妖精
妖精に導かれ、魔法の森の奥へと進むにつれて、周囲の景色はますます幻想的になっていく。木々は高くそびえ立ち、その枝葉はまるで緑の天井のように空を覆っている。足元には色とりどりの花が咲き乱れ、甘い香りが漂ってくる。時折、小川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえ、心が安らぐ。
「ここが、精霊たちの住む場所よ」妖精は、そう言って、私たちの前で立ち止まる。目の前には、巨大な滝が流れ落ち、その水しぶきが陽光を浴びて虹色に輝いている。滝の裏側には、大きな洞窟があり、そこが精霊たちの住処らしい。
妖精は、洞窟の入り口に向かって、何か言葉を唱え始める。すると、洞窟の入り口がゆっくりと開き、中から光が溢れ出す。
「さあ、入りましょう」妖精は、私たちを促す。私は、サクラと共に、洞窟の中へと足を踏み入れる。
洞窟の中は、外とは別世界のように、美しく輝いている。壁には、様々な色の水晶が散りばめられており、それが光を反射して、幻想的な空間を作り出している。洞窟の中央には、大きな泉があり、その水は、まるで液体のように光り輝いている。
「ここが、精霊たちの聖域よ」妖精は、そう言って、泉の前に案内する。「この泉の水は、特別な力を持っており、心身を浄化する効果があるわ」
私は、泉の水を手ですくい、口に含む。水は、ひんやりとしており、口の中に甘い香りが広がる。すると、体の中から温かいエネルギーが湧き上がり、心が洗われるような感覚になる。
「この泉の水は、精霊たちの力を宿しているの。この水を飲むことで、あなたも精霊たちと繋がり、その力を借りることができるようになるわ」妖精は、そう説明する。
私は、妖精の言葉に感謝し、もう一度、泉の水を飲む。すると、頭の中に、精霊たちの声が響き始める。「我々は、汝の心に感銘を受けた。汝に、我々の力を授けよう」
私は、精霊たちの声に導かれ、瞑想を始める。すると、体の中に、精霊たちのエネルギーが流れ込んでくる。そのエネルギーは、私の魔力と融合し、新たな力を生み出す。私は、精霊魔法の力を手に入れたのだ。




