部活動紹介?何それ美味しいの?
前回は部活動紹介が今日ある話まで書きました。
今回書きたいことが多すぎてとてもなぐなってしまいました。どうにか見やすいようにと工夫したつもりです。是非読んでください。
一一時は過ぎ、昼休み。
『よし、集合!』
紀之が竹刀をもって号令を懸ける。
しかし、皆揃って【だるまさんが転んだ】なる遊びをしていた。
『ちょ!?ちょっと、みんな集まって…』
『だ~るまさんがこ~ろんだ!』
哲平が壁に顔を伏せだるま役をしている。
『ハハハ、トシ動いた。』
哲平が俊三に向かって指を差す。
『クソッ…』
俊三が哲平の方へ向かう。
『みんな~そろそろ集まろうか~』
紀之が満面の笑みで遠くから呼び掛ける。
『だ~るまさんがこ~ろんだ!』
哲平と他三人は続ける。
『あっ、あっくん今動いた~。』
哲平が篤弘を指差す。
『やっぱ、ダメだったか~。』
篤弘が残念そうに哲平の元へ走る。
一人で紀之は突っ立ったままだった。
とうとう、紀之は三人の前に行き
土下座をした。
『四人とも私の元へ集まってください。お願いします。』
『あっ、なんかごめん。』
紀之の誠心誠意の土下座に四人は罪悪感を覚えた。
『何も言わずに私目の前に集まってください。』
紀之はその誠心誠意ある土下座をやめなかった。
一一ようやく話が進む。
『それでは、これより今日の七限目にある部活紹介について説明します。』
進行を勤めるのは先程まで張り切っていた、紀之ではなく哲平にチェンジしていた。
因みに紀之はというと俊三の横で体操座りをして落ち込んでいる。あまりの暗さに顔が認識出来ない。
『元気出せよ。』
俊三が背中を擦りながら慰める。
『そっとしておいてやれ。』
哲平が紀之に同情する。
『え一話は戻して、部活紹介とは何をするかというと各部活が約三分間でアピ一ルを体育館のステージで行うというものだ。』
哲平が簡潔にまとめる。
『我々、剣道部は毎年三分間であるアピ一ル時間をフル活用し、僅か三秒で終わらせるという伝統がある。』
『何だその伝統必要ないだろ‼』
紀之が元気を取り戻した。
『何かね、紀之君?元気になってすぐに突っ込むとはやるじゃないか、しかし君はこの伝統を甘く見ている。』
『何…。この伝統には深い意味があるのか…。』
紀之は汗をかいていた。
それは自分の未熟さを恥じている様子だった。
『フフフフフフ、紀之君去年の部活動紹介覚えているかい?』
章が眼鏡を上下に動かしながら問う。
『去年…。』
紀之は去年の部活動紹介がなんだったか思い出してみた…。
一一去年の部活動紹介……。
剣道部の五人はまだ一年生だったので先輩達三人が部の紹介をすることになった。
全校生徒と共に体操座りをしてきてステージを見ていた。五人は先輩達の出番を心待ちにしている……。
一一ようやく先輩達の番がきた……。
ステージではカ一テンが閉まってあり、徐々に開いていく…、実はまだ剣道部は何をするか五人は知らなかったのだ。
そのため、三人が何をするのかたのしみなのだ。
カ一テンがすべて空いたとき、まさかのふんどしをした先輩達がそこにいた。
(太鼓でも叩くのだろうか?剣道部という特色はアピ一ル出来てないけど印象は強いだろう…。)
紀之はそんなことを思っていた。
だが、次に起こったことは五人だけでなく全校生徒すらも予期しなかったことが起きる。
三人の先輩が一斉に腰を落としかまえる。
キャプテンが大きく息を吸い
次の瞬間。
『辞める!』
と一言だけ言い放って壇上を後にした。一一
『深くねぇじゃねぇか!』
紀之が突っ込む。
『そう…、あの後三人の先輩達は部を去っていったんだったな…。』
俊三が悲しむ様子を見せた。
『ただの退部お知らせじゃねぇか。』
『誰も部活辞めるなんて聞いてねぇよ。部活の紹介しろよ、部活の。』
紀之の怒号が鳴り響く。
『そこで今年なんだが…。』
哲平が話を持ち掛ける。
『何だよ…まさか俺達まで辞めるなんて言わないよな?』
『おいおい、この俺達だぞ例え辞めたとして他の部活に入っても迷惑かかるだけだろ。』
哲平はニヤニヤしながら言った。
『うちなら良いのかよ…。』
紀之は不満気だが早く話を進まなければ昼休みが終わってしまう。
『話を戻すぞ。見ての通り我が剣道部には女子がいない…、そこで今年は女子を中心に集めようと思うんだ。』
『そう言えばうち男子女子混合の剣道部だったね。』
篤弘が口を開いた。
『そう我が部は男子女子混合の筈がいつの間にか男子部員だけになってしまった。』
哲平が一呼吸置く…。
『てめぇら、女子が欲しいか一?』
『オオ一!』
紀之を除く部員達が応じる。
『確かに部に花がないのは俺も寂しいな。』
紀之もその理由なら納得がいく。
しかし哲平と他三人は違った。
『女子の胴着姿見ておかずにしたいか一?』
『オオ一!』
『下心ありまくりじゃねえか‼』
紀之は自分との考えと全く違っていて唖然としている。
『そして今回の部活動紹介でする事を考えてきた一一。』
『これは…。』
一一七限目の始まりのチャイムがなった。
剣道部の発表は早い方でもうじき始まる……五人共ステージに登ってスタンバイしている。
『もうじき始まる…、準備は良いか?』
哲平が四人に聞く。
四人共に頷く。
発表はすぐだ……3…2…1……開始だ。
すかさず、篤弘と章とが前に出ていく。
『何か面白い部活ないかしら?』
『…アタシ…知りたいわ…。』
二人の口調が変なのは篤弘と章が女子制服を着ているからだ。
何でこうなったか…、言いたくない察してくれ。
『トシ、ノリユキ今だ!』
哲平の合図で、紀之が俊三の肩に乗り持ち上げられる。
哲平はというと、【女】とデカイ旗を掲げて振っている。
紀之は俊三に肩車された状態で全校生徒の目の前で
『女求む!』
と一言だけ言い放った。
『こんなんで来るか一一。』
これで剣道部の部活動紹介は終わった。
お疲れ様です。
きつかったですよね?
申し訳ありません。
次回から気を付けて参ります。
また次回も読んでいただけると幸いです。