第五話 旅立ち
リリアと出会ってから約1か月。随分成長した。
80cmしかなかった体長がいまでは2mだ。もうリリアの身長を超してしまっている。ああ……これがマイ○ル・ジョーダンの目線か。でもこの大きさでは必殺こびr……おっほん。ができないから魔法でちっちゃくなっている。それに人型にもなれるようになった。身長180の茶髪で目がブルー見た目は17、8ぐらい。イケメンとまではいかない顔で体つきは結構良い。自分を外人にしたらこんなんだろなーという感じ。人型の方が動きやすいのだがリリアの頼みで小屋の中ではちびドラゴンになっていた。
そして、旅立ちの日。
ある程度強くなったので旅に出ることにした。このことをリリアに伝えると祝福してくれたが一瞬寂しそうにしていた。そりゃまた一人になるんだもんな。でも俺は決めたんだ。
旅の準備を終えて、最後にリリアに別れを告げる。
「リリア、短い間だったけどいろいろありがとう。」
「私はなにもしてないですよ。逆にお世話になってたぐらいです。それとこれ、旅で役に立つと思うので持ってってください」
そういって小さな袋を渡された。
「これは魔法袋といって、見た目に限らず大量のものを収納できるんです。他のと違って魔力も収納できる優れもの、旅で役立つこと間違いナシですね!」
リリアって結構スゴイ人なんじゃないかな、とたまに思う。
「あと、私がここに住んでいることは絶対に誰にも話さないでくださいね。」
「わかった、ありがとう。じゃあまたいつか!」
こうしてライアスの旅は今、始まった。
次から話が展開してきます。短い……