死人の詩
暗闇すらどうでもいいと
思える心には
誰もやって来ない
誰もやって来れない
明るく生きてる人には
暗闇は恐怖
暗く生きてる人にも
暗闇は恐怖
その
生物として
恐怖しなければならない
暗闇を
どうでもいいならば
そんな心は死んでいる
死んでいるんだ
生きてるのは身体だけで
死んでいるんだ
死が怖いと思えない
身体が拒否しているだけで
死が怖いと思えない
生きていたいと思えない
思えない世界に居る意味が
本当にあるのだろうか
利便性に
効率化
グローバルに
数値化
現在 社会がしていることを
自分に置き換えると
存在する意味が
価値が無い
無いのだ
廃棄処分して
新しいスペースを空けて
次を次をと
動くならば
この命燃え尽きる前に
吹き消しても
たいした問題ではない
本当に
たいした問題では無い
ガチガチな心には
マッサージを
温かいスープを
暖かい空気を
今ある現在に
それらが皆無でも
創り上げる事が
できなくてはならない
一つの小さな良い事を
楽しむと
思えなければ
本当に掻き消えてしまう
社会はいつも
冷たいコンクリート
だから壁がある
僕ら一人一人にも
精神的コンクリート
冷たい目がある
そんな冷たさの中に有る
確実に有る
あたたかなモノを
出来事を
認識して楽しむことが
生きる一つの目的
大きな道は
とりあえずおいて
小脇の道を
小さなモノを
楽しみながら
少し歩いても
良いじゃないか
僕らの大切な時間は
大切な道は
最初から正解なんて
無いんだから
時間の限り
生きてこその命が
蔑ろになる
それに対して
そうなる前の
無関心
無関係が
命が大切と言う
社会的統一解答に
価値が無い事を突き付けてる
その程度の人間が
いつまでこの地球で
1番に居られるだろう
何もなければ良い
困る事が
何もなければ良いが
生きてこその明日
未来
生きてこその昨日
過去
繋がる価値
温もりの意味
認める存在
涙の理由
笑顔の確立
とりあえず
今からは
ゆっくり歩こうか