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おとーちゃんの為ならえーんやこーら 中篇

執筆中、ものっそいダレた。


注意:厨ニ成分と意味不成分が多分に含まれておま


呼んでいて「はぁ?」となる部分もありますが、軽く流してくれると作者が喜びマス

この(まち)は2000年前(ねんまえ)から存在(そんざい)していた遺跡(いせき)を街として再利用(さいりよう)している。


つまりは、商店街跡しょうてんがいあと商店街(しょうてんがい)として、鍛冶師(かじし)工房(こうぼう)鍛冶屋(かじや)みせとして。


技術職(ぎじゅつしょく)生業(なりわい)としている者達(ものたち)は、(のこ)っていた2000年前の残滓(ざんし)を元に


何代(なんだい)()けて、途絶(とだ)えて()くなってしまった所謂(いわゆる)遺失(いしつ)技術(ぎじゅつ)復活(ふっかつ)目指(めざ)しているのだそうだ


そして最近、アリスの知り合いの、とある鍛冶屋の親方が、遺失技術のほんの足がかりの一部に至ったらしい。


そして、そのとある鍛冶屋が―――


「――あそこが?」


手を引かれ、話をしながら歩いて数分、意外と近くにその鍛冶屋があった。


「そ、あそこの親方が造る剣は、うーんと、そうね、私達で言う製造位階で言うと【唯一(ユニーク)】に限りなく近い【業物(わざもの)】を造り上げる事が出来るのよ。 参考までに、他の職人の平均だと、過大評価してようやく【一般】というところなんだけれどね、凄いと思わない?しかもほぼ独学でよ?」


なるほど、ほぼ独学で【唯一】に片足を突っ込んでいるのか。


プレイヤー達ですら、独学だと【良質(りょうしつ)】に近い【業物】が限界だった


それを考えると、その親方さんという人の才能は俺達から見ても破格で


長年にも及ぶ血のにじむ以上の努力を続けてきたのだろうと容易に推測できる。


「なるほど、確かに凄いと思う・・・けど同時に、だからこそ勿体無いとも思う・・・いや、これは侮辱になるか、訂正しよう、アリスがここまで評価する【親方さん】には、いつかは【神域】に届いて欲しいものだ」


もし、【親方さん】生まれる時期がもっと早く、2000年以上前なら、しかるべき師の元でしっかりと技術を学び、弛まぬ努力を続けていたのなら、あるいは―――


「あら、貴方(アクロ)が教えても良いんじゃないの?」


俺の言葉を聞いていたアリスは、意外な一面を見たとでも言いたげな表情でそんなことを言った。


でも、それは多分一番やってはいけないことだろうと俺は思う


技術を教える事は、確かに良い事だが、それでも決して良いことばかりではない。


光があるなら必ず陰があるように、一歩どころか数歩抜きん出た技術を学んだ技術者は、尊敬されると同時に異端の目で見られる。


そしてその噂が大きくなれば、大抵は碌な結末にならない


上から目線で見下しているようで嫌だが、一から十まで教えることは簡単だ、だが教える技術には、教えても良い限度がある。その見極めはとても難しいのだ


だから―――


「それはしない、けど、さりげなく【親父さん】の位階と同じ位階かつ異国の技術を持ち込んでみるくらいはやって良いかも知れない・・・善意の押し付けと言われたらそこまでだけどな」


アリスが言ったとおりの才能なら、此処で停滞させるのはやっぱり、あまりに惜しい


上位位階の技術を教えることはなくとも、一段階上の位階に至りかけているのなら、それに至る切欠をつくるくらいは許されるだろう。


行き過ぎた技術を教えるにしても、教えないにしても、中途半端はやっぱり危ないから


「ふ~ん、貴方(アクロ)もいろいろ考えてはいるのね~・・・さて・・・あれ?」


・・・?如何かしたのだろうか、アリスが目的地らしき建物に入らずに首をかしげている。


「如何かしたのか?・・・看板?・・・何だこれ」


沢山のワームがのたくった文字のような何かが書かれている


・・・よ、読めん・・・!・・・この2000年の間に文字が変わったのか・・・?


