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ep.5新入部員は女の子?!

新しい週が始まったある日、バスケ部の体育館に見慣れない女子生徒がやってきた。長い髪をポニーテールにまとめた彼女は、軽い足取りで翔太たちに近づいてくる。翔太は少し驚きながらも、「何か用ですか?」と声をかけた。


「私もバスケ部に入りたいんだけど…大丈夫?」その声は明るく、どこか自信に満ちている。


彼女の名前は川村美咲。2年生で、今まで女子バスケ部がなかったために個人的にバスケの練習をしていたらしい。翔太は少し戸惑った。今まで男子だけでやってきたチームに、女子が入るというのは想定外だったからだ。


「でも、女子だからって理由で断るのはおかしいよな…」翔太は心の中で葛藤しつつも、美咲をよく見てみると、彼女は既にバスケットシューズを履いており、準備万端だった。


「じゃあ、早速見せてくれる?」翔太がそう言うと、美咲はニッと笑いながらボールを受け取り、軽くドリブルを始めた。そのドリブルは見事なまでに正確でリズミカルだった。美咲はそのまま3ポイントラインの外まで下がり、軽やかにシュートを放った。


ボールは美しい弧を描き、見事にネットを揺らす。「えっ、すごい…」翔太は驚きを隠せなかった。美咲は微笑みながら、「これくらい普通よ」と言った。


「すごいな、君…でもバスケはシュートだけじゃないぞ?」田中が冷静に言ったが、その目にはすでに美咲の実力を認めている様子が伺えた。


こうして、美咲は正式にバスケ部の一員となり、翔太たちにとって心強い味方となった。彼女の存在はチームに新しい風を吹き込み、特に3ポイントシュートという強力な武器が加わったことで、チームの戦略に幅が広がった。

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