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僕の平凡な日常 なんちゃって。  作者: 絹川クーヘン
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第4話 座敷童子の日常

わたしは妖怪。これは生まれつきわたしの持つ力。幼い頃、上手く自分の力を抑えることができなかったわたしは、よく変化してママを困らせたらしい。そのことがずっと心に突き刺さって以来、夜の外出は控えた。

また、自分が妖怪になった姿は見たことがない。だから、人間として生きていくことがわたしの今。


朝。珍しくこーくんがわたしと同じ時刻に登校していた。

「おはよう!こーくん!!」

「まりの。おはよう。」

「どうしたの?いつもはもう学校に着いてるはずじゃあ・・・?」

「それが、今日運動会の種目決めがあるだろ。それで何に出ようか迷ってたら時間ぎりぎりになっちゃってさ。」

こーくんは眠そうに目を擦った

わたしは少し気持ちが暗くなった。

「あはは。こーくんは、足が速いもんね・・・運動会、頑張ってね。」

「えっ?なんでそんな他人行儀なの。」

昨日、先生が言っていたのをすっかり忘れていた。運動会のことを。


生徒会長が黒板に役割を書いていった。

「この中の種目で、自分が出場したいものを選んでください。でも、男女 100 メートル走 とマラソンは全員参加なのでそれだけでもいいという人はそれでも構いません。」

