第14話:こういうのはやっぱり接戦じゃないと
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「“料理のさしすせそ”で“せ”とは…」
これは分かる。
「はい!」
「1組、前園君」
「醤油です!」
「が、」
うっ。
…引っかかってしまった。
さっきバカにした榊くん、ごめん。他人のこと言える立場ではありませんでした。
「が、日本で1番高い山は何でしょう?」
「いや、関係ないですよね!?」
前半は何だったんだ!?
でもって、僕の不正解には何の意味が!?
「ん〜、特にはない」
せめて意味をもたせて!
しかもこの問題で1組はリードされた。
「おい孝介! 今のは俺でも分るぞ!」
「あんな引っかけはナシだろ?」
「俺はちゃんと待てるぜ」
「それは前半の答えが分らなかっただけじゃないのか?」
「…………」
「図星かよ」
てなわけで、
僕はその次の問題を正解した。
その後も3クラスのよる接戦が続き、最終回答者、柴村。
ちなみに今は僕たち、1組がトップ。
ひのでちゃんが解答者の時は、正直負けるかと思った…。
クラスメイトの判断は正しかったようだ。
委員長なのに……。
「1組は柴村くんにバトンが渡りました! このまま1組が突っ切るのか? それとも、2・3組が逆転するのか!?」
「タク! 次で優勝決めてしまえ!」
「頑張りぃや、たっくん!」
「落ち着いて、落ち着いて。」
「おっしゃ〜〜ッ!!」
柴村の気合いは十分。
会場も最高の盛り上がりだ。
これも野乃先生の実況(?)のおかげだろう。
なんだかんだ言って、先生はすごい。
「第119問! サメ・イルカ・クジラ・シャチの中で、魚類なのはどれ?」
「はい!」
「柴村くん、答えをどうぞ!」
よし、優勝は決まったか…?
「全部!!」
はあ!?
「残念! 不正解です」
「違うか〜」
「違うわ!!」
アホか? アホなのか!?
…勿論解答は『サメ』。
「裏をかいてみたんだけどな」
あ〜、時々いますよね。中途半端に頭使うヤツ。
……そこ、「おまえもだろ」とか言わない。
この時点で、3組に並ばれてしまった。
「次こそは頑張れよ!」
「任せとけ!」
「優勝するのは1組か3組か! それとも2組が追い上げをみせるか!」
「俺は絶対勝ぁぁぁつ!!」
今度こそ決めろ!
「第120問! 『♪歩こ〜歩こ〜私は…』なんでしょう?」
「はい!」
手を挙げたのは――
タク!!
「1組がここで決めるか! 柴村くん、答えをどうぞ!」
「答えは――――」
「なぁ、タク」
「なんだ?」
クラスマッチも終わり、放課後。
優勝したのは…
「『私は』?」
「……メタボ」
「「…………」」
3組だった。
おまけ。
野々之村「ひゅ〜。ぐるぐる、た〜のし〜!!」
孝介「罰ゲームを楽しむなよ…」
最下位でしたとさ。
と、こんな感じでクラスマッチ編でした。
今読み返してみましたが、オチが弱いですね…。
ここで、重大なお知らせがあります!
なんと……
書き溜めが無くなりました♪
……冗談抜きでヤバいっす。はい。これまでは書き溜めを校正しながら出していってたんです。
第二長編は書き溜めていってるんですが、これもまだ少ないです。
ので、ただでさえ遅い更新スピードがさらに遅くなるのは必然。読んで下さっている方にはご迷惑をおかけすると思いますが、これからもできる限り頑張っていきます。
それでは、黒犬 純でした。
……英語の予習しとこ。