川
私は、アトランティスの竪琴を構え、サクラと共に川に足を踏み入れる。川の水は、見た目よりも冷たく、足が痺れるようだ。川底は滑りやすく、注意深く進まなければ、転んでしまうかもしれない。川の中ほどまで来た時、突然、水面が波立ち、巨大な影が現れる。それは、巨大な魚の姿をしている。だが、普通の魚ではない。体は、まるで鎧のように硬い鱗で覆われており、鋭い牙が並んだ口を開けている。その姿は、まさに、川の守護者と呼ぶにふさわしい。 魚は、私たちに向かって、唸り声を上げる。その声は、まるで雷鳴のように、森全体に響き渡る。私は、アトランティスの竪琴を奏でる準備をする。聖なる旋律を奏でることで、魚の攻撃を鎮め、あるいは、浄化することができるかもしれない。 魚は、待ちきれないと言わんばかりに、私たちに向かって突進してくる。私は、とっさに身をかわし、魚の攻撃を避ける。魚は、勢い余って川底に激突し、水しぶきを上げる。私は、その隙に、アトランティスの竪琴を奏で始める。竪琴の音色は、川の水と共鳴し、美しい旋律を奏でる。その旋律は、魚の心に響き、魚の動きを鈍らせる。 サクラが、私に声をかける。「ミタム、あの魚は、ただ怒っているだけみたい。もしかしたら、何か困っていることがあるのかもしれないわ。」 私は、サクラの言葉に、耳を傾ける。確かに、魚の目は、怒りだけでなく、悲しみや苦しみも宿しているように見える。私は、竪琴の旋律を変える。今度は、癒しと希望を込めた旋律を奏でる。その旋律は、魚の心を優しく包み込み、魚の怒りを鎮めていく。 魚は、私の奏でる旋律に聴き入り、次第に、その動きを止める。そして、静かに、私たちを見つめる。私は、竪琴を奏で続けながら、魚に語りかける。「魚よ、どうしたのだ?何に苦しんでいるのだ?もし、私にできることがあれば、何でも言ってくれ。」 魚は、しばらくの間、黙っていたが、やがて、口を開き、言葉を発する。「我は、この川の守護者。だが、最近、川の水が汚染され、多くの仲間たちが苦しんでいる。我は、それを食い止めようと、必死に戦っているのだが、どうすることもできない。」 私は、魚の言葉に、心を痛める。川の汚染。それは、精霊たちの聖域にも、影響を及ぼすかもしれない。私は、魚に、約束する。「魚よ、心配するな。私が、必ず、川の汚染を解決する。私には、アトランティスの竪琴と、『創世の言葉』の力がある。その力を使って、必ず、川を元の姿に戻してみせる。」 魚は、私の言葉を聞き、感謝の言葉を述べる。「感謝する。そなたたちが、川を救ってくれるならば、我は、喜んで、そなたたちを聖域へ導こう。」 私は、魚に、微笑みかける。そして、サクラと共に、川の汚染の原因を探るために、行動を開始する。




