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「ええ…このままでは、霊龍騎士団がキンキン騎士団になってしまいます」
「そうですか…」老齢の騎士団長がしんみょうなおももちではなしているにもかかわらず笑いをこらえるのに必死だった。
「こちらへ」
「はい…」イーサンは、 霊龍騎士団の本部に通された。壁には、歴代の騎士団長の肖像が
かざれられていた。みな老齢の騎士たちだった。
「ボニア王国へ飛来した霊龍たちを騎士団は、迎え撃ちこの王国は守られた人々は彼らのこうせきをたたえ」しょうぞうがの下にはこの国と霊龍騎士団のせつめいが書かれていた。
「この国は、霊龍ともに歴史を刻んできました」
「そうなんですね。これが…」しょうぞうがが突然若くなる。
「はい、これがさっきのキンキン騎士団長です」
「ボニア王国へ飛来した霊龍に英雄カインは、立ち向かいキンキンキンして
そして激戦のすえキンキンそのたたかいを称え人々はキンキンキン…」意味不明の説明になっていた。
「実は、今年に入ってから霊龍が飛来しなくなったのです」
「え? よかったじゃないですか」
「それが、国王から霊龍騎士団の削減の話がでていまして」
「つまり霊龍のきょういにさられなくなったら必要ないと」
「はい…」
「あまりきれいな仕事とはいえなさそうですね…」
「はい…なさけない依頼ですが」
「わかりました。なんとかしましょうキンキン太郎の方がはるかにきたないですしね」
「来てくれたんですね」決闘上に呼び出すとカインは呼び出しにすなおに応じてくれた。
「こんな戦いもう終わりにしたいんですがね」
「きぐうですね我々もこの国から退出ねがいたんです」
「じゃあエミールを開放してあげてくださいそうすればこの国をから去ります」
上品な騎士の甲冑をきた美しい女性が姿を見せる。
「エミール様! お気を確かに」イーサンが鑑定スキルを使うまでもなく
洗脳されいるようだった。
「彼女はいったい?」カインとたいじするイーサンがたずねる。
「彼女は王子の次期結婚相手です」
「私は、彼についていきます」エミールは、主張する。
「彼のどこがよかったんだ?」
「剣術です。ほんとに見たことないぐらい強かったんで」
「彼に剣術の能力はないよ。彼の攻撃は音声の波動によるもで
剣術ではないよ」
「どういう意味?」
「エミールこんなやつらのいうことまともに相手にする必要ないよ」
「こいう言う意味だよキンキンキン」イーサンは、
キンキンといいながら剣を適当に振り回す。
「ずいぶんとあおってくるね。どうやらここで僕の剣術を
見てもらうまではわからないみたいだね」
「みなくても分かるさ鑑定スキルで見せてもらったよ
君には、剣術の能力が存在しない」
「ははは、そうか一度僕の剣術をみないとわからないみたいだね」
「じゃあ見せてもらおうか!」
「キンキンキンキン!」カインは大声で叫びながら
剣を振り回す。剣げきはまったくかすりもしないが
音声の波動がイーサンを襲い吹き飛ばす。
「これがキンキン太郎か…」
「この辺にしておいてやろうか」
「みたでしょ剣術ではなくただけキンキン言ってるだけだって」
「まだ言うんですか残念ですね」
「キンキンキン!」波動が響き渡る。
「反射! 乱反射!」反射スキルで波動をはじき返し
それを乱反射で増幅させてカインに波動を送り返す。
「貴様! 一体?」自分のキンキンを受けてボロボロになった
カインが横たわる。
「全部すっかりキンキンを返却させていただいただけだよ」
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