞こえてくる。 「ミタム、まずいわ。魔物が近づいてくる」サクラが警告する。 私は水晶の杖を構え、警戒態勢を取る。すると、坑道の奥から、巨大な影が現れた。それは、鉱山に生息する魔物、マインワームだ。マインワームは、巨大な芋虫のような姿をしており、全身が硬い甲殻で覆われている。口には、鋭い牙が並び、獲物を捕食するための触覚を、蠢かせている。 マインワームは、私たちを睨みつけ、低い唸り声を上げる。その目は、赤く光り、私たちへの敵意をむき出しにしている。私は「創世の言葉」を心の中で唱え、精神を集中させる。マインワームの動きを予測し、先手を取って攻撃しなければ、危険だ。 マインワームは、私たちに向かって突進してくる。その巨体が、坑道を揺らし、地響きを立てる。私はとっさに、横に飛び退き、マインワームの攻撃を回避する。マインワームは、坑道の壁に激突し、大きな音を立てて、壁の一部を崩壊させる。 「サクラ、攻撃を開始するぞ!」私は叫び、アトランティスの竪琴を構える。私は、マインワームの動きを観察し、弱点を見抜こうと試みる。マインワームの甲殻は非常に硬いが、関節部分には、隙間がある。そこを狙えば、ダメージを与えられるはずだ。 私は、アトランティスの竪琴を激しく奏で始める。聖なる旋律は、坑道の中に響き渡り、マインワームの動きを鈍らせる。私は、旋律に合わせ、「創世の言葉」を唱え、マインワームの弱点を攻撃する魔法を放つ。 魔法は、マインワームの関節部分に命中し、甲殻を破壊する。マインワームは、苦痛の声を上げ、暴れ始める。私は、水晶の杖を手に取り、マインワームに近づき、杖の先端を、マインワームの傷口に突き刺す。

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