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1話


「男とは生まれつき変態である」


黄色い月明かりの照らす屋敷の縁側(えんがわ)に腰掛け、枯山水(かれさんすい)を思わせる砂庭を眺めそう語る男の横顔を、一人の少年が黙って見つめている。


「俺なんざ小学生のときに同級生の()パ◯ティ(かぶ)って廊下走り回ったほどだもんなぁ笑」


「・・・」


「あ、あれ、引いてる?」


「・・・」


「まぁ、無理もねえか。だがしかしおじさん実はただの変態ではないんだな、もっとすごい変態だ。・・・どんな変態だと思う?」


少年は少し考えて、口を開いた。


「ド変態」


「違うな」


おじさんが即答する。


「じゃあ・・・すこぶる変態」


「変わってなくない?・・・じゃあヒントだ、変態なのに◯◯なんだ。なんだと思う?」


「変態なのに・・・下ネタNG」


「もはやそいつは変態なのか?」


「変態なのに・・・童貞」


「俺が童貞だとよく分かったな、だが正解ではないぞ?なんか他もっとプラスのイメージ入れていこうよプラスのイメージ!」


「変態なのに・・・カッコいい」


「いいねぇいいねぇ、そうつまり?」


「変態のくせにやるときはやる」


「ん?」


「変態のくせしやがって頼りになる」


「あら?」


「変態のくせしやがってお前この野郎・・」


「ちょっと待て。お前変態になんか恨みでもあんのか?」


「別に」


「あー、もういい、答え、変態なのに『紳士』でしたー!」


少年は、この人はなにを言ってるんだろう?「変態」は「紳士」とは全く逆の存在じゃないか、と思った。


「・・・同級生のミカちゃんは、いじめられっ子だった。」


男は急に真面目な顔になって語り始めた。


「ある日、同じクラスの女子生徒に、教室に長い間閉じ込められたミカちゃんは、我慢できず、その、お、お漏らししてしまったんだ。面白がった女子生徒たちはさらに、彼女の御パ◯ティを脱がし、教卓の上に置いた。その時クラスは体育の授業で、一番乗りで教室に帰ってきた俺は、教卓に置いてあるその御パ◯ティを見つけた。御パ◯ティを見て一目でミカちゃん御パ◯ティだとわかった。教室を見回すと、ミカちゃんは机に突っ伏してすすり泣き、他の女子生徒たちはそれを見てクスクスと笑っていた。普通の男子生徒なら「なにやってんだお前ら!」と女子生徒たちに言うだろう。だが、俺にはそれはできない。なぜなら加害者側の女子生徒たちも女の子だったからだ。「紳士」はどんな理由があろうと女の子を責めてはいけないのだ。俺は「紳士」としてこの場を収める方法を考えた。続々と教室に帰ってくる生徒たちの足音が聞こえてくる。とっさに俺はミカちゃんのまだビショビショで温かい御パ◯ティを頭からかぶり、走ったッ!」


「その後は・・・どうなったの?」


「もちろん学校は大騒ぎになった。俺の話題でな。

でも「誰々がお漏らしした」なんて騒ぎは一切なかった。おパンティが濡れているのは俺の汗ってことにしたからな。周りの人からは変態と呼ばれ、罵倒された。でも俺にはその罵倒さえ心地よかったんだ。誰も傷つくことなく、ミカちゃんを救えたから。」


「おじさんは傷つかなかったの?」


「ふっはは、いいか一虎、「変態紳士」はな・・・」



主人公は割と自分と似ているところがあって描きやすいです。変態紳士も割と自分と似ているところがあって書きやすいですね。

小学校の頃他人のおパンティをかぶって廊下を走り回ったというエピソードは作者の実体験でもなくもなかったりもなくもなかったり・・・


※この小説は実在する人物や事柄とはなんの関係もなく、完全にだだの作者のオナ◯ー小説です


・・・ミカちゃん元気かな。

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