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三章 〜学校編〜

突然だが俺は黒い目で黒い髪だ。だかしかし俺はこの日本の常識を知らないので日本に住んでいたというと怪しまれる危険がある。

そこで、百合子と話し合った結果日本人だがアメリカの田舎で暮らしていたことにした

日本に来た理由は両親が死んで遠い親戚の百合子の家に引き取られたということにした。

ちなみに俺らが通う学校は公立吉野ヶ丘高校というらしい。


「というわけで、アメリカから来ました

ロイド=ジョージと言います。よろしくお願いします。」

おれが教室に入って先生に言われて丁寧に挨拶するとみんなはなぜかザワザワと囁き始めた。そうしてるうちにクラスメートの1人がこんな質問をしてきた。

「あの〜、今日そこにいる百合子さんと一緒に登校してきたのを見たんですけどお二人はどんな関係なんですか?」

「え〜と、うーん。信頼できるパートナーかな?」

俺がそう言った瞬間、みんなはザッと百合子の方を見た。百合子は嘆息しながら

「否定はしないわ」

と言った。男子は悲鳴をあげながら俺の方を睨み女子はみんなヒソヒソ俺と百合子の方を見て囁きあっていた。

俺は何故みんながこんなことになっているのかわからなかった。HRのあと1人の男子が俺のところにきた。

「よう、俺の名前は八重垣恭弥ていうんだまぁ、きょうやって呼んでくれよ。今日帰りしに遊びに行こうぜ。聞きたいこともあるし」

「おう、いいよ。聞きたいことってなんだ?」

「んー、あとで言うわ。」

そういって恭弥は席に戻った…


異世界に住んでいた俺にとって授業はすごく面白いものだった。特に化学は俺が一番興味のある分野だ。そんなこんなであっという間にその日の授業が終わった。百合子は一週間休んでいた理由をでっちあげに職員室にいき俺は一人で恭弥とカラオケというところへ行くことになった。


カラオケボックスに入ると俺は恭弥に聞いた

「話って何?」

恭弥はニコニコしながら、

「先に歌おうぜ」

…なるほどここは歌うところなのか。

「それもそうだな」

それから一時間俺らは歌い続けた。歌は以前百合子が歌っていた歌を歌った。カラオケボックスを出たらもう日がとっぷり暮れていた。俺が今日の余韻に浸っていると、別れ際に恭弥は俺に百合子を呼ぶように言った。

俺は疑問に思いながら百合子を呼び出した。彼女はちょうど近くにいたようですぐにきた。百合子もきたので俺たちは改めて聞いた。それは俺の今日の余韻が吹き飛ばすほどのものだった。恭弥はニヤニヤしながら言った。


「ロイド、お前異世界人だろ」と


……なんでばれたんだろう?

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