ズラリと並べられた競技種目。でもわたしはため息をつきながら黒板の文字を無視してい た。

「まりはもう出る競技、決まってる?」

「 100 メートルとマラソン。」

「やっぱり。毎年それだもんね。」

「当たり前よ。運動会なんて嫌い。ただでさえ走るのが苦手なのに。必須なものだけでたくさん。ひかりはほかの競技に出るの?」

「んーわたしは・・・障害走とか出てみたいな。面白そうだし。」

 一方瞬熄たちは。

「全部出て~~ってか、俺らが出たら百人引きだろ?なあ小十郎。」

「そうは言っても、参加は1人2種目までって決まってるし。」

「そうなんだよな~んーーー迷う。あっ小十郎は何に出るんだよ。」

「俺はリレーとパン食い。みんなからリレーは絶対でろって言われてるから。」

「そういや俺も、武藤から決闘の申し込みされてたっけな。よし!決めた!俺はリレーと綱引きにしようっと。」

「なんで綱引き?」

「冬華と一緒に出るって約束してんだ~~」

「ラブラブだな・・・」

それぞれの出場種目が決まった。そして丁度いいタイミングで生徒会長からみんなに声をかけた。

「だいぶ決まったようなので、聞いていきたいと思います。」

黒板に競技を書いていく。すると一つ決まっていない種目があった。それはリレー。

「・・・リレーがあと一人足りないのですが、誰か出たい人はいませんか?」

ひかりがわたしに話しかけた。

「まり、一緒にリレーに出ようよ?みんな全員出る種目以外の競技決まってるから出られないし。まりだけほかに参加してないから・・・」

「そんな・・・無理だよ・・・わたしが出たら、足手まといになるし。」

二人の会話が聞こえた小十郎がまりのに話しかけた。

「まりの。リレーに出よう。」

「ええっ!?こーくんまで。」

「ほかに出る競技ないんだよね?だったら出よう。ひかりと冬華だって出るし。俺と瞬熄もついてるから、絶対勝てるよ。ね?」

そうだ。わたし一人だけじゃない。みんながいれば勝てる気がするもん。

「わかった。はい!生徒会長!わたしが、リレー出ます!やってやるんだから!」

 こうして、運動会の競技種目が決定した。決まったあとは掃除だ。

わたしは生徒会長の冬華とごみ捨てをしていた。

「はあ~~~~すんなり出るって言っちゃったけど、絶対無理だよ。」

「まり。やってみなきゃわからないじゃない。それに勝ち負けにこだわらなくてもいいわよ。ただ、参加することに意味があるんだもの。一緒に楽しみましょ。」

勝ち負けにこだわっていたわたしには、「勝ち負けにこだわらなくてもいい」という冬華の言葉は気持ちが楽になった。

 「よし!運動会の競技も決まったことだし、今日から頑張るか。」

「何を?」

「バトン渡し。」

「えっ?」

瞬熄たちが笑いながら話をしていた。くだらないなと思っていると、瞬熄が話を続けた。

「俺の場合、速すぎて一人で突っ走っちゃうんだよな~今回は女子も出るから優しく渡せるようにしねえと。」

「そこ頑張るとこか?」

「それに、今回は数斗さんも来るかもしれないし。」

「かずと?」

「ああ。この前来た人のことだ。あの人数斗さんっていって、俺の従弟なんだ。」

その話を聞いていたわたしは、瞬熄のところへ行った。

「ねえ、その話本当なの??」

「あっああ。来てって言ったから、多分来るかと・・・それがどうした?まり。」

わたしはやる気を出した。ひかりをチビと言ったことを思い知らせてやろうと思ってた。だから絶対凄いところ見せるんだから。

放課後。早すぎるけど、運動会まで1週間。走りの特訓を始めた。でも、グラウンドは運動会2日前まで部活で使っているから、帰り道で特訓するしかなかった。

「よーい。どん!」

良いペースで走っていたけどだんだん疲れてきて、学校がまだ見える距離で息切れが激しかった。

やっと家に着くと、なぜか歩いて帰ってくるよりも遅く帰ってきた。

「まりの。おっ遅かったけど・・・どこを走ってきたのよ。」

息切れするわたしをみて、ママは不思議そうにしていたけど、わたしは答えた。

「どこって・・・はあ・・・ぃつもの・・・道・・・」

ママの表情は見てないけど、たぶん唖然としていただろう。

少し落ち着いてから、ママが尋ねた。

「それで?急に学校から走って帰るなんて。どうかしたの?」

「実は、一週間後に運動会があって、それでムカつく同級生がいてね。そいつが来るっていうんで、凄いってところを見せてやろうと特訓しようと思ったんだけど、やってみたら学校から家までは、遠く感じて・・・」

「アハハッ無理しなくてもいいのよ。」

「えっ・・・うっうん。」

今日一日を振り返って、わたしが思うこと。

わたしは無理しているように見えているのかな?必死で頑張ろうと思っていることが、周りには無理しているように見えることに、わたしは不満だった。そんなことないのに。

 運動会が明後日に控えた日の早朝。ママよりも早く起きて、ご飯を食べて、ジャージで外に飛び出した。

わたしが珍しく早起きしているのは、もちろん走る特訓のため。

 走り続けると同時に分かったことがある。最近は、始めのころ、いや小さいころよりもはるかにスピードが上がってる。この前はほんの少しで疲れていたのに、今は一回りするところで疲れるようになった。

「うんうん。今日もいいペースで走れてる。」

しばらく走り続けると、神社の前を通った。すると、微かにほうきを掃く音が聞こえた。

「ここって、こーくんの家だよね。こんな朝早くに起きて、学校にも早く来てたんだな。やっぱりこーくんはすごい。」

足を止めて、こーくんの住んでいる神社にお邪魔した。

「おはよう。こーくん。」

「まりの??まだ5時半だよ?ってか、その呼び方やめて。」

「いいじゃん。その・・・運動会の練習を・・・」

「まりのは昔から走るの遅いもんね。」

そういえば、なんでこーくんは、わたしにリレーを出るよう誘ったんだろう。頑張ることで頭がいっぱいだったけど、今聞いてもいいよね。

「ねえこーくん、わたしが足遅いの知ってるのに、なんで誘ってくれたの?」

「それは・・・」

こーくんは一度間をあけて言葉を発した。

「少しでも・・・運動会を楽しんでほしくて。俺はすごく楽しみなんだ。でも、毎年まりのは嫌がって、全員参加の種目以外出てないじゃん。だから、誘ったんだ。ごめんね。無理させちゃって。」

