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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
255/343

決意

村での平穏な日々は過ぎ、私はサクラと共に新たな旅立ちを決意する。長老の言葉が胸に響き、世界を巡り、様々な人々と出会い、経験を積むことが、私自身の道を見つける鍵となるかもしれない。


私はサクラと二人、村人たちに見送られながら村を後にする。村を出てすぐ、道は二手に分かれている。一つは、見慣れない花が咲き乱れる森へと続く道。もう一つは、険しい山々へと続く道だ。どちらの道を選ぶべきか、私は迷う。


サクラが、私の顔を覗き込むようにして言う。「ミタム、どちらの道を行くの?私は、あなたの決めたことに従うわ。」彼女の言葉は、私を勇気づける。私は、自分の心に問いかける。今、私が最も惹かれるのは、どちらの道なのか?


森の道は、未知の植物や動物たちが生息し、神秘的な雰囲気に満ちている。古代の知識を求める私にとって、新たな発見があるかもしれない。一方、山々の道は、困難な道のりとなるだろうが、それを乗り越えることで、私は更なる成長を遂げられるかもしれない。もしかすると、過去の創造主たちが残した記録が、山にあるかもしれない。


私は、少し考えてから、サクラに向かって言う。「サクラ、私たちは、森の道を行こう。私は、あの森の中に、何か特別なものが隠されている気がするんだ。」


サクラは、私の言葉に頷き、微笑む。「分かったわ、ミタム。あなたの直感を信じるわ。」


私たちは、森へと続く道へと足を踏み入れる。森の中は、薄暗く、ひんやりとした空気が漂っている。様々な種類の木々が生い茂り、見たことのない植物たちが、地面を覆っている。鳥たちのさえずりが聞こえ、時折、獣たちの鳴き声も聞こえてくる。


しばらく歩いていると、私たちは、小さな川にたどり着く。川の水は、透き通っていて、底までよく見える。川の中には、色とりどりの魚たちが泳いでいる。


川を渡ろうとした時、突然、背後から声が聞こえる。「待て!」私は、驚いて振り返る。そこには、一人の老人が立っていた。老人は、古びた杖を手に、私たちをじっと見つめている。老人の顔には、深い皺が刻まれており、その目は、まるで全てを見透かしているかのようだ。

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