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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
268/293

知識の泉

「知識の泉」の試練を終えた私は、サクラと共に次の試練、「勇気の道」へと向かう。精霊が示した道を進むと、神殿の内部は様相を変え、足元には深い谷が口を開けている。谷には一本の細い橋が架かっており、その橋を渡らなければ、先に進むことはできない。 橋は古く、今にも崩れ落ちそうに見える。足を踏み入れると、ギシギシと音を立て、不安を掻き立てる。私は水晶の杖をしっかりと握り、慎重に歩を進める。 サクラもまた、不安そうな表情を浮かべながらも、私に続いて橋を渡り始める。橋の中央付近まで来た時、突如として強い風が吹き荒れ、橋を激しく揺さぶる。バランスを崩しそうになるが、水晶の杖を地面に突き刺し、なんとか体勢を立て直す。 風はますます強さを増し、まるで私たちを谷底に突き落とそうとしているかのようだ。私は風に向かって叫ぶ。「風よ、なぜ邪魔をする!我々は試練を乗り越え、精霊魔法の奥義を求めているのだ!」 私の言葉に呼応するように、風の中から声が聞こえる。「勇気を示すとは、ただ橋を渡ることではない。己の恐怖に打ち勝ち、信念を貫くことこそが、真の勇気である!」 声の主は、風の精霊だった。風の精霊は、私たちに試練を与え、真の勇気を持っているかどうかを試しているのだ。 私は覚悟を決め、アトランティスの竪琴を取り出す。そして、希望の旋律を奏で始める。竪琴の音色は、風の精霊の心を鎮め、風の勢いを弱めていく。 旋律は次第に高まり、風の精霊の心に響き渡る。風の精霊は、私たちの勇気と信念を感じ取り、試練を終えることを告げる。「汝ら、よくぞ風の試練を乗り越えた。その勇気と信念こそ、精霊魔法を操るにふさわしい」 風は止み、橋は安定を取り戻す。私たちは風の精霊に感謝し、残りの道を歩き始める。橋を渡り終えた私たちは、次の試練、「慈悲の鏡」へと向かう。精霊の神殿は、様々な試練を通じて、私たちの心と力を試そうとしているのだ。 私はサクラと共に、最後の試練に挑む覚悟を決める。

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