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4種族の王子  作者: sato
2/11

3歳

 1年経ったがリュートの体調は悪くなるばかりで良くなる兆しが見えないでいた。

 そんな時、第2王女のリーフィスの5歳の誕生日が近づいていた。5歳の誕生日には祖父母に会い、どの種族の能力がどれほど濃く受け継がれているかを確かめてもらう儀式をすると、自分のステータスを見たり見せたらすることが出来るようになり初めて自分の能力が分かる。というのも、父方の祖父は龍国の先代国王で龍であり、祖母は森の国の王族であるハイエルフで、母方の祖父は炎の国の王族であるフェニックスであり、祖母は魔の国の魔王の一族の魔族であった。この世界では、異種族の間に生まれた子供は殆どが1種族分の能力しか受け継がないが、稀に2種族の能力を受け継ぎ生まれてくるものがいる。だが、その者達は総じて体が弱く20歳前後に病に倒れることが殆どだった。そのため、リュートの祖父母は子孫に2種族の能力を受け継いだ者が現れた時のために、4人で研究をしていた。

 リョーガはそんな4人ならリュートの体について少しは分かるかもしれないと思っていて、リーフィスの5歳の儀式の際にリュートを診てもらおうとしていた。

 ――――――――――――――――――――――――

 リーフィスの誕生日の前日、リュートの寝室に家族が揃っていた。

 リョーガが、「さて、明日のリーフィスの儀式の後にリュートの体を診てもらおうと思う。」

 それを聞いたリュートはまた何も分からないんじゃないかと心配になったが、リーフィス以外の皆んな、に優しいし、すごい人達だからきっと大丈夫と励まされたので安心して自分の姉達に質問をした。「サラ姉様達はどんな能力だったの?」

「私はお父様と同じ龍の能力よ。」とサラスティアが言うと、「俺は母様と同じフェニックスの能力だったぜ。」とクロスが元気よく言い、「僕はハイエルフの能力だったよ」とボルグが優しく教えた。

「どんな能力なのか教えてくれませんか?」とリュートが首を傾げながら質問しようとしたら、フェニリスが「仲がいいのは良いけどリュートはそろそろお休みの時間よ」と言われ、解散してリュートは眠りについた。

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