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クラスがわからなくても!

投稿遅くなってすいません。書くのも少ないですが、これで精一杯です・・・。

 あ、クラス聞いてない・・・。

 私――美女ベルは焦った。ていうか、同じ学年だよね?何にも聞いてないや・・・。ドジだなぁ、私。心の中で呟く。

 清田君にまた会いたいな・・・。息をするように思う私。これが恋!?とか思って、そんなわけないか、と思い直した。ていうか、恋ってどんな気持ちなんだろう・・・。

 美女は、ちょーモテ女にして、初恋がまだなのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 はぁ、どうやって桐須さんから逃げ切ろう・・・。俺は、超贅沢な悩みを抱えながら帰り道を歩いていた。多分、この悩みを同級生の男子に話したら、潰されるか、ねじ伏せられるかの二択だろう。

 そんなことを考えながら歩いていたら、俺はあることに気が付いた。

 俺、クラス教えてなくね?

 気付いたら、考える必要がなくなった。はぁ、これで、あの嵐さんに会わなくてすむ。そう思ったら、心が軽くなった。

 でもその時俺は、自分の心がチクッと傷んだのに気付かなかった。



 



 「なぁ清田、外見ろよ。桐須さんがいるぜ」


 こいつは、俺が唯一話すと言っても過言ではない友達、曽田蒼依そたあおい。キラキラネームではないが、女子みたいな名前だ!と、本人は嫌がっている。俺からしたら、優獣よりはいいだろって話だけど。

 まぁ蒼依を一言で表すなら、小説で言う、Theモブって感じだな。アイドルにキャーキャー言うけど、相手にはされないような、俺のなりたいキャラに無意識になっている凄いやつ。あ、いや、悪口じゃないからな!マジの話だぞ。

 俺がカースト上位のグループを異常に避けているのには深いわけがあるからな・・・。まぁその話はまた今度。そういう、蒼依が凄い話はさておき、今、蒼依なんて言った?


 「だから、桐須姫がいるぞって」


 桐・・・・・・・・・・・・・・須?

 

 「え?桐須って、、、あの?」


 「ああ、だからそう言ってるだろ?桐須美女姫だって」


 ・・・・・・・?理解が追いつかない。


 「何か誰か探してるみたいだぜ」


 桐須さんは、俺を探しているんだろうか。だとしたら、迷惑極まりない。


 「そういえばさぁ、清田って、桐須姫とセットって感じだな。美女と野獣?ww」


 茶化す蒼依は無視無視。てか、ダメージでかいな。優獣、絶対改名しよ。改名って、どうやるんだろ・・・。俺が一通り悩んでいると、ふと、桐須さんと目が合った、なんて、小説みたいなことはない。

 桐須さんは、全く俺に気付かずに、教室の前を通り過ぎていった。いや、俺を探してると決まったわけでもないが。Theモブの俺を、あんな人混みの中で見つけるのはウォー◯ーを見つけるよりよっぽど難しいだろう。まぁ、俺が周囲に溶け込めているという証拠だ。

 俺が密かに心の中で喜んでいると、蒼依が変なものを見るような顔で俺を見ていた。

ベルちゃんどうやって優獣君探すんでしょうか・・・。

感想よろしくお願いします( `・∀・´)ノヨロシク

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