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「ちょっとどういうつもり?」かくれがの小屋まで戻ったカロリーナが
イーサンにかみつく。
「それは、こっちのセリフだバットエンドになるって分ててそのまま
死ににいくとか無茶苦茶すぎるだろ」
「有難迷惑よこれからどうするのよ」
「そりゃこの国から出るしかないな」
「出るしかないって。まあいいはそうするしかないわね」
「何やってるんだ? 早くでないと追ってがくるぞ」
「準備に決まってるでしょ」カロリーナは、アイテムボックスに
小屋のものを詰め始めた。
「ほーそれが魔法の鏡か…」
「本物は初めて?」
「そりゃな」
「ガッシャン!」
「ちょっと!」
「はい終了」
「あんた馬鹿なの? この世界で魔法の鏡割るとか?!」
「はい、これプレゼント」
「何これ?」
「ただの鏡」
「は?!」
「このチートまみれの世界でただの鏡は貴重だろ?」
「まあここまで来たら鏡なんてなんの意味もないしどうでもいいわ…」
カロリーナがただの鏡を見て固まる。
「とんでもないチーターみたいだな」
「白雪姫…」ただの鏡に写っていたのは、醜い魔女ではなく
白雪姫だった。
「お前がやったんじゃないの?」
「嘘でしょ…もっと早く気づいていれば…」カロリーナがその場に崩れ落ちる。
「チートに頼りすぎて大切なものを見失ってたみたいだな。ここでうずくまったまま
死ぬのを待つか?」
「今更どうすればいいのよ」
「とにかくここから逃げるしかないだろ」
「もう、とっくに注文書の内容は終わったんじゃないの?」
「こっから先はサービス残業だ」
「すまないがここで死んでもらう」あっという間に追ってのドワーフたちに
追いつかれてしまう。
「ということだご苦労さん」
「ええ、もう十分よ…え? そうあなたも…そのもそも転生者狩りギルドなんだから
当然よね」イーサンが、アイテムの剣を抜きドワーフたち共に
カロリーナに敵対する。
「悪く思わないでくれ依頼主の命令は絶対なんでね」イーサンが
カロリーナを切り殺す。
「大丈夫ですか?」
「え?」
「王子?!」カロリーナは、魔法のバリアにより守られていた。
そしてその魔法を放った男は、王子と呼ばれていた。
「誰だ?!」
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