【初心者向け】スマホ新法(スマホ法)ってなに? これからスマホを使う人が知っておきたいこと
ニュースなどで聞く「スマホ新法」は、正式には
**「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」**という法律です。公正取引委員会(公取委)は「スマホ法」と呼んでいます。 Japan Fair Trade Commission
この法律が目指しているのは一言でいうと、スマホを使うときに“最初から決まっている選択肢”が強すぎないようにして、ユーザーが自分で選びやすくすることです。 Japan Fair Trade Commission
ポイントはここです。
スマホ利用者が新しい手続きや申請をする法律ではありません。
使い方が急に難しくなるというより、選べる場面が増えるイメージです。 Japan Fair Trade Commission
そもそもスマホの仕組み:覚えるのは「4つの入口」だけでOK
スマホ新法が対象にしているのは、スマホの中でも特に重要な次の4つです(法律ではまとめて「特定ソフトウェア」と呼びます)。 Japan Fair Trade Commission
1)OS
スマホの土台(iPhoneならiOS、AndroidスマホならAndroid)。
スマホが動くための“基本の仕組み”です。
2)アプリストア
アプリを入れる「アプリのお店」です。
(例:App Store、Google Play など)
3)ブラウザ
インターネットを見るためのアプリです。
(例:Safari、Chrome など)
4)検索エンジン
調べものをするときの「検索のしくみ」です。
(例:Google検索、他社の検索サービス など)
なぜ法律ができたの?
スマホは、今や生活や仕事の土台になっています。だからこそ、スマホの「入口(OS・アプリストア・ブラウザ・検索)」が、少数の大きな会社だけに強く握られていると、
いつの間にか“最初からそれを使うのが当たり前”になる
別の選択肢があっても気づきにくい
新しいサービスが参入しにくい
といった問題が起きやすくなります。
そこでスマホ新法は、セキュリティなどに配慮しながら、競争が働く環境を整えて、消費者がいろいろなサービスを選べるようにしよう、という考え方の法律です。 Japan Fair Trade Commission+1
いつから?誰が対象?
法律は2025年12月18日に全面施行とされています。 Japan Fair Trade Commission+1
影響を受ける中心は、法律上「規制事業者(指定された事業者)」とされる巨大事業者です。公取委は、Apple / iTunes(Appleのアプリストア提供に関係)/ Googleを指定しています。 Japan Fair Trade Commission+1
利用者に起こりそうな変化:いちばん大事な3つ
変化1:最初に「ブラウザ・検索」を選ぶ画面が出ることがある(チョイススクリーン)
2025年12月以降、スマホの初回起動時やOSアップデート後に、**ブラウザや検索エンジンを選ぶ画面**が表示されることがあります。 Japan Fair Trade Commission+1
ただし、機種やOSのバージョンによって、表示されない/時期が違うこともあります。 Japan Fair Trade Commission
画面の案内に沿って、タップして選ぶだけです。 Japan Fair Trade Commission
「よく分からない」と思ったら、今まで通りのものを選んでもOKです(あとから変更もできます)。
初めてスマホを触る人にとっては「急に聞かれて不安」になりやすいポイントですが、“試験”ではありません。落ち着いて、使いやすそうなものを選べば大丈夫です。
変化2:アプリの「入手ルート」が増える可能性がある
スマホ新法は、指定事業者に対し、他の事業者がアプリストアを提供することを妨げないことなどを求めています。 Japan Fair Trade Commission+1
公取委のチョイススクリーン特設サイトでも、アプリの入手ルートの選択肢が広がることが期待されると説明されています。 Japan Fair Trade Commission
ただし、初心者の方はここだけ覚えておくと安全です。
「選べる=必ず変えなきゃいけない」ではありません。
しばらくは、これまで通り App Store / Google Play を使っても問題ありません。
変化3:支払い方法(決済)の「選択肢」が増える可能性がある
スマホ新法では、指定事業者に対し、他の課金(決済)システムを使うことを妨げないといった方向の義務・禁止事項が整理されています。 Japan Fair Trade Commission+1
利用者目線だと、将来的には
アプリ内の支払い方法が増えるかもしれない
手数料の競争が起きれば、価格やサービスが改善するかもしれない
といった変化が期待されます(ただし、必ず安くなると断言はできません)。
初心者向け:チョイススクリーンで迷ったときの“選び方”テンプレ
チョイススクリーンで聞かれるのは、だいたい
「ネットを見るアプリ(ブラウザ)をどれにする?」
「検索(調べもの)をどれにする?」
の2つです。 Japan Fair Trade Commission
迷ったら、次のどれかでOKです。
とにかく簡単がいい:最初から候補に出ている“おすすめ”や“標準”を選ぶ
家族や周りに教わりたい:周りが使っているものに合わせる(教えてもらいやすい)
あとから決めたい:直感で選んで、慣れたら設定で変える(失敗してもやり直せます)
重要:詐欺に注意(ここだけは覚えてください)
チョイススクリーン開始に合わせて、それっぽい詐欺が増える可能性があります。
公取委の特設サイトでも注意喚起されていますが、公正取引委員会や総務省が電話やSMSで連絡してくることはないとされています。 Japan Fair Trade Commission+1
もし
「設定が必要です」「手続きしてください」
「口座情報を」「暗証番号を」
「今すぐクリック」
のような連絡が来ても、反応しないのが基本です。
よくある質問(初心者向けQ&A)
Q1. これでスマホが使いにくくなるの?
A. 基本は逆で、選べるようになる方向です。今まで通り使うこともできます。 Japan Fair Trade Commission
Q2. チョイススクリーンが出たら、必ず何か変えないとダメ?
A. 画面上は選択が必要でも、“今までと同じ”を選べば実質そのままです。あとから変更もできます。 Japan Fair Trade Commission
Q3. iPhoneだけ?Androidだけ?
A. 法律は「特定ソフトウェア(OS・アプリストア・ブラウザ・検索)」を対象にしており、AppleやGoogleが規制事業者として指定されています。 Japan Fair Trade Commission+1
実際の表示や仕様は機種・OS更新状況などで変わります。 Japan Fair Trade Commission
まとめ:初心者が覚えておけばいいのはこの3行
スマホ新法は、スマホの入口(OS・アプリストア・ブラウザ・検索)を選びやすくするための法律。 Japan Fair Trade Commission
2025年12月以降、**ブラウザ・検索を選ぶ画面**が出ることがある。 Japan Fair Trade Commission
分からなければ「今まで通り」でOK。ただし、公的機関を装う電話・SMS詐欺には注意。 Japan Fair Trade Commission
参考リンク
公正取引委員会:スマホソフトウェア競争促進法(スマホ法)
https://www.jftc.go.jp/msca/
公正取引委員会:チョイススクリーン特設サイト「選ぼう!じぶんブラウザ」
https://www.jftc.go.jp/choice_screen/
公正取引委員会:規制対象(指定事業者)を指定した報道発表(2025年3月31日)
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2025/mar/250331_smartphone.html
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