俺の意見を聞けえ!!
これを読んでいる方は最近のなろうやカクヨムについてどう思っているのだろう。まあ、それは私の意見を読んだ後にコメントにでも投げてくれ。余りにも酷い罵倒でもない限りなんでも書いて構わない。
さて、ここから本題に入ろう最近のなろうやカクヨムについてだ。まあ、最近と言っても3年前くらいまでも含まれるが。
①名前が長い
最近よく見掛ける長い題名の作品に付いて語ろう。「~もう遅い」等を筆頭にランキングでもよく見かける異様に長ったらしい題名。あれは何なのか。題名なのに4行もあったり。それはあらすじに書いた方がいいだろという内容等々。おそらく「はめフラ」等の何かしら長い名前の作品が流行ってそこから広まったのだろうが覚えにくくてたまったもんじゃない。題名を読めば内容が分かる事などは利点だとは思うが覚えにくく再び読もうと思っても探すことは困難を極める。なんなら題名だけで満足してしまう場合もある。1度題名が長い理由を問うてみた事があるがマーケティングのためだと返ってきた。商業的なところはよく分からないが簡素な題名の方が気になるし読んでしまうという諸兄姉もいるのでは無いだろうか?そして短い題名でも惹かれるような名前を考えるのも筆者に求められるスキルなのではないだろうか?長いのは良いが要約くらいして欲しい物である。
②作品の内容が薄い
こればっかりは素人でも投稿できるサイトだから仕方ないとは思うが中身が薄いというのを如実に感じる時が有る。この中にも「この作品なんか物足りないなぁ」と感じるはいらっしゃると思う。その理由に付いて考えてみた。
1、世界観
理由の一つとして世界観の描写が大雑把な所が挙げられる。例えばここは「ここは異世界、所謂なーロッパのような世界だ。」で完結してしまう作品を幾つも見たことがある。世界観とはその作品に没入するための重要なファクターであり蔑ろにすると前述のように薄いと感じるのでは無いかと考える。これについては世界情勢。物価。市民からの国の上層部への意見。一般市民の生活。それこそ、その世界の常識的なことを主人公が聞いたり知ったとして描写すると分かりやすい。
2、キャラ
2つ目の理由としてキャラ毎の個性の欠落が挙げられる。殆どの作品で主人公はしっかりと作り込まれている。だがそれ以外のキャラの作り込みについては余りしていないケースが多い。例として上げるなら「さすごしゅ」と呼ばれるような主人公を持ち上げるような作品だ。主人公はそれぞれ違うが持ち上げるキャラは極論奴隷だろうがヒロインだろうが誰だろうが変わらない。褒めれば良いのだ。それで面白く出来れば良いのだが大抵ワンパターンで面白くなくなる。これと同じように昨今の作品はテンプレに当て嵌める傾向が強い為、登場人物が人ではなくオプションパーツとなる。主人公の描写だけしてそれ以外はそれに合わせるだけの言葉しか発さないロボットに成り下がる。やはりこれはキャラに背景や芯を付け加えるのが良いだろう。「ヒロイン」。だけではなく「昔主人公に助けられた」やら「実は過去になにかあって~」等内容はなんでもいいが背景を付けて骨だけではなく肉を付けてあげるのだ。また「主人公に並ぶ為」とか「最強になりたい」等これも内容はなんでもいいがキャラの芯。目標。信条。骨と肉で表現したなら脳を付けてやらないとキャラは動かない。「ヒロイン」だけでは骨格標本と変わらない。人と呼べるだけの要素が足りていないのだ。
3、詳細描写
3つ目の理由として細かい描写をしないことが挙げられる。軽い気持ちで読めるという点で話し言葉の比率が高い小説は一定層に需要はあるのだろう。だがやはり物語を書く上で説明や心理描写というのは大事な要素ではないだろうか?考えて見てほしい。話し言葉だけの「」だけの小説を。とても読めたものでは無い。かと言って設定だけ書いても設定集だし、心理描写だけ書いても何にもならない。
何を言いたいのかと言うと比率が大事だと言うことだ。経験則から行くと設定の比率を多くしても大して気にならない。前述の1、世界観を読んだ時に気になるほどの文章量だっただろうか?勿論、長いと言う人も居るだろうがそこまでだろう。あのくらいの説明ガあっても意外と気にならないのだ。つまり戦闘でも無いのならば一言、二言喋ったら200文字くらい心理描写や説明を書いても物語は成り立つのだ。素人はそんな事に思い至らないから焦って話言葉が増えるのである。私も書いてみたらそうなった。
まあ、そう言われても何を書けば良いのだろうと思うだろうが幾つかあげてみよう。
状況描写:容姿。地形。持ち物。等の五感から取り込める情報や作者側であかせる情報を描写する。
心理描写:登場人物の心情や考えている内容を主観または多感視点から描写する。
説明描写:物の設定やこれまでの経緯世界観の補足等を描写する。
物語とはこれらの地の文とも呼ばれる物に会話。戦闘。等で成り立つ物である。これらの比率は作者の匙加減だがしっかりとした話が書きたいと思っている方は地の文の比率を増やして重厚感を増して見てもいいのではないだろうか?
③まとめ
さて、短いと感じるかもしれないが思い付いた物を書き殴っただけなので勘弁して頂きたい。つまるところ私が言いたいことは3つである。
1:昨今のラノベは題名が無駄に長い。もう少し要約したり目を惹くような題名を考えて見ては?
2:キャラの背景描写や自我が足りない。主人公以外にもしっかりと設定を付けてみては?
3:私の経験上地の文を減らすと勢いの強い小説になってしまう。しっかりとした小説を書きたいなら地の文を増やしてみては?
以上の3点である。これに対する意見や疑問に付いてはコメ欄に投げれば多分反応するので存分に意見交換しよう。