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新side 5
「麻希が失踪した、だと?」
私達の上司であり、社長の武蔵野晴斗は声を荒げた。
「そうです。私達なりに調べてはみたのですが、どうも理由がわからなくて……」
簡潔に今までのことを説明すると、社長は眉を下げ
「そうか……。僕も調べてみるよ、麻希のこと。
お前達は、今日はもう調べるのはやめにして仕事してくれ。
今日は千尋が来ない日だから、二人で何とか終わらせてくれよ、頼むぞ」
と告げた。
千尋、というのはたまに我が社の仕事を手伝ってくれる助っ人だ。
普段は系列会社で仕事をしている、社長の従兄弟である。
「わかりました。僕と新で、何とかしてみせます!」
「頼んだからな」
愁は勢いよくそう返事したものの、実際に一人欠員しての仕事は大変ハードなのだ。
ましてや、彼女の探索に使った時間もある。今日中に終わらせられる自信がない。
それでも、二人でやるしかないのだ。
「愁サン、頑張りましょうね」
「うん……」
私達は社長室から退出し、各々の仕事場所に向かった。




