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ヤーミ視点です。
「うぅ、ぐ~や゛~じぃ~。こうなったら奥の手じゃ」
ヤーミ姫は、地団駄を踏んだ。姿が姿だけに玩具を手に入れられなかった子どもにしか見えない。
《何する気だ》
「こうするの!」
ヤーミ姫はそこらへんにあった食べ物を食べ始めた。
《やけ食いかよ‥》
そう思ったのも束の間ヤーミ姫がだんだん老けた。少女だったのが妙齢の女性になったのだ。
《おい!?ありえないだろ》
「神は食べねば老けぬ。食べることは生きることじゃからな。妾も神じゃから食べねば老けぬ。逆に食べれば老ける」
口元を拭いながらヤーミ姫は言った。
「今度は色仕掛けじゃ行くぞ。悟り」
《俺は嫌だ》
悟りはどこかに行った。
「気まぐれじゃの」




