敬意
老人は、私たちに近づき、静かに言う。「そなたたちは、どこから来たのか?そして、どこへ行こうとしているのか?」
私は、老人に敬意を払い、答える。「私たちは、遠い村から来ました。そして、この森の奥に、何か特別なものがあると信じて、旅をしているのです。」
老人は、私の言葉を聞き、しばらくの間、じっと私たちを見つめる。そして、ゆっくりと頷き、言う。「ふむ、そなたたちは、選ばれし者たちのようだ。この森は、精霊たちが住む聖域。容易に足を踏み入れることは許されない。だが、そなたたちは、特別な力を持っている。だからこそ、ここまで来ることができたのだろう。」
サクラが、老人に問いかける。「あなたは、誰なのですか?そして、なぜ、私たちのことを選ばれし者だと言うのですか?」
老人は、微笑み、答える。「私は、この森の守人。精霊たちの意思を伝える者だ。そなたたちが、選ばれし者である理由は、そなたたちが持つ、アトランティスの竪琴と、『創世の言葉』の力にある。その力は、世界を救うことも、破壊することもできる。だが、その力を使うためには、精霊たちの試練を乗り越えなければならない。」
私は、老人の言葉に、心を躍らせる。精霊たちの試練。それは、私自身の力を試す絶好の機会かもしれない。私は、老人に、お願いする。「守人様、どうか、私たちに、精霊たちの試練を受けさせてください。私たちは、その試練を乗り越え、自分たちの力で、世界を救いたいのです。」
老人は、私の言葉に、満足そうに頷き、言う。「よかろう。そなたたちの覚悟、しかと受け止めた。精霊たちの試練は、容易なものではない。だが、そなたたちならば、必ず乗り越えられると信じている。試練は、三つある。一つ目は、『心の試練』。そなたたちの心が、真に清らかであるかどうかを試される。二つ目は、『知恵の試練』。そなたたちの知識と知恵が、試される。そして、三つ目は、『勇気の試練』。そなたたちの勇気と決意が、試される。準備は良いか?」
私は、サクラと顔を見合わせ、互いに頷き合う。そして、老人に、力強く答える。「はい、守人様。私たちは、いつでも準備万端です。」
老人は、私たちの答えを聞き、満足そうに微笑む。「ならば、行くと良い。精霊たちの聖域は、この川を渡った先にある。だが、川には、精霊たちの守護者がいる。守護者を倒さなければ、聖域へ入ることはできない。幸運を祈る。」
老人は、そう言い残し、姿を消す。私たちは、顔を見合わせ、覚悟を決める。精霊たちの聖域へ行くためには、まず、川の守護者を倒さなければならない。私は、アトランティスの竪琴を手に取り、深呼吸をする。さあ、どんな試練が待ち受けているのだろうか?私は、期待と不安が入り混じった気持ちで、川へと向かう。