いや、依頼を探す掲示板の所に貼り付けてある紙に書いてあった文字は読めたのだから変わったわけだはないだろう・・・


「ありゃりゃ、相当焦って書いたみたいね、これじゃあ慣れてないと読めないわ・・・まぁ、要するに【何か作ろうにも鉱石が届いてなくて造れないから原因を如何にかして来る】って書いてあるのよ、多分、鉱物商の所で何かあったんじゃない?」


なるほど、ああ、確か三日前にそれっぽい依頼の紙が貼り付けてあったような気が・・・


空からいきなり大岩が落ちてきて、道をふさがれたとか何とか、チラっとだけ聞いた気がする・・・


まぁ、こっちの依頼内容のほうが興味深くてその時はスルーしたんだっけ


結果的にはこっちに来て正解でもあったわけだけど


ふと、アリスを見る


アリスって、冒険者登録してたっけ・・・?


依頼を複数同時に受けるとあまりいい顔されないのだが


アリスがその依頼を受けて、俺がその付き添いということにすれば


まぁなんとかスジは通るわけで・・・


どちらにしろ、聞いてみる価値はある・・・か


「アリス、伝承時代の方じゃなくて、今の冒険者登録ってしてあるのか?」


―実際に、聞いてみた―


「ん?うん、してあるよ、街を移動するときに便利だからね・・・まぁでも、若返っちゃってるから作り直しかなぁ・・・」


・・・ふむ、なら尚の事、一度冒険者ギルドに向かってみるべきだな


「今後のためにも、一度ギルドに行ってギルドカードの再発行か更新しに行こう」


「うん―――あ、ご、ゴメンね、その・・・えっと・・・」


どうやら無駄足になったことを気にしているらしく、アリスはバツの悪そうな、困った表情になった。


・・・少しだけ不安の色が見えるのは気のせいでは無いだろう。


なぜなら、彼女(アリス)が不安になった時、俺の服の裾を掴もうと手を少しだけ動かそうとして、出かけた手を引っ込めるという仕草を繰り返す。


さらに不安が大きくなれば、抑えきれずに俺の服の裾を掴んでしまう、まぁ、クセと言うヤツだ。


その仕草もまた愛らしく、不安そうな表情もあり、保護欲をかきたてて良いのだが


「アリス」


「え?――んむっ!?」


それでも、笑顔でいて欲しいので不安を取り除こうと抱き上げ、誰も居ないことを確認し、そのままキスを落とした俺は悪くないはず


=このロリコンめ、いやここはあえて「兵士おまわりさんさんこっちです」か?=


てめぇ=俺=ェ!寝てるんじゃなかったのか!


・・・くどい様だがそれは違うと断言するぞ


ロリが好きだからアリスを愛しているのではなく、愛しているアリスがたまたまロリになっただけだ。


俺ロリコンじゃない!だから「兵士おまわりさんさんこっちです」とか言われる筋合いは無い・・・と思う・・・いやない!


・・・この思考は邪魔だな、封じておこう


なんと言うか、アリスの顔が赤い


いつもよりちょっと見開いてるような気もする


表情だけで読むとすれば、少しの驚愕と、家の外で、人通りは少ないものの、それでも人が居るかも知れない道のど真ん中で、軽いとは言えキス(口付け、接吻とも言う)をされたことに対する羞恥と言った所か


