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「退職代行を依頼したいんですが」イーサンは、退職代行をクエストを依頼する。
「はい、ではこちらに内容の詳細をおかきください」
「はい。これで」
「分かりました」
「ふーこれで退職だ!」クエスト依頼を出てイーサンは、伸びをする。
「ユニークスキル万能職が手に入りました」
「? なんだ?」イーサンに新たなステータスが表示される。
「ま、いっか 青空がきれいだな これからどうすっかな~」
現実世界でも異世界でも非正規を転々かぁ…。
でも、いまさら引くに引けないからなぁ。
俺は、現実世界で新興宗教創成学界に幸せになれる
夢が叶う 願い叶う 病気が治る 経済苦から
逃れられる。という教えを信じて信仰していたが
願いも夢叶わず、不幸のどん底に落ちてしまった。
政教一致しているため
新興宗教に関する法整備は極めて甘いため
国家や新興宗教による保証や賠償を求めることは
不可能だった。
そして、新興宗教を信じてしまったばかりに
異世界転生を退路を断って
くり返してしまって
引くに引けなくってなってしまった。
金もない 彼女もいない 家庭もない
マイホームもない 金もない
しかし、異世界転生のため稼いだ
現実世界のお金ももう枯渇ししそうになっていた。
異世界転生でお金が稼げなくても
まぁお金がなくても悪いのは俺ではなく
あきらかに創成学界なんだから
現実世界にもどったら創成学界の事実
「夢も願いも一切中わないし祈った人生ときっちーり
真逆の不幸不満だからの生き地獄のような人生☆を
おくることになる」という自らの人生という証拠つきの事実を
ネットで匿名でこっそ~りっと☆広める活動を死ぬまで続けるだけなんだけどね☆
もし、万が一金欠で現実世界に戻るようなことがあれば
ん~異世界転生でお金が稼げるようになるまでは、
この活動続けるしかないよなぁんうんうん☆
また現実世界で仕事かぁ嫌だなぁ。俺は、悪くないのになぁ。
職を転々としているので転職するたびに
嫌な思いをしている。
新しい仕事を始めるとき、仕事を辞める時
もう、うんざりだった。
また、新しい仕事を始めないといけないぐらいだったから
協力な焔の魔法火炎嵐で焼身自殺するほうがまだましだった。
はぁ…。仕事さがすか…。
適当にありもしない経歴を偽装して
履歴書アートを書き上げ異世界での転職準備を行う。
無職なったイーサンは次の仕事を探すためにギルド紹介所に向かう。
「よろしくお願いいたします」面接を受けることになる。
「はいよろしくお願いいたします」受付のお姉さんの前に座る。
「希望の職種は?」
「まあそうですね。楽な職種がいいですね」
「楽ですか?」
「はい」
「そうですか」
「何か得意なことは?」
「え~なんですかね」
「いや、私が聞いてるんですけど!」
「はあ…」
「… まあいいです。スキルは?」
「万能職」
「は? なんですかそれ?」
「なんなんですかね?」
「いや、あなたに聞いてるんですけど!」
「すいません…」
「そうですか固有スキルですね。今ままでの経験職種は」
「色々…」
「色々?」
「実はけっこう転職していて」
「どれぐらい」
「五十回以上ぐらいですかね…」
「そ・そうですか では、探しておくのでまた尋ねてください」
「何かありましたか?」数日後ギルド紹介所を訪ねる。
「ありました…」
「ほんとうですか」
「経験不問、履歴書不問の仕事ですがよろしいですか?」
「ええぜひ」
「え~その~」紹介所のお姉さんが言いにくそうにしている。
「なんです?」
「転生者狩りをおこなっているギルドなんですが…」
「え?」
「いかがですか?」
「えええ…」転生者狩りとは、異世界に転生して異世界を
荒らしているチーターたちを狩ることである。
「そうですか、しかし今のところイーサンに合う仕事はありません」
「業務委託?」イーサンに選択肢はなかった受ける一択だった。
「ええ、うちのギルドは完全自己責任これ注文書ねここに
書いてあるクエストをやってきてね」
「はい…」イーサンは、注文書に書いている場所に向かっていく。
「こんにちは」
「はいいらっしゃいませ」注文書に書かれていた依頼主
精霊境界を訪れると俺とはみらいえいごう縁のなさそうの
美少女が出迎える。
「あ、あのクエストの注文書を持ってきたんですが」
「はい、これですね…」注文書を読み始めすぐに受付の顔がくもる。
「なにかご存じのことがあれば教えてください」
「え? これはまさか転生者殺しをやるのですか?」
「そうですけど」
「つい先日も同じクエストでなくなられた方が…おやめになった方が…」
「他に仕事がないんで」
「そうですか…わかりました覚悟をあるみたいなのでお話します」
「いや、覚悟とかは特にないですけど…仕事しないと生きていけないですし…」
「私たち妖精は使役獣であることはご存じですね」
「ええ、人間などに従うことで力を発揮する」
「そうです。最近カリソンという男に多くの大精霊が使役されているのです」
「すごいテーマーがいるんですね」
「いや、通常大精霊は、モンスターテーマーを極めた召喚士が人生一匹
使役できればいいほうです」
「つままり?」
「かれは、なんらかのチート行為をつかい大精霊を使役しているのです」
「それを止めろと」
「はい」
「ここか…」マップにピンを立ててもらった宿に来た。
「すいません」
「どちら様でしょうか」裸にタオルだけまいた妖精が姿を現す。
「あっと、ごめんなさい。そのカリソンさんおられますか?」
「はい」
「なんかよう?」
「あの、実は私モンスターテーマーを目指していまして。
この辺りで天才テイマーがいるという話を聞きまして。
もしよかったら…」
「天才テーマー? 誰の事?」
「カリンソ様のことに決まってるじゃないですか」
「え? 俺のこと?」
「え? あなたがカリソンさんですか?」
「ああ、そうだけど」
「もしよければテーマーとしてのこつなんか教えていただけないですかね…」
「って言われてもな~」
「あの実はこの精霊をテイムしようと思っていまして」
「メアリです」イーサンが、今回のクエストの依頼主の精霊協会から預かった精霊
を紹介する。
「ほう。なかなかいい精霊だね。分かった引き受けよう」目の色が変わる。
「ありがとうございます」
「じゃあはじめるよ」街はずれの平原にくる。
「はいお願いします」
「結局、戦闘を繰り返しながらなつかせるしかない」
「そうなんですね」
「オオオオオオオオオ!」空洞の巨人が現れる。巨体が立ちふさがる。
「ちょうどいい。じゃあ始めるよ!」
「はい。メアリ!」
「はい!」
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