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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
242/338

草原

東の森へ向かう草原は、風が心地よく吹き抜け、草木の香りが鼻腔をくすぐる。ユニコーンの蹄が大地を優しく蹴り上げ、軽快なリズムを奏でる。空はどこまでも青く、白い雲がゆっくりと流れていく。私はアトランティスの竪琴をそっと撫でながら、これから出会う精霊たちに思いを馳せる。


やがて、視界の先に深い緑が見え始める。東の森だ。森の入り口に近づくにつれて、空気はひんやりとし、木々のざわめきが大きくなっていく。木漏れ日が地面にまだら模様を描き、幻想的な雰囲気を醸し出している。私はユニコーンから降り、森の入り口で立ち止まる。


「精霊たちよ、私は蓬莱人のミタム。女神の使命を受け、あなたたちの力を広めるために参りました。」


私は森に向かって声をかける。しばらく静寂が続くが、やがて、森の中から小さな光がいくつか現れ、私の方へゆっくりと近づいてくる。光は次第に形を成し、可愛らしい姿の森の妖精たちが姿を現す。


「ミタム様、ようこそ東の森へ。あなた様のお名前は、既に森の奥深くまで響き渡っております。」


妖精たちの代表らしき一人が、美しい声で話しかけてくる。妖精たちは、私を森の中へと案内してくれる。森の中は、外から見るよりもずっと広く、そして神秘的だ。巨大な木々が天を覆い、見たこともない植物が足元に咲き乱れている。


妖精たちは、私を森の中心にある、巨大な精霊の泉へと案内してくれる。泉は、エメラルドグリーンの水を湛え、静かに輝いている。泉の周りには、様々な種類の精霊たちが集まり、楽しそうに遊んでいる。


「ミタム様、この泉は、森の精霊たちの力の源です。あなた様も、この泉の水で身を清め、精霊たちの力を感じてみてください。」


私は妖精の言葉に従い、泉の水で手を洗い、顔を洗う。泉の水は、冷たくて心地よく、身体の中に精霊の力が流れ込んでくるような感覚を覚える。


「ミタム様、あなた様には、特別な力がおありのようですね。あなた様の周りには、精霊たちが自然と集まってきます。」


妖精は、私に微笑みかける。「この森で、精霊たちと交流し、彼らの力を理解してください。そして、あなた様の使命を果たすために、彼らの力を役立ててください。」


私は、妖精に感謝の言葉を伝える。「妖精たちよ、ありがとう。あなたたちの導きのおかげで、私は、精霊たちの力を感じることができました。私は、精霊たちの力を広め、この世界を真の楽園にするために、全力を尽くします。」


妖精たちは、私に深々と頭を下げ、森の奥へと姿を消す。私は、精霊の泉の前に座り込み、瞑想を始める。精霊たちの声に耳を澄ませ、彼らとの繋がりを深めていく。

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