お屋敷に到着!!
無事にロッテンシュタイン家のお屋敷に着きました!
私達は、お屋敷の庭園の上空に現在進行形で浮いています~
「ただいまーー!!!」
いつもは誰かいるのに今日は誰もいないどころか、屋敷が騒がしいです。
なんでだろーって、私のせいじゃないかい!
きっと、私がおでかけしちゃったのだがバレてしまったのでしょう、、。うんそうだね。
そうにちがいない。
「「おじょうさまーーー!?」」
いつも、冷静な執事のレインが「どこほっつき歩いてたんですか!みんなで探したんですよ!」
めっちゃお怒りでした。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
怖いよぉ~でも、自業自得です。(トホホホホ。)
「旦那さま―奥さまー、お嬢様が聖獣連れて帰ってきましたー!!しかも、浮いてます!」
レインが報告に行きました。今のうちに、図書室に戻って知らんぷりするというのは、、、
「むりだね。」ハクのお母さんに言われてしまいました。
ハクのお母さん、なんで考えていることがわかるの?
「顔に出てるからね。」ソウデスカ。
そういえば、アンは?って後ろを見ると、私の陰に隠れて見えていなかったようです。
あっ、バタバタ足音が聞こえてきました。
「アリスーどこにいってたんだい!?」
「アリスちゃんとは、よく話し合う必要がありそうね。まず、今の状況を説明願おうかしら?」
オロオロしているお父様と、般若の形相のお母様がやってきました。
説明すると、、、
「お屋敷を勝手に出てしまいごめんなさい!!」
絨毯の上で土下座します。
「とりあえず、ここにきなさい。」
「はい、お母様、、、。」
絨毯を操ってお母様の前に飛んでいくと、
「まず、この絨毯はなにかしら?」
「町の家具屋さんで購入して、風魔法と重力魔法を付与し、落下防止のオリジナル魔法もかけた、
私が作った空飛ぶ魔法の絨毯です!!」
「さすが、アリスだ!!「あなた」はいすみません。」
「そして、この聖獣と女の子はどうしたの?」
「アンは町で、迷子になった時に助けてもらいました。両親が亡くなって一人は寂しいだろうと
つれてきました。ハク、、っあ、このわんちゃんは契約?しました!
こっちの、大きなわんちゃんはハクのお母さんで、お父様とお母様に挨拶についてきました。」
「さすが、アリス!七歳で聖獣と契約す「あ、な、た。」すみませんでした。」
「町に行くわ、聖獣だけでなく女の子も拾ってくるわ、、、
はぁ~いったい何をしたらこんなことになるの?」
「町に行きました!」
「そういうことじゃないのよ、アリス。町に行きたいのだったら、なぜ私達に相談しなかったの。」
「ごめんなさい。行っちゃダメって言われるかもと思って、、、。」
「そういう問題ではなく、まず一言相談してほしかったわ。」
「はい。」
「お屋敷のみんなもさがしたんだぞ?」
「はい。もうこんなことはしません。ごめんなさい。」
「わかりました。ところで、その女の子はどうしようと思ってつれてきたの?」
「ひとりは寂しいから、一緒にいたいから、つれてきたの。
本人も同意していて、お屋敷の使用人さんになってもらおうかなっと思いまして。」
「アリス、このことの責任を持ってその子をアリスの専属のメイドにしよう。」
「あなた!?いいの?どこの子かわからないのに、、、。」
「アリスが信用したのだ。この子の人を見る目を信じよう。」
「、、、わかったわ。そのかわり、新人メイドの研修をメリにやってもらいます。
これでいいかしら?」
「お父様、お母様ありがとうございます。」
「はじめまして、私はアンといいます。アリスのそばにいたいです。お願いします!」
「私はリリアナ・ロッテンシュタイン。アリスの母です。アンちゃん、アリスをよろしくね。」
「っあ、ありがとうございます!せいいっぱいがんばります!」
「私はアルバート・ロッテンシュタイン。アリスの父です。これからがんばってね。」
「ありがとうございます。がんばります!」
「ところで、そこの聖獣様とアリスは契約したの?」
「こんにちは。私はアリスが契約したハクの母親です。うちの息子が大変お世話になります。
よろしくお願いします。」
「ご丁寧に挨拶ありがとうございます。アリスの父親のアルバート・ロッテンシュタイン申します。
アリスと契約していただき、ありがとうございます。」
「こんにちは、リリアナ・ロッテンシュタインと申します。アリスがお世話になりました。」
「いいえ、怪我した息子を助けていただきありがとうございます。この年で治癒魔法を使えるなんて、
精霊に好かれていますね~もしかして、精霊の愛し子に会えるなんて、うれしいです。」
「「アリスが、精霊の愛し子!?」」
「アリスは精霊の愛し子なんですか?」
「これだけの精霊に好かれているとなると、そうだろう。」
「教えてくださりありがとうございます。」
「いいですよ~」
「ところで、聖獣様は何の種類ですか?」
「フェンリルです」
「フェンリル!?あの伝説の!聖獣の長の息子と契約とは、、、
アリスはホントになにを起こすかわからないわ」
「そうですね~あの子は綺麗な魂をしている。だから、精霊にも、息子にも好かれたのだろうな。
普段は幻界にいるのだけれど、今日は散歩ついでに人間界にきたのでね。」
「そうだったんですか。」
こうして、ハクは私の契約獣に、アンは私の専属メイドになりました。
読んでくださりありがとうございます。
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