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勇者斬りの『無灯』  作者: 夕時雨
1/9

プロローグ

あらすじと同じ内容です。

 かつて、魔王を倒す為にある国の王は勇者を召喚した。


 数多の困難と絶望と試練を乗り越えて、勇者は見事魔王を打倒した。


 しかし、魔王を打倒し魔族の国を滅ぼした勇者だったが、勇者を待っていたのは数多の人間との戦争だった。


 勇者を召喚した国が他の国に対して自らの国が保有する勇者の力を背景に他国に対して強硬姿勢を取ったのだ。


 これに反発した国は勇者が所属する国に滅ぼされた。


 この出来事を非難した国は勇者によって滅ぼされた。


 此処に至って、勇者を召喚した国は他の国から孤立した。


 孤立した国はそれでも尚、勇者と言う力を背景に他国に対して無茶な要求を突きつけた。


 敵対した国々は勇者を打倒すべく、新たな勇者を召喚するべく召喚術を行使した。


 異世界からの来訪者が次から次へとあらゆる国々で召喚された。


 勇者と言う形骸は形を崩し、それはただの『来訪者』と呼ばれるようになった。


 気が付けば多くの国々が自らの国に『来訪者』を抱え、他国と戦争を行っていた。

 

 『来訪者』による戦国時代の幕開けである。

 

 そして、その戦国時代は100あった国が6まで減ったところで勇者と呼ばれた『来訪者』が打ち取られたことで幕を閉じた。


 多くの国々は戦争の爪痕を抱えながら、それでも戦争が終わったことに歓喜し、


 勇者と呼ばれた『来訪者』を打倒したその『来訪者』に対して恐れた。


 だが、その『来訪者』は姿を消した。


 富を求めるのではなく、


 名声を求めるのではなく、


 名誉も金も地位も顧みることなく、


 ただ、それは『勇者』を斬って捨てただけだった。


 その『来訪者』についてわかっていることは少ない。


 剣術の使い手であったことだけ。


 名前は『無灯』。


 その2つ名だけが都市伝説のように語り継がれる事。


 50年の月日が流れた。

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