死と転移と女神様
初めまして千島です。初投稿なので生暖かい目で見てください。
「あれ?ここはどこだ?」
俺の目の前には、野原が広がっていた。
数時間前……
「今日は何をしようかなー」
俺はそんな事を考えていた。急に母の声がした。
「海斗、お買い物お願い」
「はい」
そして、近くのスーパーに買い物へ行くことになった。
俺の住んでいるのは、田舎だ。スーパーまで自転車を漕いで30分くらいかかる。
しばらく漕いでいたらスーパーの近くまで来ていた。ここは、この辺では交通量が多い。そして見通しが悪い。
そんな事を思っていると、後ろから衝撃が走った。追突された。そして転倒した。
俺は死んだのか?
「あなたは、これから異世界へ転移します」
なんだこれ。脳に声が響いた。目を開けようとするが開かない。 声を出そうとしても出ない。
「あなたには、特別な力を授けます。では、『転移』」
そして今につながる。
これからどうするかな。
異世界転移のテンプレとして、選択肢は2つ。1つは、この近くを通る行商人などの馬車に乗せてもらって近くの街まで行く。もう1つは、歩いて近くの街まで行く。どちらにしようか迷う。だが、テンプレはなんか嫌だな。よし、戦うか。
さっきいた場所から見えていた森に来てみた。そこには、ゴブリンがいた。
「よし、殺るか」
と呟く。
そして、ゴブリンを思いっきりぶん殴る。腹に風穴があいた。まじかよ。力強すぎない、俺。
そんなことを思ってたら、風穴があいたやつや、頭が潰れたやつもいる。我ながらやばい。元の世界では、格闘技などはやっていない。それでこの強さ。スキルの類いかな。だが、スキルがあったとしても力が強すぎる。脳に響いた声の主の仕業だろう。そして、死んだ後に脳に響いたあの声がした。
「あなたが、自分の力に気づくのがおそいから我慢出来なくなっちゃったじゃない!」
「知らんわ!てか、あんた誰だよ!」
「女神様よ!とにかく頭の中で『ステータスウィンドウ』と念じなさい!パッシブスキル以外は基本的に念じれば使えるから。パッシブスキルは常時使用しているからね。以上!じゃーねー」
「あ!くそまて!おい、くそ女神!」
反応がない。どっか行きやがった。
とにかく女神にいわれたことやってみるか。
『ステータスウィンドウ』
名前:クドウ・カイト
性別:男
年齢:17
種族:人族
レベル:4
HP:1200
MP:1000
スタミナ:1100
筋力:1500
技量:1300
耐久力:1600
敏捷:1300
運:10000
スキル
格闘術Lv.4 剣術Lv.1 物理耐性Lv.2 魔法耐性Lv.2 火魔法Lv.1 水魔法Lv.1 木魔法Lv.1 光魔法Lv.1 闇魔法Lv.1
無属性魔法Lv.10 鑑定Lv.4
ユニークスキル
ステータスウィンドウ スキル奪取Lv.1 千里眼 言語理解
なんか色々あるな。ほかの人のステータスを見たことがないから、自分のステータスが高いのかがさっぱり分からん。
「おい、そこのにーちゃん。こんな所でどうしたんだ?」
急に馬車に乗った人に声をかけられた。持ち物からして行商人だ。
「街に行く途中、馬に逃げられてしまったんです」
「災難だったな。乗ってくか?」
「はい!」
そして行商人とともに街に向かった。
不定期更新です。