耳かきを最初に考えた人
みみかきッて
気持ち良いですよね。
でも耳の中になにか
物を入れるなんて
安全かわからないのに
考えた人は相当な
勇気を持った人
だったんでしょうね。
きっとそこには
ドラマがあったんです。
ある日本人の
壮絶なドラマが。
〜たぶん卑弥呼とかの時代〜
卑弥呼
「あぁぁなんかめっちゃ顔の横の穴モゾモゾするわぁ。ホンマ3日間くらい寝られへんし、こんなんぢゃこの村よくする気持ちになんかならへんわぁ…」
卑弥呼は悩んでいました。
村の人よりも
自分の顔の横の穴の
かゆさが気になって
仕方ありませんでした。
卑弥呼
「これ、なんか病気なんちゃうの?この穴になんかいるんちゃうの?どうしよう…みんなに雨降らせられるとか嘘ついたから、きっと神様怒ったんや。もぉあんな嘘つかんけりゃよかったわぁ。」
卑弥呼は毎日悩みました。
そんなある日、
卑弥呼が寝ている時に
卑弥呼の付き人が
たまたま耳の穴を見たら、
耳に白いのが
いっぱいでした………
それをみんなに伝えたら、
村中パニクりました。
それはそうです。
卑弥呼がいないと
雨が降らないのですから。
みんな病気だと思い、
とうとう卑弥呼に
言いました。
付き人A
「卑弥呼さまのその白いの、私達が命に変えても取り除きます。だから安心してください。」
卑弥呼は怖かったの
ですが、付き人の
熱い気持ちに打たれ、
決心しました。
卑弥呼
「よし………頼む。」
村一番の器用なやつが
卑弥呼に細い木の枝を
入れました。
村人がみんな緊張
した面持ちで見ています。
卑弥呼も緊張しています。
しかし卑弥呼は
次の瞬間思いました。
卑弥呼(あれぇぇなんやろこれぇ、めっちゃきもちえぇゃぁぁん。この気持ちなんなんやろぉ。もうちょぃ右や右ぃ。そっそうそこをもうちょぃグリッとぉ。)
卑弥呼のそんな気持ち
はよそに、村人たちは
出て来る白い粉を
清めていました。
魔物のように焼かれた
耳のゴミにむかって
何度も何度も
訳のわからない呪文を
かけています。
全て耳のゴミを
取り除くと、村1番の
器用な人はグッタリです。
馬鹿みたいに
耳のゴミを祭った
村人もグッタリしています。
しかし卑弥呼は
卑弥呼(めっちゃすっきりしたわぁ。これほんまええわぁぁ。週一くらいで頼みたいはほんまにぃ)
そして卑弥呼は言いました。
卑弥呼
「まだ、私にはこの魔物が住んでいる。だから週一で頼むわ。」
卑弥呼はこれいらい
耳かきの虜に
なりましたとさ。
ちゃんちゃん
えんど