↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蜜珠の禁書  作者: mutuminn
2部
PR
105/360

歴史

歴史家の古文書には、この空間と似たような異次元空間について、断片的な記述が残されていた。それによると、この空間は「鏡の世界」と呼ばれ、私たちの宇宙とは異なる法則で支配されているらしい。時間の流れが異なったり、空間の構造が不安定だったり、様々な奇妙な現象が起こる可能性があると記されている。 「…鏡の世界…ですか…」私は、呟く。その言葉には、驚きと、かすかな恐怖が混ざり合っている。「この空間は、本当に…鏡の世界…なのか…?」 「…可能性は高いでしょう…」図書館長は、慎重に答える。「古文書には、この世界に存在する植物は、『生命の源泉』と呼ばれ、この空間のエネルギーを凝縮した存在だと記されています。触れることで、そのエネルギーを取り込めますが、同時に、この空間の法則に縛られる危険性もあると…。」 「法則…具体的に、どのような法則ですか?」歴史家が、質問する。「古文書には、詳しく書かれていませんか?」 「…残念ながら、詳細は書かれていません…しかし…」図書館長は、周囲の植物を指さしながら続ける。「これらの植物…よく見てください…形が…少しずつ変化しています…」 確かに、彼の言う通りだ。私が最初に見た時よりも、植物の形が微妙に変化している。まるで、生きているかのように、ゆっくりと、その形を変えている。 「…これは…時間の流れが異なるという証でしょうか…?」私は、息を呑む。 「…その可能性が高いでしょう…この空間では、私たちの時間の流れとは異なる法則が働いている…それが、この空間の不安定さの原因なのかもしれません…」図書館長は、真剣な表情で言う。「私たちがここで過ごす時間は、外の世界とは異なる速度で流れている可能性があります…そして、この空間は、いつ崩壊するかわかりません…急いで、この空間の法則を解明しなければなりません…」 図書館長の言葉に、私は深く頷く。この「鏡の世界」で、私たちに許された時間は、限られているのかもしれない。 歴史家は、古文書を再び丹念に調べている。図書館長は、杖の先から魔法の光を放ち、周囲の植物のエネルギーを分析している。私は、不死の力を駆使し、この空間のエネルギーの流れを感知しようと試みる。この奇妙な空間の謎を解き明かし、脱出する方法を見つけるために、私たちは、それぞれの能力を最大限に発揮しなければならない。私たちの冒険は、まさに、今、そのクライマックスを迎えている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。