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フィアット500というイタ車

作者: 加藤 良介

 皆様こんにちは。

 加藤良介でございます。

 先日、我が愛車"フィアット500 チンクエチェント"の車検がございました。その請求書を見て、色々と考えさせられたので一筆書いてみようと思います。

 特に中古でチンクエチェントの購入を考えておられる方に向けて、役立つ情報となれば幸いです。


 まずは結論から申し上げますと

 (´・ω・)//覚悟が無いなら、買うのはやめとけ。


 ファンも多いい車ではありますし、私も気に入ってはおりますが、あまりお勧めいたしません。

 特に軽自動車の代わりに買うのは、絶対にNGです。

 フィアット500は見た目は完全に軽自動車ですし、私のはツインエア(2気筒車)ですので、排気量的にもほぼ軽自動車です。

 確か800ccだったかな? 

 まぁ、そんな感じです。車重も最近の軽自動車よりも軽いです。

 それでも足代わりに乗るのであれば、軽自動車をお勧めいたします。この車の比較対象は、ルノーのテゥインゴかローバーミニです。

 YouTubeとかの紹介動画では基本いいことしか言いませんので、ここからは軽自動車と比較しての問題点を挙げていきましょう。



 ① 自動車税が高い


 えーっとですね。マジで高いです。

 今回の自動車税は¥24,600。

 軽自動車でしたら減税の適応が無くても、一万円ぐらいだと思います。およそ2.5倍の開きがあります。



 ② エンジンオイルが特殊。


 ツインエアだけなのか良く分かりませんが、粘度が5~40wという、かなり変わったオイルを使用します。しかも減ります。かなり減ります。

 走行中に燃焼しているらしい。そしてこのオイルが高いのよ。



 ③ デュアロジックオイルは別料金。


 フィアット500にはデュアロジックと呼ばれる変速用ロボットが搭載されており、これ用のオイルが別口で必要です。交換費用込々で別途一万円弱かかります。



 ④ パーツが高い。


 今回、右リアのショックアブソーバーがオイル漏れを起こしていたので交換することになったのですが、これまた国産車の二倍以上の費用が掛かりました。ショックに限らず、一個一個のパーツが全体的に高い。



 ⑤ ハイオク仕様


 外国にはレギュラーガソリンが無いらしいので、ハイオクのみの仕様となっております。

 燃費はそんなに悪くありませんので、重たい軽自動車となら燃料費は同じ程度だと思います。燃費自慢の車種には当然負けます。



 ⑥ デュアロジックの恐怖


 フィアット500のトラブルで、一番悪名高いのがこれでしょう。

 先ほど専用のオイルが必要と述べた、デュアロジックシステムですが、これが壊れたら悲惨だそうです。修理は不可能らしく、新品の載せ替えとなり、そのお値段何と50万円也。

 (/ω\)ひえーん。

 しかも壊れる理由が不明らしく、壊れるやつは壊れるし壊れないやつは壊れないという、完全なる運ゲーとなっているようです。

 ぶっ壊れたら、修理か廃車かで悩むこととなるでしょう。



 ⑦ フロントタイヤがめっちゃ減る。


 フィアット500の加重はフロントに掛かっているので、前輪タイヤがめっちゃ減ります。私は交換する羽目になりました。

 それに比べて後輪は新品状態と言われました。消耗の度合いが全く違います。

 このことからタイヤのローテーションが困難です。すり減ったら交換しかありません。

 ( ゜Д゜)//ぐえー。



 ⑧ 冷房がよわよわ


 冷房をつけていると、ヨーロッパって日本より涼しいんだなぁー。って気分になります。

 特に昨今の夏の灼熱地獄には対応しきれないかと。

 暖房は必要十分です。北海道は知らん。



 今回の車検で感じたことはこれぐらいですかね。

 やばいでしょ。フィアット500 チンクエチェント。

 小型車のわりに意外と金食い虫です。可愛いからという理由だけで買うのは、マジでお勧めいたしません。ある程度のお金と覚悟と愛が求められる車と言えるでしょう。

 他にもサスが固いとかいう意見もありますが、私はあんまり気にならないかな。元々硬いサスが好きな人種ですので。ですがトヨタ車のような乗り心地をお求めになる人には向いていません。もう一度繰り返しますが、可愛いとかオシャレとかでは買わない方が身のためです。


 さて、ネガティブ情報ばかり並びたてるのも悲しいですから、ここからはいいところも述べましょう。



 ・ 独特のトランスミッション。


 壊れると悲惨なデュアロジックシステムですが、動いている時は最高のシステムです。

 このシステムを簡単に言えば、マニュアルのシフトチェンジをロボットがやってくれるのです。オートマ車の乗り方で、マニュアル車のフィーリングが楽しめます。

 また、手動に切り替えると、クラッチの要らないマニュアル車となります。自分で回転数の調節が可能です。



 ・ ぶん回せる


 私のチンクエチェントは軽量小型の二気筒ターボエンジン。

 エンジンは6千回転まで軽快に回ります。それでいて最高出力が80馬力程度ですので、コントロールが容易です。

 また、二気筒エンジンからくる独特の鼓動感。それはまるでバイク。21世紀に二気筒の自動車は希少です。



 ・ 軽い。小さい。よく曲がる。


 最近の軽自動車よりも軽く小型で馬力も少し強いので、峠道とかでは無類の強さを見せます。

 車体の剛性もあるので、突っ込んだコーナリングやブレーキングが得意な車ですね。

 タイヤの消耗と引き換えに、クルンクルンと旋回し止まります。

 車重が軽くターボーも付いているので、加速性能に関しても優秀です。狭い舗装林道ととかでは最速クラスかも。



 ・ ルパンごっこが出来る。

 

 ぶっちゃけ、私がこの車を買った理由の80%がこれでしたね。

 ルパンが乗っている車に乗りたかった。ただそれだけでございます。まぁ、二代目ですから厳密には違う車ですけど。



 いかがでしたでしょうか。

 外車ですから致し方ない面もありますが、やはり国産車は優秀。

 性能、費用の両面から国産車をお勧めする次第でございます。出費が痛くない経済状況の方が、お乗りになるのがよろしいかと考えます。

 (´・ω・)//私は泣きながら乗ります。同志募集中。




             終わり。

 最後までお読みいただきありがとうございます。

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