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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

戸締まりを忘れたOL。

作者: ヒロモト

「どうしよう!家の鍵を忘れちゃった!」


戸締まりを忘れた事を電車に乗ってから気がついた。よりによって30万円の入った封筒をテーブルの上に置きっぱなし。


「もし泥棒なんて入られたら!」






「へっへっへっ!オイラは泥棒さぁ!」


泥棒が女の家の前にいる。玄関を開けると封筒が見えた。ベテランの泥棒である男にはあれが現金だとすぐ分かった。


「へっへっへっ!頂き!……なんだおめぇは!?」


「チュン!」


もっちりとでっぷりとしたスズメが羽をバタバタさせながら廊下を走ってくる。男はその気迫に負けて後ずさりしてしまう。


「なにぃっ!?」


バタァンっっ!玄関の扉が勢いよく閉まる。男が慌てて扉を開けようとしてもびくともしない。


「くそっ!!鍵をかけやがったな!こりゃあ参った!撤収撤収!」


男はルパンの走り方で去っていった。


「ちゅんっっっ!!」


スズメが




戸締まりを






した。





スズメの……戸締まり。




意味がわかると怖い話。答え。



『女は家の鍵を忘れた』と言っているという事は内側から鍵をかけられたら……?






目指せ総合評価4!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 三度面白さがあるのが良きです!! スズメと泥棒の可愛い戦い。 タイムリーで捻ったタイトル回収。 そして意味が分かると怖い話...。これは上手い。
[一言] クスッとさせられました^_^
2022/11/17 22:18 退会済み
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