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第24話:ほら、路地裏って危ないじゃん?

「琢人くん凄かったねー」


「そんなことねーよ…」


「たっくんが謙遜してる!」


「有り得ねー」


「なんか言ったか?」


「「いえ、何も」」


サッカーの試合も終わり、笹ケ谷市内の商店街で昼食でも摂ろうかという予定だ。


サッカーの試合について触れておくと、まぁ海梨ちゃんの感想通り、とにかくスゴかった。


何が凄いって、タク一人で一試合4ゴール1アシスト、合計5得点のその全てにタクが関わるという八面六臂の活躍をしたことだ。


結果的には7−5で負けたものの、高校のサッカー関係者の目についたのはまず間違いないだろう。


本人はそんなこと微塵も考えちゃいないだろうけど。


ちなみに言っておくと、山城中の応援はほとんどおらず、何人かいた人も逆サイドにいたため、話すどころか顔すら見ることが出来なかった。



「で、昼飯どうする?」


「まさかこんなにお店が少ないとは思わなかったな」


「3年くらい前に来た時はメッチャ繁盛しとったんやけどなぁ…」


この不況の波に呑まれたのか、シャッターの降りている店が多い。


こんな状態のことを、『閑古鳥が鳴いている』と言うのだろう。


実際に鳴いているのはカラスだけど…。



「お、ラーメン屋発見。あそこでいいよな?」


「いいよ。他になさそうだし」


「やみよもそれでええな? ……って、どしたん?」


「……声」


「声?」


「声がする…」


そう言われ、耳を澄ましてみる。



「…なっ……ゃぁ………ぁぅ……」


なんだろう? 何か、聞こえる…?



「誰かおるな…」


「こっちか?」


タクが指差したのは、路地裏の方向。



「いかにも何かありそうな感じ…」


「……井戸端たちはここに居ろ」


「え、でも…」


「りょーかい。頑張ってきぃ、やみよ」


やみよは声の元へ行くようだ。


多分、危ないことになるだろうから、僕が行っても足手まといになるのは目に見えている。


でも―――



「僕も行く」


そう言った僕の顔は、いつになく真剣な顔をしていたことだろう。


いつもなら止めるであろうみんなが、ただ黙って僕を見つめていた。


「じゃ、俺も行く」


「タク……」


「男子が3人もいりゃ心配ないだろ?」


それは人にもよるだろうが…。



「……行くぞ」


「「おう!!」」












僕だって正直、面倒事には首を突っ込みたくない。


危険なヤバいことは他の人でも任せておけばいいんだ。



だけど、


この声は、


この声だけは、


無視してはいけない、


そんな気がする。













「ちょっと、やめて! 放して!」


「そこぉ! 何やってんだ!!」


薄暗い路地裏の行き止まりで5,6人の高校生らしき集団が1人の女の子を囲んでいた。


その子は驚いたように目を見開いた。


だってその子は……、


「ナオ!?」

「こーちゃん!!」


新キャラ登場! 孝介のことを知っているようですが、はたして…。

あと、僕はサッカーに関してはまるでド素人なので、表記に間違いがあった場合は一報くださると嬉しいです。

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