「――外じゃちょっと恥ずかしかったか?ならこれで相子(あいこ)な」


「――・・・ず、ずるっ子め・・・!」


アリスは顔を真っ赤にしながら抗議の声を上げる。


「はっはっは」


自分もちょっと恥ずかしかったのは黙っておこう・・・


抱き上げたままの自分の左腕を腰掛のようにしてアリスを支え、そのままギルドに向かうことにした


アリスもアリスで少し恥ずかしそうに、しかし満更でもなさそうな表情で俺の首に片腕を回して落ちないようにしている。


重さを感じえると言う事はあまりない、力の数値はこれでも+方向で振り切れているのだ


俺が支えられる許容重量の数千分の一にも満たないアリスの体重は、それでも【私は此処に居る】と、確かな命の重みとして此処に在る。


その命の重みは、とても重い・・・重くて重くて、背負えば、背負った自分が潰れてしまいそうなほど重いが、嫌な重さではなく、不思議とずっといだいていたいと思える。


尊く、かけがえの無い、失いたくない、とても大切な重さなのだ。


そして、【背負う】と【抱く】では、似ているようで違う。


受け入れる事や、受け止めるといった意味では同じなのだが


【背負う】場合は、彼女アリスの全てを自分アクロが肩代わりすると言った意味が・・・

彼女の、彼女の為の、彼女だけが背負う若しくは背負いたい何かを俺が肩代わりするのは、


あまりに独りよがりが過ぎるし、傲慢にも程が在る。


無理してでも、そこまで背負った時、そこに見出すべきアリスの【個】が有るのかといえば、否であると俺はそう思っている。


仮に、すぐにでも押しつぶされそうなほどのものを背負えたとしても、そう遠くない未来に力尽き、膝を付いても支えるものが無く、やがて力尽きる。


そうなれば最後、背負ったものごと壊れておしまい。


そして、【背負う】というのは、【人】を背負うのではなく、【人の遺志】といった、【止まって動かない】者達の【願い】を【背負う】のだ。


だから俺は【背負う】事はあまり好きじゃない。


まだ【止まっていない(生きている)】者を【背負う】のは、あまりに失礼すぎるからだ。




逆に、【抱く(いだく)】なら、俺もアリスも、両方同じだけ支え合う(抱きあう)ことが出来る。


嬉しいことや楽しいことは双方割り増しで共有し、悲しいことは二人で支えあって分担する


手に持つ何かが重くて膝を着いても、抱き合う(支えあう)相手が居れば、片方が片方を支え、回復を促す。


逆に、もう片方が膝を着いても、また逆の片方が支えて癒す。


お互いに膝を着いて力尽きそうなら、その体制をも利用して支えあい、なんとか立ち上がれる。


少しずつだが、隣で共に進んでくれる人が居る。


足が動かなくとも、抱き合った(支えあう)相手が力を貸してくれる。


進む距離がどれだけ短くとも、どれだけ時間が掛かろうと、少しずつ、少しずつ確実に進んでいる。


押すでも無く、背負うのでもなく、ただ隣から、前から、抱き上げている所から、共に歩んでいる。


だから俺はアリスを【抱く(支える)】のだ・・・


だからと言って、相手は必ず答えてくれる、必ず報いてくれるということは無い。


【【抱いた(ささえた)】のだからお前も俺を支えろよ】と、強制するというのは


それは【背負う】とか【抱く】とか言う以前の、ただの善意の押し売りだ。


まぁ、これはあくまで持論であって、例外もあるし、異論を唱えるものも居るだろう。


否定はせん、俺が勝手そう感じて、そう思っているだけで、誰にも押しつける気は無い。



≪=俺ェ、厨ニポエム乙=≫とか頭の中で響いたような気がするが、気のせいってことにしておく。





そんなことを考えながらも、俺の足はギルドに向かって動き続ける。



―――――――


―――――


「・・・でも何で巫女服?」


「えっ、今更!?」


―――


                  ――おっさん&アリス移動中――




鍛冶屋の店から歩いて数分、ギルドの前に来たのだが、なにやらギルドの前に冒険者らしき人たちが集まっていて騒がしい。


街道は広いので大した通行の阻害にはなりえないのだが、少し気にはなる。


このまま二人で野次馬しても構わないのだが、今回は目的があるのでギルドの中に入った


本当に今更だが、ギルドの内装は、酒場とギルドの受付を一緒にしたような感じで


酒場のエリアからも受付のエリアからも、誰が入ってきたか、というのは視線を向けただけで判る。


さて、ここで想像してほしい、朝から冒険者達が各々自由に喰ったり飲んだりしながら今日の準備をしている騒がしくもむさくるしい酒場、そして人通りの多い受付


そこに入ってきた、東の国にありそうな衣服を着た、何処かで見たような気がする雪のように白い髪の、外見だけ見れば10歳前後の幼女を【所謂片手版のお姫様抱っこ】している、とりあえず血色悪そうな白い肌の、それを除けばこの辺の住人が着ている服を着た、その辺に居そうな青年


