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ハッピーエンドで終わらせる~未来を見た俺は運命を変える~  作者: 春虎
第一章 悲劇回避へのプロローグ
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王都でのお買い物

『今後の課題とルルの悲劇』少し修正しました。


 ソフィア王女とはじめて会話した日から二日後。


 明日から2日間学院がはじまってからはじめての休みだ。

  

 そして今は授業が終わって寮まで向かっている最中だ。



 「アル君体調悪そうだけど大丈夫?」


  ルルが心配そうに俺の顔を覗きこんでくる。


 「あぁ、大丈夫だよ。今日これからそれをどうにかしにいく予定だし」


 「うーんと、病院行くってこと?」


 不思議そうにそう返すルル。

 残念ながらそうではないのだ。

  

 



 ルルと別れた後俺は学院を出て王都に向かった。


  

 サーリング家の領土は王都からそこそこ離れているため、俺が王都に来たことはあまりないがルルは親の仕事の関係で連れてこさせられたことが多く俺よりも王都について詳しいのだ。



 ‥これは見栄を張らずルルに案内してもらったほうがよかったかな‥‥。



 俺は買いたいものがあるので今王都に来ているのだが、地図を見ながら歩いているため思うように進まない。



 なんでルルを連れて来なかったかといえばこれから買いに行くものに関係がある。


 俺が向かっているのな薬屋なのだ。


 

 これだけだと俺が病気みたいなので付け加えると魔法薬の店に向かっているのだ。



 何のためかと言えば俺の鍛練の効率をあげるためだ。


 鍛練として魔力制御と刀術そして身体トレーニングを交代で行っているのだが、時間が少しでも惜しいので必然的に俺の睡眠時間から削られている。


 

 最近の平均睡眠時間‥‥‥‥‥‥2時間。


 これ以上減らすと流石に過労死してしまいそうなのでこの時間だ。




 でもこの睡眠時間じゃあ満足に疲労が回復しなく、蓄積していく一方なのでそれをどうにかできる魔法薬がないか見に行きたいのだ。



 ルルにこんなこと話したら絶対に「睡眠はちゃんととらないとだめっ!!」と言って修行時間を減らされることが目に見えているので隠しているのだ。



 「えーと、あそこの角を曲がって真っ直ぐ進んで‥‥ん?」


 今ソフィア様に似たような人が一瞬見えた気がしたが‥‥。



 尻尾は見えなかったし、猫耳もなかったのでたぶん見間違いだろう。



 「ソフィア様と見間違うなんてすごい綺麗な人なんだろうな」

 


 ソフィア様はものすごい美人だ。

 

 

 凛とした美しく気高い花をイメージさせるような雰囲気は見るものを寄せ付けない、だが一種の憧れのようなものを抱かせる。


 ちらっと横顔が見えただけだが、そんな人と見間違うのだからその人もきっととんでもない美人なのだろう。



 そんなことを考えているうちに魔法薬の店についた。



 やはり地図にのるような店なのだから有名店かとても大きな店なのだろうと思っていたが‥‥‥‥



 目に入ったのはとてつもなく大きい店で、貴族の豪邸と見間違ってしまうような店であった。


 中に入ってみると見たこともないような薬が大量にあった。

 しかし、薬だけではなくどうやら魔法道具なんかも大量に売っているようだ。



 魔法薬専門店という訳ではないらしい。



 一通り薬を確認して回るが、疲労回復に効くような薬は見つからなかった。


 あったとしても効果はあまり高くないようなものばかりであった。



 いっそのこと店の人に聞いて見ようと思い店員に疲労回復に効果が高い薬はないかと声をかけると‥‥



 

「失礼ですが、お名前をお聞きしてもよろしいですか?」



 と言われたので


「アルマ=サーリングです。」と正直に答えると


「サーリング公爵家のご子息であらせられましたか。失礼ですが身元を証明できるようなものはございますか?」


と言われたので、身分証明で使える普段持ち歩いている学生証を見せると



「アルマ=サーリング様ですね。確認いたしました」

 

