休み時間:登場人物増えすぎじゃねーのかな
第二長編ってちょうど五十話で終わったんですね。狙ったわけじゃないけどキリが良い。
今回は作者がテスト期間終了後に執筆したため、気分がハイになって無駄に長文となっております。
ではっ、メールの文字数限界ギリギリの『休み時間』どぞっ!!
孝介
「と、いうわけで始まりました、第! えっと……何回目?」
五回目だよ。
孝介
「第五回人物紹介です!!」
琢人
「初っぱなからグダグダかよ……」
ひので
「こんなんで大丈夫なん?」
大丈夫!! 今回はセリフの上に名前をつけたから!!
海梨
「それは良い考えですね」
孝介
「前々から提案してたんだけど、作者が『えー? いちいちキャラ名書くのめーんーどーいーっちゅーねん!』つって拒否してきたんだ」
違うっ!! キャラ名無しでも通じるものなのかなぁ……、とか思っただけだ!!
海梨
「通じたんですか?」
反応無し。わかんない。だから多分大丈夫。
やみよ
「………………………」
そこで反応しないのはやめよ?
琢人
「だったらやみよにカメラを向けるなよ。一番喋る確立低いじゃねーか」
孝介
「……えっ、カメラ?」
ひので
「ホンマや。せめてカメラ向けるんなら……」
孝介
「ちょっ、カメラって……」
いや、そういう事はカメラさんに言ってよ。なぁ、孝介?
孝介
「だからカメラって何だーっ!?」
海梨
「ビデオカメラ。風景を静止画ではなく動画として保存するもの。普通のカメラとは区別されます」
孝介
「遠回しに『諦めろ』って言ってるよね……?」
諦めな。そろそろ始めたいんだ。
海梨
「最初はもちろん……」
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part13
今藻 奈央
野原見市立山城中学校三年五組生徒。
セミロングで若干栗毛混じり。
おっちょこちょい。怪我多し。だけど気にしない。気にもしない。
明るい性格で友好的。
過去に負った深い傷を無かったかのように振る舞っているが、心の奥底で今も疼いている。
意外に頭脳派。
孝介の幼馴染かつ想い人。
奈央
「いえーいっ!! おっひさー!!」
海梨
「久しぶり〜」
ひので
「こんちゃ!」
孝介
「テンション高っ」
琢人
「……なんか嬉しそうだな、孝介」
孝介
「るせ」
奈央
「おっ? こーちゃうわぁっ!!」
びたーん
海梨
「なっちゃん!? 大丈夫!?」
奈央
「よいしょっと…。問題なしであります!」
孝介
「大丈夫じゃなさそうだなおい」
奈央
「ちょっと立ちくらんだだけだよ!」
孝介
「ずっと立ってただろうが! あと、多分“立ちくらみ”に動詞はない!」
琢人
「ツッコミに“多分”って……。断言しろよ」
やみよ
「“立ちくらみ”に動詞はない。……が、座らずに立ったままでも立ちくらみは起こる」
解説、どうも。
海梨
「『作者にお遊びで名付けられたキャラ同盟』の同盟員四人目ですか……。これ以上被害者は増やさせません! 同盟の名の下に!」
孝介
「海梨ちゃんが熱くなってる……!!」
ひので
「でも名称は短くなっとりゃせんな」
奈央
「じゃあ略して『お遊び同盟』なんて、どう?」
孝介
「遊んでどうする」
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part14
片桐 醍醐
県立葉桜工業高校生徒
大柄。染めた金髪。
葉桜と周辺の不良をまとめるボス的存在。
とても強いらしいが、凩やみよに敗北している。
二つ名は『紅い狂気』
全国最大クラスの暴力団『渡瀬組』葉桜支部と繋がりがあるようだが、はたして……?