想像してみれば判るとおり、まぁ、なんだ・・・その、傍から見れば違和感バリバリで異様に目立つ


ざわざわと騒がしかったギルドの建物の中がしん・・・と静まり返り、冒険者やギルドの職員達の視線が、【その違和感(アリスと俺)】に集中する。


当の俺は、そんなことは如何でもいいと言わんばかりに受付の前に到着。


アリスが自分の懐を探って、例のブツを受付の上に置き


「このギルドカード、結構古いんだけど、まだ使えるかね?」


その先に座って唖然としていた受付の人に向かって可愛らしい声で本題を述べた。


「え?・・・あっ、はぃ・・・っ!?こ、これ・・・本物・・・?いや、でも・・・まさか・・・」


受付の人は、アリスによって提出されたギルドカードを手に取り、確認しようと名前の覧を見た瞬間、様子がおかしくなった。


「アリス・ディグリム氏で合ってますか・・・?」


それでも幾つも仕事をこなしているらしいのか、確認作業は忘れずにする受付の人。


アリスはその確認に首肯することで返答する。


すると、受付の人から、何かこう、耳を塞ぎたくなるような雰囲気をかもし出し始め、ついに――


「グ、グランドマザーーーーッ!!?」


驚☆愕☆発☆声☆爆☆発


外見の組み合わせの異様さから酒場のエリアで飲食や準備をしながら注目していた者達全員が、一切例外なく全員同時に噴出した。


その驚愕の声が外にも響いたのか、外に居た冒険者らしき集団が出入り口にへばりつくようにして此方に視線を向ける。


次の瞬間からまたざわざわと騒がしくなり


「グランドマザー・・・だと?」



「話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!」

「「ナ、ナンダッテー!!」」


だとか


「あ?グランドマザー?若返ったんだ」

「なんだ、グランドマザーか」

「グランドマザーなら仕方ない」

「グランドマザーならやりかねない」


だとか


「え?グランドマザー?あぁ、あれのことか」

「グランドマザーね、俺も持ってるよ、いいよなグランドマザー」


と、知っているもの知らないものと声が分かれたが、普段の酒場より一段と騒がしくなった。


「・・・お前いったい何やったん?」


ここまで騒がれるとは、いったいアリスは何をやらかしたんだ・・・


いや、依頼主の話が本当なら、彼らのトラウマを抉ってしまったのではなかろうかと心配で心配で(棒)


「ん?ん~、ちょっとやりすぎたガキ共にお灸を据えたり、ちょっと鍛えてやったり・・・まぁ、いろいろ?・・・それはともかく、受付の人、そのカードまだ使えるのかね?」


「あびゃびゃびゃばばば・・・はっ!?えっと、あ、このカードが使えるかどうかですね、は、はい、まだかろうじて使えます。あくまでかろうじてなので、一応更新しておきましょう、少々お待ちください」


受付の人は席を立って奥の部屋へと向かい、水晶のようなもので出来た球体とその台座を持ってきた。


「お待たせしました、水晶にご自身のギルドカードを当てていただくだけで更新が完了されます」


どうやら、本人確認とギルドカードの更新が出来るようになっているらしい。


アリスはそれに了承し、自身のギルドカードをその水晶に当てた。


すると、水晶に当てられたアリスの赤銅色のギルドカードが光に包まれ、その光が収まる頃には、白金(プラチナ)のような色をしたギルドカードに変化していた。


どうやら更新が完了したらしい。


「更新が完了しました。そ、それにしても、Sランクで、さらに白金プラチナカードですか・・・は、ははは・・・さすがというべきか、グランドマザーだから仕方ないと言うべきか・・・」


受付の人の顔が盛大に引き攣っている。


しかし、冒険者ランクとギルドカードの色に、何かあるのだろうか?


アリスもそのことは知らないらしく、不思議そうに首をかしげている。


「どうやら、知らないみたいですね・・・では、説明させていただきます。」


何かよく判らんが、いきなり説明が始まった。


「冒険者ランクがギルドの貢献度によって上下されるのはご存知の通りなのですが、ギルドカードの色や触れたときの感触は、そのギルドカードの持ち主の、身体的能力と言うか、基礎能力の強さを示しているんです。」