 と言って



「それでは私について来てください」


 っと関係者以外立ち入り禁止とかかれたところへ連れていかれたのであった。










 店員についていきその先にあった扉を抜けるとあまり量はないが薬と魔法具が揃えられた部屋に繋がっていた。


 部屋には入る前に契約の魔法具を使ってこの部屋のことは他言できないように契約させられた。


 この魔法具で契約した内容は絶対であり破ることはできない。


 冒険者は戦争に関係する行為をしないよう契約している。



「ここにあるのは先程の部屋よりも効果が高く、信頼できる人にしか売れないような代物を取り扱っている場所でございます。」


「そんな所に俺を入れていいのか?」


「構いません。例え公爵家であっても信頼に足らない人はここには通しません。アルマ様の場合は常連様であるフレイ様から昨日『近いうちに僕の可愛い可愛い弟が来るかもしれない、その時はここへ案内してやってくれ』と言われていたのでご案内いたしました。」


 なるほど、これで辻妻があう。

 


 そもそも、一昨日の放課後、お兄様の部屋に向かいどうしたらいいか相談した時に俺に地図をくれ、この店を勧めてくれたのがお兄様だったからだ。


 なんて弟思いの兄なんだ。

 まあ、お兄様が俺を溺愛しているのはだいぶ昔から知っているがね。


 

 

 その部屋に置いてあった商品を見てみると先程の部屋とは比べものにならないような効果の薬や魔法具ばかりだった。


 中には危険な薬や、恐ろしい薬まであった。

 これは確かに信頼できる人にしか売れないわな‥‥。



 僕がほしい疲労回復の魔法薬も見つかった。

  


 薬を服用したあと食べ物を食べることでそれを体力の回復に変換する魔法薬のようだ。




 大量に買いだめしようと思ったのたが、ここにある量は10個ほどしかない‥‥。


 そんなことを考えていると店員が近づいてきて、


 「こちらの商品は1週間後に再入荷する予定ですので、その時にまた来ていただければご用意できます。」



 と言っていたので定期的に入手できるようだ。



 その薬は1個金貨1枚となかなかするが、

 親から大量にお金は貰っているので、しばらくは問題ないだろう。



 ちなみにパン1つが鉄貨1枚で、

 鉄貨10枚=銅貨1枚、銅貨10枚=銀貨1枚、銀貨10枚=金貨1枚だ。



 


 俺はその薬を買ったあと、店を出て学院に向かったのであった。




 

 学院に帰り食堂に向かうと、すでに夜遅くになっていたので生徒の姿はあまり見られなかった。



 薬の効果を試すため、大量に注文する。



 結論から言うとその効果は素晴らしいものだった。



 溜まっていた疲労は少し時間はかかったが一時間ほどで全回復した。

 これがあれば睡眠時間をもっと減らして鍛練に没頭できる。



 





 男子寮に向かう途中ソフィア様を見かけたの後ろから声をかけると


 「ふぇ!!‥‥‥‥え、あ、アルマ様!?どうしてこんな時間に?」


 どうしたのだろう‥‥。

 今の彼女からは日中校舎内で見かける時の凛々しい孤高の花のような雰囲気が全く感じられない‥‥。


 「あぁ‥‥、僕はちょんと王都に買い物に行ってて遅くなってしまって」


 「そうでしたか、一体何をお買いになられたんですの?」


 おっ!

 いつものソフィア様に戻られたみたいだ。王族のオーラが溢れでている。


 「ちょっと魔法薬を買いに言っていました。ソフィア様はどうして『あ、わたくしこれから用事がありますの!!それでは失礼しまいます。』‥‥」


 そう僕の話を慌てて遮ってソフィア様はいってしまった。


 

 一体どうしたの言うのだろうか‥‥‥‥?





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