まりのは、心配そうにしている小十郎をみて、訪ねた。

「わたし・・・無理してるようにみえるかな?」

「そりゃあ・・・」

こーくんの前なのに、泣きそうになった。

「なんでもない!わたし、もう少し走ったら学校に行くね。また後で!」

こーくんの表情はうまく見えなかったけど、きっと何か気にかかることを作ってしまったと思う。

 その後学校に登校したものの、授業中はずっと爆睡していた。

放課後には眠気が吹っ飛び、特訓を始めた。グラウンドを2周走り終えた後、ベンチの上で横になっていると、頭に冷たいものが当たった。

「つめたっ・・・」

「おつかれ。まりの。」

「こーくん!??」

「その呼び方やめてって。」

「なんでいるの?学校はもう終わったはずじゃあ・・・」

「いいじゃん。それに今朝のこと、誤解させたお詫びに。」

こーくんはドリンクをくれた。わたしは一口飲んだ。

「わたし、頑張りたいから走ってるんだ。見返したいやつがいるの。その人にいいとこ見せたいと思って。」

「そうだったんだ・・・よかった~~俺が誘ったの迷惑じゃなかったんだね。そういうことなら俺もサポートするよ。いよいよ明後日。頑張ろう!」

「うん!頑張ろうね!こーくん!」

誤解が解けて良かったし、こーくんに自分の目標を相談することができてよかった。

家に帰ると、ママがお店に立っていた。

 わたしの家は、お店でもある。それも居酒屋で「わらし」という静かな店。

「おかえり。」

「ただいま~」

すると、そこにはお客さんがいることに気付き、挨拶をした。

「いらっしゃいま・・・せ???」

「あっ。」

お客さんは、なんとあの時学校に来た男、数斗という男子だった。

「なっなんで数斗さんが??」

「はあ?お前誰だよ。てか俺の名前なんで」

「瞬熄が話してたの、あなたが、運動会、見に来るかなって。」

「へえ~あなた数斗さんっていうの。そういえばお名前を聞いていなかったわね。」

わたしの言葉をさえぎってわらしの女将であり、わたしのママ・福美が言った。

「ママ、話を逸らさないで!ってか、あなた学生なんでしょ?だったらお酒飲んじゃだめでしょうが!!」

その言葉に、数斗はこぶしを握り締めて立ち上がった。

「俺は31だ!!大人なんだよ!」

「えっ・・・」

 見た目によらず年上だったのを知って、まりのは驚いて唖然としていた。

「すみません!すみません!!つい、見た目でそう思っていました。」

「いいよ。よく間違えられることだからさ。」

「(わたしのバカ!こんな年上の人にむかつくなんて子供だわ~~)・・・あの、運動会、来るんですよね?」

「いいや。行かない。」

「えっ!?なんでですか??」

「だってめんどいし。」

数斗さんが来ないなら、今まで頑張ってきた成果がなんだったのかわからなくなる・・・何としてでも来てもらいたい。

「そんなのだめです!絶対!ぜ~~~~ったい!来てください!!」

まりののお願いを聞いていた福美は、何かを思いつき、にやりと笑っていた。

 1週間の運動会の特訓が終わり、その日の放課後。いつもより走ったせいでかなり疲れていた。

「明日が本番なのに・・・ほんと疲れたわーー」

外はもう真っ暗。久しぶりに夜道を歩くと、足が動かなくなった。

「えっ?何?」

よくみると、青白い手の平がぐっとまりのの足を掴んでいた。

「きゃっきゃああ!!!」

そのまま地面へと引きずり込まれてしまった。

 妖怪の気配がしたぬりかべは、数斗に知らせた。

「数斗!妖怪が現れたみたいだ!」

「ああ。近いし数が多いみたいだな。行くぞ。」

数斗は烏天狗となり、妖怪のいる場所へと向かった。

 まりのは暗闇の中、目を覚ました。

「いたた・・・ここは、どこ?まっくらで何も見えない・・・」

壁を確認しながら進んでいく。真上には怪しい目が動いていることにも気づかずに。

「はあ・・・もうどこを進んでも出口が見つからない。それよりも、あの手・・・なんだったの?うっわ・・・」

考えていると、足元が水に触れた。その音が大きく空間に響き渡ると、妖怪が背後から襲い掛かってきた。

「っ!!!!」

恐怖で声が出なかった。すると、まりのの心臓が痛み出した。

「(っ・・・いけない。妖気が・・・体に・・・)」

 その気配は既にぬりかべが察知していた。

「・・・妖怪が増えた?」

「何?」

「でも、ただの妖怪じゃない。あ、ここだ。妖怪の気配がする場所。」

ぬりかべが知らせた場所に烏天狗が地に足を踏んだ。しかし、妖怪の姿はどこにも見当たらなかった。

「本当にここなのか?大量にいるって言ってたじゃねえかよ。一匹もいねえぞ。」

「確かにここだ。今でも気配がするし。」

それを聞いて、烏天狗は感づいた。

「上じゃないなら・・・下?」

その下は、地下通路になっている。

 そのころ、まりのは姿が豹変していた。

