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4種族の王子  作者: sato
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0歳〜2歳

 ドラグニル龍国王城のある一室にて現在王妃の出産をむかえようとしていた。

 これは4回目の出産ということもあり程よくリラックスした状態を保っていた。

 そして30分後、小さな男の子が生まれ、リュートと名付けられた。

 ――――――――――――――――――――――――

  〜2年後〜


 リュートの寝室には父であり現国王でもあるリョーガ・ドラグニル、母であり王妃のフェニリス・ドラグニル、第1王女のサラスティア・ドラグニル、第1王子のクロス・ドラグニル、第2王子のボルグ・ドラグニル、第2王女のリーフィス・ドラグニルが1つのベッドを囲んでおり、そのベッドにはもちろん第3王子であるリュートが横になっていた。

 リョーガは顔は爽やか系イケメンだがどこか頼れる顔つきをしていて、ムキムキというほどでもないが程よく筋肉質で、黄金色の髪の毛と目を持っていた。

 フェニリスはおっとりとした目をした癒し系の美女で、豊満な胸を持ちつつお腹周りは細くスッキリとしているという理想的なスタイルで、真紅の髪の毛と目を持っていた。

 サラスティアは父親譲りの髪の毛と目を持ちまだ可愛さも残るものの少し強気そうだか間違いなく美人になるだろうと思われる顔をしていた。

 クロスは母親譲りの髪の毛と目を持ちややワイルドさが感じられる顔つきでこちらもおそらくイケメンになるだろうと思われた。

 ボルグは緑色の髪と青色の目を持っていた。

 リーフィスは黒色の髪の毛と目を持っていた。

 ボルグとリーフィスは幼いため顔立ちは分かりにくく可愛いという印象しか抱かないものだった。

 リュートは銀色の髪の毛を持ち、右目は金色、左目は赤色をしていた。

 リュートは生まれつき体が弱く2年間殆ど部屋で過ごしているが、家族全員から可愛がられ、週に1度はこうしてリュートの寝室に家族が集まって話をしていた。

 1時間ほど会話をしてリュートが欠伸をしたのをきっかけに解散することになった。

 その日の夜にリョーガとフェニリスは2人で話をしていた。

「やはり、リュートの体調は良くならないね。」

「ええ、まだあの子は家の中も満足に歩き回れないのよ。どうにか治す方法は見つかりそうなの?」

「いや残念ながら無理そうだ。もしかしたらあの子は2種族の能力を受け継いでいるのかもしれない?」

「いえ、そんな筈ないわ!そうだとしても症状が出るのが早すぎるわよ!」

「ああ、それは分かっているんだがそれくらいしか思い当たらないんだ。」

「それに、もしそうだったらもうどうしようもないじゃない!」

「いや、父さんたちはそれについて研究をしてくれているからどうにかなるかもしれない。取り敢えず、あと1年待っても良くならないようだったら父さん達に診てもらおう。」

「ええ、分かったわ。それとごめんなさいね大きな声を出して。」

「いや、大丈夫だよ。僕も気持ちは同じだから。」

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