もちろん本人登場は無しで。戦場になっちゃうから。
やみよ
「………………(カチャッ)」
琢人
「何かを収める音がしたのは気のせいか……?」
気のせい気のせい。
孝介
「まぁ大丈夫だろ。タクも勝てたんだし」
琢人
「あー……、そのことなんだけどな……」
孝介
「どした?」
琢人
「あの片桐とかいう奴。かなりの大怪我してたぜ? 動きが鈍いとかそんなレベルじゃなくてな。ほら、孝介がボッコボコにされた時だって、片桐本人は参加してなかっただろ?」
孝介
「そういえば……」
琢人
「だから実際はどうだかな……。普通、あんな状態で歩くことができるのか? って感じ。何があったかは知らねーけど」
孝介
「(絶対にやみよと戦った時の傷だな……)」
一応ラスボス的存在だからね。簡単に負けてもらっちゃ困るんだよ。
琢人
「全く、いい迷惑だ」
“良い”迷惑? そりゃよかった。
琢人
「いやいや、そういう意味じゃなくて……、いいって……ほら! ありがた迷惑!」
ありがたい? そりゃどうも。
琢人
「えっ! いや、そうじゃなくて……」
ふふふ。これぞ叙述のトリック!
孝介
「ただの屁理屈じゃねーか」
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part15
鞠川 泰親
染めた紅髪。
片桐の下っぱ部下。
新入りで雑用係を押しつけられている。
他と比べ、喧嘩は弱いほう。
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part16
岩槻 千瑠
山城中三年五組
奈央の友人パート1
思ったことはすぐに言う、自分に正直な性格。
一度波に乗ると勢いで突っ走る。
友達思いの行動派で、『事件』の時には、読んで字の如く東奔西走した一人である。
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part17
佐代井 美海
山城中三年五組
奈央の友人パート2
穏やかな性格で、真面目だが冗談も通じる。
奈央や千瑠がハイテンションになりすぎた時のブレーキ役を担っている。
サブキャラの皆さんです。それだけ。じゃあ次……。
奈央
「えぇっ!? 千瑠っちとみぃちゃん来ないの!?」
だって絡みめんどいし。
奈央
「ひどっ!!」
琢人
「ありえねぇな」
ひので
「何考えとん!?」
海梨
「おかしいと思います」
孝介
「一作者としてダメだ」
千瑠
「なめられてるね、これは」
美海
「同意見ですねー」
そ、そこまで言わなくてもいいじゃん!!
孝介
「まだ言い足りないくらいだと思うぞ?」
千瑠
「そーだそーだ! もっと言えタカ介!!」
孝介
「だから孝介だっ……て、あれ?」
美海
「はじめましてー」
奈央
「やっほー。やっぱり来たんだ?」
おいおいおい! 作者の許可無しに勝手に……、
ひので
「ウチ、凩ひのでいいます。よろしゅーな!」
海梨
「井戸端海梨です。はじめまして」
千瑠
「美海! この子の名前“井戸端会議”だって! 可っ笑しー!」
海梨
「会議じゃなくて海……」
だから作し、
美海
「あああ、あのっ! お名前は……」
やみよ
「……凩やみよ」
美海
「やみよさん、ですかっ! えっと、その……格好いい名前ですね!」
やみよ
「………………………」
美海
「ふぇっ!? 私何か言っちゃいけないことでも……?」
やみよ
「別に」
美海
「そ、そうですか……」
琢人
「なんか勝手に進んでるぜ?」
奈央
「みぃちゃん意外に積極的だね!」
千瑠
「普段はそうでもないのに……、恐るべし! 佐代井クオリティー!」
孝介
「意味わかんねーよ全く……」
だーかーらー、ストップ!! 止まれ! 停まれ! 留まれ! お前ら!!
ひので
「なんや騒々しいやっちゃなぁ」
作者を置いてけぼりにするな!! あとそこの佐代井。勝手に新しい設定を作るな!! 『休み時間』は本編の世界から独立してんだよ。余所ゲホッ…でやれ余ゴホッで!! ゲホゲホッ!!
