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スターフィッシュ  作者: ベンジャミンバトン
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春よこい!!

「退屈だなぁ…」


入学式から半年が経過した。

はじめのうちこそは慣れない環境で毎日が大変であったがそんなものは3ヶ月も経てば慣れてしまうもうものである。


部活が盛んな高校であり生徒の大半は部活に所属しているのにはるきは部活に入らなかった。


それが退屈の一番の元凶でもあろう。


しゅうやは中学のとき陸上部の部長をつとめていたため高校ももちろん陸上部だ。

はるきはバスケ部であったが高校でバスケをやる気にはなれなかった。

単純にめんどくさかったのである。


3年間汗水流して何かを全力で頑張るのは中学生の3年間で十分だ。

どうせプロになれるのはほんの一握りなのになぜみなこぞって時間を無駄にして中高6年間も部活をするのか?

はるきには謎であった。

ここまでくればはるきがめんどくさがりやでひねくれ者と思われてしまうがまぁその通りなのである。


と言っても退屈には耐えられない。放課後に教室に残っているのはいわゆるヤンキーという部類の者たちだ。

正確にはヤンキーではないのだろう。

そこそこ知名度がありスポーツが盛んなこの高校で部活ませずに放課後残っている連中は世間的には落ちこぼれと呼ぶのであろう。


そして俺もその1人なのか。


今日も学校が終わる。


「やっと学校終わったなあ〜、今日はるきんち言っていいかー?」


そう話しかけてくるのはサッカー部のこうすけだ。

髪は短髪で筋肉質な爽やか系の男だ。

月曜日はサッカー部は休みらしい。

その代わり他の曜日全て部活という震え上がる日程だ。


「わりぃ、今日は用事あるんだよおれ」


「マジかよ、んじゃ来週は遊ぼうぜ!」


今日は用事がある。


イヤ用事なんてもんじゃない。


男子高校生にとってのビッグイベント。


デートだ。


いきなりデートかよと思う読者もいるだろう。

俺だってこの半年の間何もせず過ごしたわけじゃない。

やっとの事でデートにこじつけたのだ。

相手はクラスの女の子。

席が近かったのもあるがいつの間にか仲良くなっていた。

顔は美人とはいえないがなかなか整っている方であろう。

髪はショートで黒髪が似合う女の子だ。


おいおい入学式の時一目惚れした女の子はどうしんだ。

と言われたらどうしようもないと答えるだろう。

男子ならわかるだろうが他のクラスの女の子と仲良くなるのは容易でない。

それが可愛いければなおさらだ。

可愛い女の子には取り巻きがたくさんおりまずはその取り巻きを攻略して仲良くならなければいかんのだ。

これがイケメン男子なら話は早いが普通の男子高校生にはむずかしいはなしだ。

3年間かけてじっくり攻略するのが良案だろう。

ならば今は目先の恋!


これが男子高校生。いや男の性である。


そんなこんなで今日はデートである。


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