13.バトル(?)シーン的なやつ
「クソっ、こいつ本当に女か!?」
「こっちは五人がかりだぞ!?」
そこに広がる光景は、不良達をまさに”養豚場の豚を見る目”で見ている鷲津と、その鷲津にボロボロにされたんであろう不良達の姿があった。
「クソがぁぁぁぁぁぁ!」
不良の中の一人が鷲津に向かって殴り掛かった。
だが、鷲津はそれをひらりとかわし、不良のみぞおちに蹴りを喰らわした。
「がはっ……」
不良は膝から崩れ落ちた。
「クソっ……ん?」
不良の中の一人が俺の存在に気付いた。
そして、何か悪いことを考えたかの様に気持ち悪く笑った。
コッチ見んな、気持ち悪い。
不良がこっちに向かって走ってきた。
あぁ、なるほど、俺の事をひ人質に取ろうってか、気持ち悪い事考えやがって。
不良は俺を弱らせてから捕まえようとしてるのか、殴り掛かってきた。
だが、なるほど、こいつらが女一人に勝てない理由がよく分かった。
こいつらには隙があり過ぎる、まさに素人。
なんとなくだが、ここで一つ、豆知識を教えてやろう。
「脇が甘い」という言葉があるが、あれは案外言葉通りの言葉なのだ。
素人が能くするパンチは振りかぶる時、脇が空いていることが多い、つまり、脇腹に隙ができてしまう。
このことを、「脇が甘い」というらしい。
この不良のパンチは、まさにそれである。
これでは本当の喧嘩には勝てないだろう、だから大人数で戯れているんだろうが。
俺は不良のパンチを左にかわし、脇腹に蹴りをいれた。
少林寺拳法で言う、転身蹴というやつだ。
「かハッ……!」
不良がいい感じに倒れた、我ながら良い蹴りだった。
そして、いつの間にかあっちの方も終わったようだ。
鷲津の周りには不良達が白目を剥いて倒れていた。
人間って本当に白目を剥いて気絶するんだな。
まぁ、俺には関係ない事だ、さっさと逃げy「おい、お前」···やっぱり無理でした。
別に遅れたわけじゃないし、不定期更新だから別に遅れたわけではないし(震え声)