ひので
「本編から独立しとんやったら別にええやん。てーか、もう紹介する人おらんやろ?」
せりふの最後むせたのはスルーですかそうですか。
ひので
「めんどいっちゅーねん!」
奈央
「誰かいたっけ?」
孝介
「茅部は名前しか出てきてないし……」
お前らは知るはずもなかろう。とにかく次行くぞー。
美海
「えええっと……そのう」
やみよ
「…………………」
琢人
「あいつら、どうすんだ?」
ほっとけ。
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part18
黙 一純
小説内での作者の化身。
『スクール・ラプソディー』には未登場。
腕まくりしたワイシャツに学生ズボン。標準装備は風を操る扇子。
見た目は高校生。
口調は誰に対してもデスマス調の丁寧語。
水月五月雨先生作『小説家になろう!! Over Closs Story's…?』にて登場。
水月先生の手によって後輩キャラを確立した。
一純
「はじめまして。黙一純といいます。よろしくお願いしますね」
孝介
「黒犬より好感がもてそうだ」
一純
「いえ、僕は黒犬純と同一の存在ですから、基本的な思考は同じですよ? まぁ、登場人物としてのキャラ補正はかかってますけど」
ひので
「んで、水月さんによるキャラ補正が黒犬より強かった結果、後輩キャラを確立したんやろ」
一純
「……よくご存じで」
ひので
「黒犬もあのキャラ好きらしいから、いっそこっちでも後輩キャラで通したらどうなん?」
一純
「やめておきますよ。多分黒犬には扱えませんから」
孝介
「あー、確かに黒犬っぽい考えだ」
奈央
「諦めたらそこで試合終了ですよ!」
琢人
「あ、安○先生……」
孝介
「……お前らどこのス○ムダン○だ」
琢人
「スリムダンス?」
孝介
「新しいダイエット法か何かか」
一純
「ふぅ……。人物紹介は色々なキャラが出てきて盛り上がるはずなんですが……」
ひので
「結局たっくんがボケて孝くんがツッコミを入れる。そんだけ」
海梨
「それがこの『スクール・ラプソディー』の原点なんですよ、きっと」
おいこら。僕のいないうちに流れが最終回っぽくなってるぞ。どうしてくれる。
孝介
「げっ、黒犬」
ひので
「今までドコ行ってたん? てか一純は?」
同じ世界で二人の自分が出会うと両方消える、って都市伝説知らない? だからまぁ、一応気を付けてる。
琢人
「普通に考えて、同じ世界で二人の自分に出会うこたぁねぇだろ」
都市伝説だし。それともドッペルゲンガーだったか? ……ってか最後、最終回っぽくしたのは誰だ!?
海梨
「一純さんです」
あいつか。つまり僕か……!?
奈央
「めんどくさっ」
琢人
「もう一純だけで良くね?」
ひので
「さんせー」
えっ、いや、ちょっ……。
一純
「あ、すみませ〜ん。先程言い忘れたことが」
孝介
「タイミング良すぎるだろ!」
琢人
「狙ったな」
海梨
「それで、どうされたんですか?」
一純
「『小説家になろう!! Over Closs Story's…?』や他の水月五月雨先生の小説も是非一度読んでみてください!!」
孝介
「宣伝っすか……」
海梨
「確か『桜ヶ丘高校生徒会役員』でもコラボしてましたよね?」
琢人
「そう考えると黒犬は何もやってねぇな」
ひので
「どーせ自信がないだけなんやろ」
一純
「あ、そのことについてなんですが、何やら次回、お知らせがあるそうです」
孝介
「今言えよ!」
一純
「まぁまぁ。ちなみに次回は『第一回キャラ会議!!』だそうです」
琢人
「どこぞの討論のパクりじゃねぇだろうな?」
一純
「大丈夫ですよ。多分。お知らせ? とかあるみたいですしね」
孝介
「ふうん……。まぁいいや。じゃ、今回はお開きということで」
ひので
「次回の『第一回キャラ会議!!』とかゆーもんで会おう!」
琢人
「いつもと違って終わり方が平和的……」
孝介
「それは黒犬がいないから」
琢人
「なるほろ」
何やら次回は会議らしいです。井戸端会議です。……いや、違いますよ?
とにかく執筆速度を上げたいですねぇ……。