神殿の守護者
私はサクラと共に、神殿の守護者である精霊の言葉に耳を傾ける。精霊の姿は、光り輝くオーラを纏い、その瞳には深淵な知識が宿っている。「試練の内容とは?」私は問いかける。
精霊は静かに微笑み、「試練は三つ。一つは『知識の泉』、二つは『勇気の道』、そして最後に『慈悲の鏡』。これらを全て乗り越えた者のみが、精霊魔法の奥義を授かる資格を得る」と答える。
私はサクラと目を合わせ、頷き合う。困難な試練であることは間違いないが、精霊魔法の奥義を得るためには避けて通れない道だ。私は精霊に向き直り、「試練、お受けいたします」と力強く宣言する。
精霊は満足そうに頷き、「ならば、最初の試練、『知識の泉』へ進むがよい」と言うと、神殿の奥へと続く道を示す。私たちは精霊に感謝し、示された道を進む。
神殿の奥は、迷路のように入り組んでいる。壁には古代文字が刻まれ、微かな光を放っている。私は「無限本」で得た知識を駆使し、文字の意味を解読しながら進む。すると、壁に隠された扉を発見する。扉を開けると、目の前に広がるのは、美しく輝く泉だった。
泉の水は澄み切っており、底には古代の書物が沈んでいる。泉のほとりには、精霊文字で「知識を求め、真実を見抜く者のみ、この泉の水を飲むことを許す」と書かれている。
私は泉の水を一口飲む。すると、頭の中に直接知識が流れ込んでくるような感覚に襲われる。古代の魔法文明、精霊たちの歴史、そして精霊魔法の奥義……。膨大な情報が押し寄せてきて、意識が朦朧とする。
サクラが心配そうに私を見つめている。「ミタム、大丈夫?」
私は深呼吸をし、意識を集中させる。押し寄せてくる知識を整理し、理解しようと努める。すると、徐々に意識がクリアになり、泉から得た知識が、まるで自分の知識であるかのように自然に理解できるようになる。
「大丈夫。ありがとう、サクラ」私は微笑み、サクラに感謝する。
私は知識の泉から得た知識を胸に、次の試練へと向かう決意を新たにする。




