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変わり果てた

掲載日:2026/09/30

 私は高宮慶悟。

 自分で言うのもなんだが資産家である。

 そして、ひと月前に付き合っていた彼女に「つまらない男とは一緒になれないと」との書き置き1枚でフラれた男だ。

 何故、今この話をしているかと言うと目の前にその別れた彼女が居るからだ。物語でよくある復縁を迫っているとかそういう話ではない。現実はリアルであり奇妙であった。



 元カノこと金子利奈はこんな人物であっただろうか?


 目の前にいる彼女は言葉が通じないいわゆる化け物というやつだった。付き合っていた時は猫をかぶっていたのか、それとも分かれてから何かあったのだろうか?

 おそらく前者であろう。



 そんな事を考えていると利奈は私に詰め寄ると、



「あんたのせいで私の金銭感覚が狂ってしまったんだから罰として私の全部あんたが肩代わりして、生活費として毎月私の口座に50万振り込みなさい!

 ちょっと、ちゃんと聞いてる!!」



 そんな事をのたまった。

 言っている事が意味不明過ぎて最早どこから突っ込むべきか……


 そもそも私と彼女が付き合っていた時、私は富豪であることは隠していた。過去に何度も失敗した教訓から。まあ、隠しても失敗してしまったが。


 そして、彼女が私をフッた時、私の部屋から1000万程持ち逃げしているのだ。このお金は勉強代として諦めたのだがそれが悪かったのだろう。

 降ってわいたお金に気が大きくなり贅沢するうちに生活水準を戻せなくなってしまい今に至ったようだ。



 …………全部。自業自得だろ。



 目の前でわめき散らす利奈に呆れ返る私。

 利奈を見ていると何だかイライラしてきた。さっきまで勉強代として諦めていた1000万。こうして目の前に居るわけだし……



 私はおもむろにスマホを取り出し警察へと電話して程なく目の前の化け物の回収を依頼した。



「しかし、私はどうしてこうも女運が無いのだろうか?」



 私はため息をひとつ吐き出すと日常へと戻るのだった。

最後までお読みいただきありがとうございます。

超短編作品でした。短すぎて中身がスカスカですいません。



新作2作品を紹介


短編【自業自得】

短編【出会い】


よろしければよろしくお願いします。

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