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声に出して読むための語り

練習問題①の問1

 バナナ島に着いたその日、僕は桃を食った。周りの人間は一人残らずバナナを食べていたよ。僕が桃を食ったのは、バナナ島にも桃があったからだし、その桃はとても美味そうに見えたんだ。けれど、二日後には島から桃が無くなってしまった。僕は最初、みんなが桃を食べたくなったのだと思った。けれど違った。みんな、僕から桃を隠したんだ。彼らは猿みたいな顔をしてバナナを食いながら、僕が次にどうするのかを見ていたよ。どうして僕一人に対して、彼らがそんなことをしてきたのか、分からなかった。そうして分からないまま、二日後に僕は帰ってきた。もちろん、二日間はバナナしか食べなかった。バナナさえ食べていれば、彼らは何もしてこなかった。僕は島に行ったことを後悔なんてしていないよ。やっぱり、何事も経験してみるべきなんだ。

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