曰く、木<冷たくない氷<石<精鉄<鋼<シルク<赤銅<銀<金<ミスリル<オリハルコン<白金 の順


曰く、ランクが上がっていくにつれて色や材質の制限が無くなっていく。

F【木から冷たくない氷まで】

E【木から石まで】

D【木から精鉄まで】

C【木から鋼まで】

B【木から赤銅まで】

A【木から金まで】

S【木から白金まで】


曰く、Sランカー史上、アリス抜きの場合の最強だった人物でようやくミスリルとオリハルコンが混ざったようなもの。


白金なんてものになれるのは伝承時代の「プレイヤー」クラスであり、現代では机上の空論だといわれていた。


「―――と、言うわけなんですよ」


なるほど、それで受付の人の顔が引き攣っていたのか、納得。


正確なステータスや装備の詳細が判らないならいいや


「説明ありがとう、なるほど、まぁいいさね、アクロ、依頼を探しにいきましょう?」


ウィルコ(了解、行動に移る)


「じゃぁ、俺達はこれで」


「あ、はい、ではまた後ほど」


受付を離れ、依頼が張ってある掲示板の前に来た。


(くだん)の依頼を探そうとしたが、探すまでも無く、派手に強調されて張られていたので、探す手間が省けた。


――――――――――


緊急依頼


依頼主:鍛冶屋【ドラゴンキラー】

親方 ハガル=(スミス)=プレイヤ


内容


俺達が取引している鉱物商のキャラバンの補給地点にある街の出入り口が

突如空から降ってきた大岩に塞がれて、街に居たキャラバンの連中が立ち往生している。

なんとか岩を除けようとしたらしいが、何故か魔物に邪魔されて、作業を続けようにも

怪我人が増え続けて、もはや作業どころでは無いらしい。

岩を除ける作業はワシ等の一派がやる。この依頼を受けた冒険者達には、その護衛を頼みたい。


報酬

鍛冶屋からは参加者全員に割引券一枚

鉱物商からも参加者全員に割引券一枚


現在時刻   11:25

締め切り時刻 13:00


参加者氏名 要書き込み


マクガイル


アレン=プレイヤ


リリィ=テルス


フレイヤ・イースベルト


クラウス・マッケン


キール・クロイス


グラム=ローエン



―――――――――


「あぁ、これだ、これ、此処に名前を書くのか」


読んでみて判ったことだが、見知った名前がチラホラと、マッチョ()ランクS()冒険者さんなにやってんすか・・・いや、それほど重要なことなのか、いや、重要じゃなかったら緊急依頼扱いになんかしないか。


「あ、それ知ってる、名前書いたらギルドの人に伝わるようになってて、その待合室まで案内してもらえるようになってる、伝わるようになってるのは、所謂近代魔法ってやつさね」


なるほど、アリスは人目のあるところではこんな感じなのか


「へぇ・・・いや、関心は後でしよう、名前書かないと」


「それもそうだね」


――――――――――


参加者氏名 要書き込み


マクガイル=ミズガルズ


アレン=プレイヤ


リリィ=テルス


フレイヤ・イースベルト


クラウス・マッケン


キール・クロイス


グラム=ローエン


アリス・ディグリム


アクロ・ディグリム(苗字だけ何故か筆跡がアリスの文字に似ている)


――――――――――


おめでとう、アクロはアクロ・ディグリムに進化した。


・・・いやいやそうじゃなくて、もっとこう、ほら、なんと言うか・・・


「・・・さらば我が青春、こんにちは楽しい新婚生活」


ってやつだな、一度は言ってみたかった言葉、実感をもって言えるようになるとは・・・少し感激


「何言ってんのさ、案内の人来たよ?早く行こう?」


アリスが少し呆けていた俺の服を掴んで軽く揺すり、案内の人がきたことを知らせてくれた。


来るの早いな案内の人、え、あの、何でそんな微笑ましげなものを見るような目で・・・


娘さんですか?いえいえ、半身のような・・・あ、いや、ロリコンとかじゃなくてですね、えっと


いやそんな虫を見るような目で見ないでくださいよ、ちょ、ちょっと?


「・・・それでは案内しますので、付いて来て下さい」


あ、あれぇ~?無視?無視っすか・・・・・・アリス助けて、超助けて


「・・・いまのはアクロの説明のしかたが悪い・・・かな?」


まじでか・・・








                        ――つづく――



お う ど ん た べ た い 


さ ろ ど や た び こ い


な た り っ み | や お


い え あ て じ し き と


  な さ お ゃ っ た こ


  い   し ぁ た べ


      ま | | た


      い     い


      な


      さ


      い




特に意味は無い

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