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そろそろ、お家に帰りましょう

空を飛ぶことに成功した私達は、上空からアンとハクのお母さんを探すことにした。


しばらく飛んでいると、ハクが「いいこと思いついた!」というので


その方法でハクのお母さんを探すことにした。


その方法とは、、、「アオ~ン~アオ~ン~(訳  お母さんどこ~?)」ハクの遠吠えだ。


ハクのお母さんだったらわかるし、どこにいるかもわかる。なのでなんとかなるだろう。


しかし、問題はアンだ。


アンは人間で小さいので木の陰にかくれて見つけにくいのだ。


どうしようかとなやんでいると、


「ワオーンアオ~ン」とハクのお母さんから返事が返ってきた。


ハクと契約したからなのか、お母さんの遠吠えの意味がなんとなくわかる。


たぶん、「このバカ息子!探したんだから!!」だ。


いつの時代も、母は強しだな、、、。


私のお母さんを思い出して、少ししんみりしていると。


「こっちだって!」ハクが話しかけてきた。


「見つかってよかったわ!」


「ほんとにね。二人とも迷子ってしゃれにならん。」





声のした方へ向かうと、、、


大きな白いわんちゃんがいた。(いやいや、狼でしょ!?)


「母さん、はぐれてしまってごめんなさい!」


「そんなことより、怪我はない?だいじょうぶなの?その人間は?」


「怪我はアリスに治してもらったから大丈夫!っあ!この人間はアリス!僕の契約者だよ」


「はぁー!いつの間に契約したの?大丈夫なんでしょうね?」


「母さんも見えている通り、アリスには精霊の加護も聖獣の加護もある。

それに、僕を助けてくれたいい人だから大丈夫だよ!」


「こんにちは、ハクのお母様。アリスティア・ロッテンシュタインです」


「わかったわ。アリスちゃん、この子をよろしくね。」


「はい!ハクのお母様!!わかりました。ハクは私の方でしっかり面倒を見ますのでご安心ください」


「ハクって名前になったのね。いい名前だわ。ありがとうね。」


「いえいえ、こちらこそハクと契約できて家族になれてうれしいです!」


「あらあら、心配いらなかったみたいね。」



「ほらね!アリスはいい人間でしょ?」


「いい契約者をもったね、ハク。母さん安心したよ。アリスちゃんと世界を見ておいで。」


「ありがとう、母さん!」


「そういえば、ハクはお母さんと離れて寂しくないの?」


「少しさびしいけれど、会えなくなるわけじゃないから大丈夫だよ。」


「あっ!なら、ハクのお母さんもハクと一緒にくらす?」


「わたしは別にいいよ。ハクの父親と幻界で待っているよ。ハクとアリスちゃんもいつでもおいで。

そうだ、アリスちゃんの両親に会いたいな。ハクのことを話しておかなくては。驚いてしまうだろう?」


「ありがとうございます!よかったね!ハク。もうしばらく一緒にいれるよ。」


「アリス、僕と契約してくれてありがとう。これからずっとよろしくね!」


「こちらこそ、ずっとよろしくね!ハク」


「ところでハク、アンっていう女の子を知らないかしら?迷子になってしまって。

探しているのだけれど、なかなか見つからなくて。」


「それなら私がさがそう。このあたりの森には私が一番詳しいだろう。」


「ありがとうございます!」


「では、いくぞ。私の背中に乗って。」


「はい!」


「もふもふ~うふふふふ」


「アリス、壊れた?」


「失礼な!壊れてなどいないわ!すこし、もふもふしていただけよ!」


「ほんとか?」




ハクのお母さんの協力のもと、アンはすぐに見つかった。


「アン~!!」


「アリス!その大きな狼は?」


「私と契約したわんちゃんのお母さん!」


「(わんちゃん?どう見ても狼だけれど、、?)」


「私が、アリスちゃんの屋敷まで送っていこうか?」


「ありがたいのですが、魔法の絨毯の実験をしたいのでまたいつか!

ハクのお母さんは空は飛べますか?」


「もちろん飛べるが?どうしたのか?」


「では、一緒に飛んでいきましょう!!」


さっきと同じように、絨毯に風魔法と重力魔法を付与して、

落下防止のオリジナル魔法をかければ完成!


「できたわ!アン乗ってみて!」


「乗ったよ!」


「みんな、準備はいい?」


「「「いいよ(ぞ)」」」


「レッツゴ―!!」



ふわりと絨毯が浮かび上がった。


「わあ~すごい!!町が小さいね!」


「ほんとね!これならお屋敷に早くつきそうだわ」


「ハク、だいじょうぶ?」


「もちろんだいじょうぶだよ!」


「人にしては、面白いものをつくったね。これは興味深い。」


「やっほー!!」


こうして、私達四人(二人と二匹?)は無事にロッテンシュタイン家のお屋敷に着くことができたのです。

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