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〜旅する鍛冶屋〜

この世界には色々な国がある

そこで商売をする鍛冶屋は

一体何を見るだろうか

移動鍛冶屋のロム


???「アリガトウゴザイマシターッッッッッッッ!!!」


ここはアイルジン王国、魔王に世界のほとんどが支配されている状態で

生き残れている珍しい国だ

そこで大声を上げているひとりの少年がいた


- [ ] ???「いくら国を移動する移動鍛冶屋っても、国の景気が良くないと儲からないよなー、第1かなりのお金がかかるんだし、まあ客が少しでも来るだけマシ…か…」


- [ ] この少年の名はロム、移動鍛冶屋の店主だ


- [ ] ロム「はーほんと…3日の滞在を許可されてるって言っても誰も来なきゃ赤字になってしまうよ」


- [ ] ロム「しかも店ごと動かすわけだから結構費用もかかるし大変だよほんと…

- [ ] はーーー客こないかなー」


- [ ] カランカラン


- [ ] 誰かが店に入ってきた


- [ ] ロムは伏せていた頭をすぐに起き上がらせた


- [ ] ロム「(客か!?)」


- [ ] だが見覚えのある顔がそこにはいた


- [ ] ロム「え…………勇者様あ!?」


- [ ] ロム「(やっべー実物初めて見た……とりあえずサインせがむか?宣伝として貼り付けるのもありだし…いや売り払うのもあ」


- [ ] ドンッッッ!!


- [ ] 勇者が机を叩く


- [ ] 勇者「おいクソガキ、俺が誰かわかってんのか?勇者様だぞ!おら!素材だ!

- [ ] さっさと強い武器を作れ!」


- [ ] ロム「(え……こいつこんなに性格悪いの?現代の産業廃棄物か?)」


- [ ] 勇者「なにぼけっとしてやがる!!潰されてえのか????」


- [ ] 勇者「もう一度言うぞ……俺は勇者リト様だ!!はやくしろクソガキ!」


- [ ] ロム「あーーーみんながこの勇者の話全然しないのって喧嘩っ早いからか…」


- [ ] つい本音が口に出てしまう


- [ ] 勇者リト「あ???????」


- [ ] とんでもない威圧感だ、下手に触ったら首が飛ぶな、まず


- [ ] ロム「いえ!!なんでもございません勇者様!さっそくつくらせていただきますので……」


- [ ] ロム「(あーー客っていってもこういう客じゃないんだよなーー客っていうのはまず態度がよくて金払ってくれて性格良くてイケメンで美人でこんな性格を生まれる前に喫茶店近くの毒沼に突っ込んだようなやつじゃないんだよなーそこんとこ頼むよ……)」


- [ ] 数日後……


- [ ] 勇者リト「できたかあ?クソがキィ!」


- [ ] ロム「は、はいこれを…」


- [ ] 勇者リト「ふんガキの作ったおもちゃにしてはやるじゃねえかww」


- [ ] 勇者の仲間A「リトやめなよww可哀想じゃんww」


- [ ] 勇者の仲間B「ほんとだぜガハハハハハ」


- [ ] ロム「は、はは…ははwチッ(舌打ち)」


- [ ] 勇者リト「あばよーーww」


- [ ] ロム「アリガトウゴザイマシター」


- [ ] ロム「あ、サインもらうの忘れた」


〜数日後〜


ロム「あの国を出て1日かあ…次の国までそろそろのはずなんだけど…流石に手で引いていくのは辛いでしょ…」


数時間後


ロム「あーーーついた……今日はもう寝よう」


〜朝〜


ロム「あーーーよく寝た…お前も起きたか?ジン」


ロムの隣に置いてある金槌が動く


ジン「おはようロム、今日はなにもしないのかい?」


この世界では特殊な素材が存在している

その特殊な素材で作ると作ったものに命が宿るのだ


ロム「いや、今日も店さ…この街の観光もしたいけどそれはまた後だね…

客来てほしいけど来てほしくないなあ」


ジン「そうそうロム、これ知ってるかい?この国ではね今内戦が起こってるらしいんだ」


ロム「な、内戦…!?え、ちょならこんなとこにいたら危ないんじゃ……」


ジン「いや大丈夫、ここはちょうど戦いが起きていない場所だ」


ロム「そう…なら大丈夫だ」


カランカラン


客が入ってくる


ポタ…ポタ……ズリ…ずり…


ロム「!!!」


店に入ってきたその男は血だらけで片足を失っていた


兵士「す、すまないな…こ、こんな姿で……この剣の修復を……頼みたいのだ…が……」


ロム「わかりました…300Gになります」


兵士「ああ…頼む……」


兵士が店を出て行こうとする


ロム「ちょっと待ってください、すこしここで休んで行ってください話も聞きたいですし」


兵士「ダメだ…私はまだ戦わなくては…ぐっ!」


ロム「それじゃあ無理ですよ、ほらほらこっちに……」


ロムが兵士の肩を持つ


兵士「君…意外と力持ちなんだ…な…」


ロム「ええ…いろいろありましてね」


1時間後


兵士「ある程度動けるようにはなった……もう行かなくては」


ロム「待ってください、この国のこと……聞かせてもらえますか?」


兵士「ああ…内戦のことか、それくらいならいいだろう」


兵士「この国は昔は平和だったんだ、誰もが呆れるくらいな…だがある時

この国に現れた魔物を倒した時に落とした素材が世界中であまり見つけられていない

物だったんだ、そしてその魔物を国に入れてもっと荒稼ぎしようとする奴と、国に入れさせないとする人たちの二つに別れたんだ、最初は話し合いだったんだ…でも気がついたらこんな事になっていたのさ……馬鹿らしいよな…」


兵士「俺もこの内戦で妻子を失った、そして俺も敵にやられて足がなくなり

足を引きずりながらきたわけだ…」


ロム「そんなことが…」


ジン「なかなか激しいんだね」


兵士「ああ…私はそろそろ行くよ…すこし拠点に戻る、次来た時に武器をもらうよ」


兵士「だが仮に2日後にここに来なかった場合、その時は死んだと思ってくれ」


ロム「わかりました…」


兵士が店から出ていく


ロム「ほんと…なんでみんな目先の利益にとらわれるんだろうね…」


ジン「人間ってそんなものだよ」


2日後

その兵士は来なかった


ロムたちは国を出た

そして


〜草原〜


ロム「あの人……結局帰ってこなかったね…」


ジン「そうだね、まあ仕方ないよ」


ロム「やっぱり僕は思うんだよ…ジン…人間っていうものは自己顕示欲の塊なんだよ…目先の利益に目が眩んで周りが見えなくなる、どんなに犠牲が出てもそれはやめないんだ、なぜなら自分たちが得をしたいから…そのためなら他人なんてどうでもいいって思う奴らがいるのさ…目の前のあいつより高みに登りつめたい…もっと金が欲しい…って願ってるような奴らがね……あの人のように内戦をバカバカしく思ってる人も少なくないと思う…でもねジン、僕は思うんだよ」


戦いが終わったとしても、彼らは望んだものが手に入るのかなって


移動鍛冶屋のロム 第1話 完

作者ですッッッッッッッ!!

文字数が少ないのはユルシテクダサイ……

投稿は初めてなのですこし怖いですが頑張りたいです…

ふぁいあー

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