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蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
198/209

消滅

闇の裂け目が消滅し、宇宙に平和が戻ったことを感じながら、私は星詠みの塔へと帰還する。塔に戻ると、管理者は温かい笑顔で私を迎えてくれる。「よくやった、ミタムよ。お前は宇宙を救った英雄だ」 私は管理者に、闇の裂け目との戦い、そして心の闇を克服したことを報告する。管理者は私の言葉に耳を傾け、静かに頷く。「お前は、真に『創世の言葉』を理解したのだな。それは、宇宙の調和を保つための力であり、同時に、己の心の調和を保つための力でもある」 管理者は私に、ねぎらいの言葉をかける。「ゆっくりと休息しなさい。そして、新たな目標を見つけるといい。お前の旅は、まだ終わらないのだから」 私は管理者の言葉に従い、塔の一室で休息を取ることにする。部屋には、心地よい星の光が差し込み、私の心を癒してくれる。私はベッドに横たわり、これまでの冒険を振り返る。図書館長との出会い、「無限本」との遭遇、「創世の言葉」の発見、アトランティスの竪琴との出会い、そして、数々の試練。それらの経験は、私を大きく成長させてくれた。 しかし、同時に、私は新たな疑問を抱く。「創世の言葉」は、宇宙の調和を保つための力だが、それだけなのだろうか? もっと深い意味があるのではないか? 私は「無限本」を取り出し、再びページを繰り始める。すると、あるページに目が留まる。そこには、古代文字で「宇宙の創造」について書かれている。私は古代文字を解読し、その内容を理解しようと試みる。すると、「創世の言葉」は、宇宙を創造する力そのものであり、その力は、創造主の意志によって制御されていることがわかる。 そして、私は、創造主の意志に触れるためには、宇宙の深淵に存在する「始まりの場所」へと行かなければならないことを知る。「始まりの場所」…そこは、宇宙が誕生した場所であり、創造主の意志が最も強く宿る場所だ。 私は新たな目標を見つける。「始まりの場所」へ行き、創造主の意志に触れる。そのために、私は再び旅に出ることを決意する。

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