ミニスカ振袖の黒。それにおかっぱ頭。それは座敷童子の姿だった。

「こんな姿になりたくなかったけど、今はこうなるしか・・・」

座敷童子は蹴鞠を操り、妖怪に投げつけたが痛みがないらしく、鼻の頭を掻いていた。

「えっ、そんな・・・利いてない。」

怯んだ座敷童子を、妖怪たちは襲ってきた。その時だ。

「・・・・・・クン・・・」

何かの鳴き声が聞こえたかと思うと、再び大きな鳴き声が響いた。

「クウォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!」

突然の声に驚き、その場にいたものが耳を塞ぎ、動きを止めた。

「なに・・・この鳴き声・・・っうぐ」

耳を塞いで身動きが取れない座敷童子の腹を抱えられ、座敷童子はその場から離れた。

「ぬらりひょん!後は頼む!」

「任せてください。」

黒い鳥は、座敷童子を連れて行ってしまった。

目の前に妖怪たちが立ちはだかる中、一人剣を構えたぬらりひょん。

「さあ、切られたいのはどいつだ?」

妖怪たちは怒り狂い、一斉にかかってきたがぬらりひょんは一気に切り裂いた。可憐な剣裁きで切り付けていった。

 地下から抜けた座敷童子を助けた黒い鳥は、上空から何かを探していた。その間、座敷童子が目を開けた。

「っ・・・うわわあっここどこ???」

「まだ目開けんなって言ったのによ・・・」

 そう、あの瞬間      

「なに・・・この鳴き声・・・っうぐ」

「いいから。目瞑ってろ。俺が開けろって言うまで開けるな。」

小声でそう言われ、思わず目を閉じた。

「ぬらりひょん!後は頼む!」

こんなことがあったのだ。

「あんた、妖怪!離してっ離してよ!!」

腕の中でジタバダを暴れる座敷童子を落ち着かせようと、黒い鳥は言った。

「俺が手を離せば、間違いなく死ぬぞ。」

座敷童子は下を向くと、ビルよりもさらに高い場所に、自分がいることに気付いた。

「・・・・・・もう・・・いいよ。」

 そのころ、ぬらりひょんは、最後の一匹を仕留めていた。

「ぐああああああああああ!!!!」

「はあっ!」

とどめを刺し、ぬらりひょんは出口へと向かった。

 


座敷童子は大人しくはなったが、黒い鳥は冷静さを崩した。

「お前、何考えてんだ。俺が手を放してもいいっていうのか。」

「そうよ。もう二度と、この姿になりたくなかったのに・・・明日のために・・・今まで努力してきた・・・それを・・・わたしは“妖怪”なのよ。わたしは・・・わたしは!!っ・・・」

次の瞬間、黒い鳥は手を離し、座敷童子は真っ逆さまに落ちた。しかし、座敷童子は唇を噛みしめた。

すぐに黒い鳥は座敷童子を抱えた。

「なんで、何も言わねえ。“助けて”って言えよ!!てめえはそこまで弱い奴なのか?自分を失って、それでも立ち上がる強さがお前にはあるって思ってたのによ。とんだ期待外れだ。」

座敷童子は瞳にとどめていた涙をこぼした。

「・・・どう・・・して・・・?」

「・・・クオオーーン・・・」

ふと、ぬりかべの鳴き声が聞こえた。これは、目的を果たしたという合図だ。黒い鳥は黙って鳴き声がした場所に羽ばたいた。

 ぬらりひょんは背伸びをしていた。

「ん~~~~~これで一件落着だな。俺の作戦、大成功だろ?」

大きな姿となったぬりかべは、言葉を話せないため、コクンとうなずいた。

「烏天狗は・・・あ!まだあの妖怪連れてたのか。俺はもう帰るわ。姿を見られるとややこしくなるからな。ぬりかべはここに残った方が良い。身を隠してな。」

ぬらりひょんは静かに帰って行った。ぬりかべは言われた通り、元の大きさに戻り身を隠した。

黒い鳥は座敷童子を地に下ろした。でも、座敷童子は俯いたままだ。悲しみに暮れた相手に黒い鳥は言った。

「お前はもっと強くなれる。これは、俺の勘だけどな。でもそのままのお前でいるわけがないだろ?人も妖怪も同じく、変われるもんなんだ。検討を祈ってるぜ。」

何かを感じたのか、座敷童子は顔を上げた。黒い鳥はもう、飛び去ろうとしていたところを引き止めた。

「待って。あなた、何者なの?どうしてそこまで、わたしに言ってくれるの?」

振り向いた黒い鳥は、優しい笑みをこぼした。

「俺は“烏天狗”。信じた奴にしか、名は教えねえよ。またな。」

座敷童子は目を疑った。烏天狗の背後には小さな生き物。ぬりかべがいたことに。瞬きをしたときは、もう何もいなかった。

 家に帰った時、わたしは決心を固めた。

「烏天狗、あの妖怪は敵なのか味方なのかわからないけれど、でもいつかは助けた恩返しをしてやる!そして、勝つんだから!・・・妖怪の力、この力でわたしはもっと強くなりたい。」

まだ起きていた福美は、まりのの様子を見て喜んでいた。

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