原点回帰
はじめに、
これは僕の人の1.5倍の長さの人生を綴った物語である。言っておくが僕は文章力がゼロに等しい、それを踏まえて読んで欲しい。ところで君たちは正夢、異常な既視感、夢を思い出せないなどが無いだろうか、そんな君たちはもしかしたら人生を繰り返してるかもしれない。だとしたら平々凡々な日常から抜け出すことをオススメする。これは僕みたいな人が居るかもしれない。居るとしたらただしいルートを進んで欲しいそんな願いから書いたのだそれでは、どうぞ、、、
嫌だ、嫌だぁあぁ
ドンッ
僕は快適な空間から押し出された。圧倒的嫌悪感に襲われる。
目が見え始める、辺りは眩しかった。次の瞬間僕は呼吸という感覚を感じた。というよりさっきまで呼吸をしていないことに気づいた。僕は死んだ。なぜだか思い出せぬ、、しかし死んだのは覚えている。、喋れない、周りの人はでかい、、周りを見ると死んだはずの母が泣きながらこっちを見て微笑んでいた。隣ではしゃぐ父、、訳分からねぇ、、、僕はまずコミュニケーションを取ろうと喋ろうとしたしかし言葉が出ない。
「オギャーオギャー」
ほらな、出るのはオギャーだけ。薄々気づいていたが僕は赤ちゃんになったらしい。普通死んだら違う人に転生するだろう。何故僕は同じ人生をするんだ!?もしかしてみんなもループしてるのか!?、、、などと考えていると看護師によってベットに置かれる。あぁ寝てたまるかと思っていても寝てしまう。。。僕は眠気に負けてしまった。赤ちゃんの体は実に疲れや眠気弱いことを実感した。
次の日僕はまだ動けず喋れなかった。ふむ、どうしたものか。。。もう一度人生をやり直すなんてたまったもんじゃない。ふざけるなよぉ、、、ボクは泣き叫ぶ
「オギャーオギャーオギャー」
はぁ、オギャーは僕の人生史上最悪の言葉になっただろう。どれだけ泣いても母親はニコニコいないいないばぁしかしない。、、、えぇ、、、
さらに次の日になっても変わりはなかった。僕は今の自分を少しづつ受け入れだした。みんなも繰り返しているんだと自分に言い聞かせた。きっとそうに違いない。ひたすらこの謎について考えていた。
しかし受け入れてからは意外と楽しい日々だった。仕事も行かなくていい!漏らしても泣くだけ!食事は泣けばくれる!夢のニート生活がある意味実現したのだ。
しばらくすると、僕は病院から退院した。
家にも見覚えがあった。やはり同じ人生だ。ここで僕に疑問が浮かんだ。記憶があるなら喋れるようになったらどうなるんや?人生の成功ルートを選べるんじゃないか!?その疑問が浮かんだ瞬間言葉を早く喋ろうとした。しかし上手くいかない
「あーあー」
少しづつ言葉へ近づいていく。ふとした時僕は何故言葉を喋ろうとしているのかを忘れていた。何故だ何故だ思い出せない。まずいぞ、前世の記憶が薄れていく。嫌だ嫌だ、、、なんでだよ、これじゃ同じ人生をただただ繰り返すだけじゃねぇか、、、
いつしか僕は完全に前世を忘れていた。
僕は完全に忘れた1週間後から夢というものを見始めた。その夢には前世の記憶が少しづつ出てくるようになった。しかし起きると薄れていく。起きて1時間も経つと完全に忘れていた。
その夢は幼稚園、小学校に行っても続いた。しかし成長する度に、忘れる速さが早くなる。起きて3分で忘れるようになり、ついには起きた時には忘れていた。前世の事を伝えようとしても忘れている。どうしても思い出せない。夢を見る度に猛烈な無力感があった。
しかし小学生の3年生位を迎えた時、、、
「いいかー!掛け算は覚えたもんガチだぞぉ」と言いながら黒板をたたいた
僕はその光景に異常な程の既視感があった。
そうだ、夢で見たんだ、その時の僕は夢の事が前世の記憶だとまでは思い出せなかった。そのため正夢なのかという感覚だった。
それ以降このような事が度々あった。しかも、それは何気ない日常の一コマのみだった。今考えるとそれが何よりも幸せな思い出だったからなのかもしれない。。。
第2話へ続く、、、、、
もちろん続く!!




