序章
初めて書きました。面白くする予定なので読んでみてください。
俺の名前はロイドジョージで年は14歳だ。シダレン王国にある村で生まれて、魔術師をしている。魔術の知識と体の強さならかなり自信があるのに、魔力が少ないから誰も俺を雇ってくれないのですごく貧乏だ。
「はぁ……。どこか働かずに生きていける場所はないもんか」
そんなことを言っていたある日、王都で俺の人生を変える一つのお触れ書きが出た。
それは……
『私は異世界人である。そろそろ帰るから誰か私に異世界に帰る方法を提示せよ。
出来た者にはなんでも願いを叶えてやろう』
という異世界から来たという少女ー現在の王国の軍の大将で14歳という驚異的な早さで出世したすごい人ーからのお触れだった。
周りの連中はみな
「大将は頭がおかしくなったのか」
と笑ったが、俺は本気で送還魔術を作っていた。
俺の魔術知識があればギリギリ理論上はいける魔術を作れるだろうと思っていた。
しかし現実は甘かった。なかなか作れない……
一週間考え続けて仕事が本格的になくなってきた頃ようやく俺は魔術を完成させることができた。
しかしここで問題が一つ、そもそも異世界がどんなところかがわからないからどこに送ればいいのかわからないというものだった。
「うーん……ま、とりあえず持って行ってみようかな」
そう言って、王都にある城に行ってみたところ……
「お前何者だ‼︎ここは部外者は立ち入り禁止だ‼︎出てけ‼︎」
「え⁉︎ちょ、まっ……」
締め出されてしまった。
「なんなんだよ、くそ、せっかく作ったのにこうなりゃ無理やりにでも会ってやる‼︎」
俺はその夜自分の作った魔術の中でも最高傑作の透明化を使って城に正面突破した。
「ん?待てよ勢いで城の中に入ったけど、大将ってどこにいるもんなんだ?」
俺は歩き回った。朝が明けてきてそろそろ侵入したこともばれそうになった時、俺はあるドアにたどり着いた。
ドアを開けるとそこには俺と同世代くらいの女の子が立っていた。
……すごくカッコよかった。
俺は魔術を解いてその女の子に大将の場所を聞くことにした。
「おーい。大将の場所知らない?」
その女の子は驚きながら振り向いて、警戒しながら俺に言った。
「貴様誰だ‼︎ここは大将の部屋だぞ⁉︎」
「お、てことはお前が大賞か?」
「そうだ。」
「あ〜〜やっと会えた‼︎俺送還魔術完成させたんだよ!」
「ほんと‼︎いや、でも怪しいなぁ。こっそり頼んだ王国の優秀な魔術師でさえ無理だった
のに本当にできたの〜?」
「大将のお前でさえ他人の評価を肩書きで決めるのか⁉︎お願いだから信じてくれ。俺には
もう後がないんだ」
「うーん……」
とその時突然窓が割れ顔を隠した小さな男が入ってきて、大将に襲いかかった。
「ハァ、また来た……」
大将は、そう言ってその男を殴り倒した。
俺は驚いて
「そいつは誰だ」
と言った。
大将は悲しそうに話した。
「私がこの国に来てこの国は平和になったわ、でもね私は権力を持ちすぎてしまったのよ。だから国に狙われてるのよ。私がこの世界に来てできた友人までけしかけてきてね……だから私はこの世界を去ることにしたのよ。」
「ふーん、大変だったな。でもまもう帰れるんだからこの世界のことは忘れて生きればいいじゃん。」
「ふん、あなたが作った魔術が本物ならね」
「一回見てみてくれよそれで判断すればいいだろ?」
「そうね、見せてみなさい?」
俺はとりあえず魔術を見せてみた。
魔術の説明をしていくと、半信半疑だった大将も次第に信じていった。
「なるほど。確かにその魔術ならいけそうね
。で、あなたが欲しい報酬ってなによ?」
「俺はあんたが欲しい。」
「ハァ?無理に決まってるでしょ。私地球に帰るのよ?」
「ああ、恋愛的な意味は全くないから安心してくれ。俺はな絶ッッッッ対に裏切らないパートナーが欲しいんだ。俺な、ある村で生まれたんだけど、そこでもう本当に信頼できる恋人がいたんだよ。でもな俺そいつに騙されちゃって村の財産パクった犯罪人に仕立て上げられたんだよ。で、俺はその後思ったんだ。恋愛的な意味とかいらないし、軽薄な友達100人とかもいいから何があっても裏切らないパートナーが欲しいなってな。だから俺のパートナーになってくれないか。そして俺もその地球とやらに連れってくれよ。」
「私ならなぜ裏切らないと思うの?」
「大将もこの世界に来て一番の友達に裏切られたんだろ?なら俺と同類かなって。」
「そう……うーん、まだあなたのこと信じたわけじゃないけどじゃあ一緒に行こうか」
「おう」
俺たちは床に魔術を書いた。
「あ、それと私の名前百合子よ 高野百合子、地球のことは着いてから教えてあげる」
「わかった。じゃあ百合子これからよろしく‼︎」
こうして俺は地球という異世界に行くことになったんだよ……
頑張っていこうと思います