7話
いちいちサブタイトル考えるのめんどくさいし、思いついても寒いやつばっかりなので思い切ってサブタイトルを「何話」ってかたちにしてみました。
「なっ、おい、一体なにをしているでござる!?」
「なにって・・・ほらっ!」
一虎は「彼」を押しつぶすように激しく押さえつけてくる。
「うっ、っあぁ!」
「おら!早く入れよ!ほらっ!」
「っ、駄目でござる!そんなっ、くそっ、アーっ!」
「きっ、貴様ッ!いい加減にするでござる!」
「だからこれを見ろよ、ほら!」
言われるままに見ると、彼の「彼」はズボンのまだ破れていない部分にすっぽり押し込まれていた。
「要は「お家にかえして」やればいいんでしょ」
「天羽一虎殿・・・た、助かったでござる。」
「いや、どうってことないよ、とりあえず助け呼んでくるから、しばらくその状態で・・グギャッ!?」
一虎はいきなり女子寮の方から飛んできた何かに突き飛ばされ、部屋の床に押さえつけられた
「なっ、なっ、なっ、なにしてんのよあんたは!」
「えぇ!?夏姫!?」
なんと飛んできたのはものではなく人、しかも神楽夏姫だった。
金色の髪が窓から入る朝日を浴びて眩しい。
夏姫は僕を上から馬乗りして押さえつけているが、毎度のこと裾の短い着物を着ているため、白い太ももが露わになっている。また、馬乗りしながらも僕の胸に倒れかかるように顔を近づけてきているため、襟口からは未熟な胸元が垣間見えてしまう。問い詰めてくる彼女の瞳は、なぜか涙で潤み、不安げに揺れていた。
「な、なんでお前ここにいるんだよ、どこから飛んできたんだ!?」
「先に夏姫の質問に答えてください、一虎。」
驚いて夏姫の体越しに窓の方を見ると、今度は神楽凛が腕を組みながら窓に腰掛けていた。肩を過ぎるほどの銀髪は朝の涼風に揺れ、サラサラと音を立てている。瞳には氷のような冷たさの中に燃えるような怒りがこもっているように見えた。
凛姉ちゃんが怒るのはちょっとやばいな。
「こんにちは、一虎」
「り、凛姉ちゃん・・・」
「で、さっきはなにをしていたのですか?」
「さっきって・・・はっ!」
さっきのやりとり、見られていたのかッ!!
「あんた・・・そういう趣味だったの・・・?」
「ハハ、な、なんのことかちょっとわかんないな。」
「・・・シラを切るつもりですか?」
窓から凛姉ちゃんが僕の方に近づいてくる。そして、
「ぐっ!?凛姉ちゃ・・なにしてっ・・・!?」
「なにって、ほらぁっ・・・!」
凛姉ちゃんはなんと、僕の、その、「僕」を踏んづけ始めたのだ(靴は履いていない)
「さっきあなたがお友達にしてらしたことと同じでしょう?で、これはどういう行為なのでしょう」
いや全然違うし! 足で踏んだりしてなかったし!
「そ、それは・・・っ!」
「・・・なるほど、黙りっ、込むっ、ということは、私にはっ、言えないようなっ、ことなのですね、一虎?」
だんだんと踏むのがリズミカルに、力強く、そして激しくなる。
「ふんっ、ふんっ、これは教育ですっ、私は一虎をっ、更生させたいだけですっ、決して私利私欲ではっ・・・私利っ、私欲、では・・・シリッ、シヨ、クッ・・・ハァハァ」
だんだん瞳孔が開き始める凛姉ちゃん。
夏姫に馬乗りされているため、逃げ出そうにも身動きが取れない。
しかもその夏姫はというと、
「一虎の馬鹿、変態、なんで!?なんでよ!なんで馬鹿なの!?馬鹿ぁ、ふぇ」
そう繰り返しながら、僕のお腹を馬乗りの状態で跳ねながら圧迫してくる。
「違っ、うっ、違っ、うんだっ・・・!」
「シリッ!シヨクッ!シリッ!シヨクッ!・・・」
押さえつけるどころか踏み潰されそうです僕の「僕」がッ!!
「一虎ぉ、ねぇ一虎ぉ、ふぇえ」
命運も尽き、精「根」も尽きたかと思われたその時、
今話は切りどころが上手く見つからなかったので、少し短めです。
腐展開がさらっと終わってしまい、楽しみにして下さっていたお姉様方には誠に申し訳ないと思っております( ̄3 ̄)
僕が主人公なら間違いなくご褒美だった今話。しかしあの状況でも全く反応しない一虎殿は男としてどうかと思うのでござるが・・・
まさか、腐!? 一虎あなた、やっぱり腐なの!?