コロナ 5類引き下げ について思う事
私には祖母が居る。
可愛がってもらったとは思うけれど、それは私の望む愛し方では無かったし、自分勝手に記憶改ざんするし(母に当たりがキツカッタことなんか無かったことにしてたりね)愛すべき人ではあるけど、尊敬できる人では無い。
百パーセント愛しているとは言えないけれど、好きな祖母です。
十年くらい前から骨折が元で行動範囲が狭まり認知障害が発生しだした。その頃はそれでも元気かと電話すれば喜んで会話をしてくれていたのだけど、耳が遠くなって電話出たくないから電話はいいと断られる事になり、同居している叔母や従妹から近況を聞くだけになったけれど、事情で叔母の家で観る事が出来なくなって施設に入った。
一昨年の終わりごろ、施設から救急病院に搬送されて、かなり危ないと言う話があった。
年を越して持ち直したというので安堵した。
お見舞いが確か病院へ行けば遠隔で出来ると聞いたので、従妹に確認をすると、コロナの関係もあって病院の対応も大変なのでお見舞い(web上の面会)は予約制だし、全入院患者の内一日に面会できる患者は十人足らず。時間も十分程度、近親者に限るとの制約があると聞く。
同居ではない従妹(彼女の両親が祖母を扶養家族に入れている状況なんだけど)も面会は出来ないので、同居ではない私達は無理との話。
コロナ禍め。 と思ったものです。
その後救急病院は退院したけれど、別の病院へ転院し、叔母も体調を崩し祖母を診ることが出来なくなり、先ほど話題に出た従妹ではない従妹が面倒を診てくれているという。そこで情報がこちらに来る頻度ががくっと落ちた。
まぁ親戚関係人間関係が関わっているのでコロナ禍関係無いのですが……。
今現在祖母は入院中で、意識混濁が多いと聞いた。
勿論お見舞いにも行けない。
もしかしたら納骨も済んだ後で情報をくれていた従妹経由で連絡があるかもしれない。
コロナについて普通のインフルエンザと同等扱いに~ってなニュースを聞いていて、それなら体調不良で無ければ、きちんと感染予防することは前提として、普通に病院へ行ってお見舞いが出来る世界に戻れるのかなとぼんやりと思った。
別件ですが昨年母が緊急入院をした。
私としては診察に連れて行って、自宅へ戻るつもりだった。手術をするにしても今まで手術前には病院の受け入れ態勢整えたりと計画的に入院していたので、そのままとは思っていなかったのだけど、土曜日に診察して入院して月曜には手術をするとそういわれ、急転直下の出来事にあわあわしながら家に取って返し下着やタオルや洗面道具などを用意して手術同意書にサインしてとバタバタした。
そして病院へ必要なものを持っていき、病室まで運んで戸棚に整理して収納しようとしたら看護師さんが「病室には入れないのですよ」と私から荷物を受け取りそのままエレベーターに乗っていった。ロビーに残された私は茫然とした。
もしかして、手術失敗したら、さっきばたばたとストレッチャーに横たわった母が最期に見た母になるのかと思ったら無性に怖くなって悲しくなって涙が溢れた。
家に帰ってもえぐえぐ泣いて日曜はぼうっと過ごしてしまった。
手術は成功したし、今はがんばって退院向けてリハビリを頑張っているし、病院スタッフも尽力くださっているしで感謝しかない。
でも面会は出来ない。
母は結構な回数入院をしているが、面会に制限のあった入院は今回が初めてで、会えないからどんな状況か想像するだけなのが地味にキツク、ストレスにもなる。
母の退院はGWよりは前だと思っているけれど、もしもGWより後になったとしたら、お見舞いは許可されるのだろうか。
コロナワクチンが有料になるとか、反マスク者がマスク奨励者に攻撃をするかもとかいろいろな話出ていたりするけれど、自己中な私は第一に患者と面会がしたい。
勿論、医療スタッフの努力とかを無にするような病原菌まき散らしを行うつもりは無いし、節度を持って行いたいけれど。
祖母が亡くなったと聞いたらお葬式にも行きたいし、入院生活で遠慮して病院スタッフにお願いできない何かが無いか母に聞いてお世話をしてあげたい。
コロナ禍が早く無くなるようにと自己中な私は自分の周囲の安定の為に祈るばかりです。